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NPO・ボランティアサロンぐんま

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  • TEL:027-243-5118
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  • 開館時間
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2011年10月11日 (火)

特定非営利活動法人 パスの会

特定非営利活動法人 パスの会は不登校やひきこもりについて考え、支援し、学びや仕事の試行錯誤を楽しもうという団体です。

パスの会の歴史は長く、1987年、不登校の子供を持つ親の会「ぐんま登校拒否を考える会」からスタートし、2001年にNPO法人となりました。
今回はパスの会・理事長の山口さんにお話を聞きました。

パスの会では、不登校などの子供の居場所であるフリースペースや、そうした子供を持つ親の集まりである親の会を定期的に開いたり、講師を招いた講演会や、「踊らNIGHT」というダンスイベントなども開催しています。

そのほか若者の就労体験の場として2007年から「ヤング人材センター」を立ち上げています。これはシルバー人材センターのヤング版という位置づけで、“働かなくてはならない”というプレッシャーではなく、今できることから仕事を始めることで次につなげようというコンセプトで活動しています。

これに関連して、若者の自立支援のための自活支援アパートも運営しています。ここには家庭内での暴力や家に居づらい環境から一時的に緊急避難するためのシェルターの機能も持っています。

また、前橋市にある不思議なお店をボランティアスタッフという形で支援しています。不思議なお店では皆が好きな時に集まれる居場所としての機能も持っています。

活動を始めたきっかけは、家庭内暴力や不登校の子供を持つ親から相談を受けたことでした。相談を受ける中で、子供たちに学校以外の居場所の必要性を感じ、フリースペースを始めました。

関わっているスタッフは不思議なお店が約15人、ヤング人材センターが7~8人、親の会は10人、そのほかイベントや講演会の時にはその都度多くの人がスタッフとして関わってくれているそうです。これらスタッフの方たちは皆ボランティアで関わっています。

活動を続ける中での課題は、活動資金が不足気味という問題があるそうです。そのほか、パスの会の運営側の世代交代や後継者グループの育成などが今後の課題だそうです。

今後はヤング人材センターのNPO化などを考えているそうです。

山口さんは長く活動を続ける中で、大人は仕事以外の時間を次世代の時代の人たち、つまり子供や若者たちともっと過ごしてもいいのではないか。今の日本は仕事がほとんどであり、教育は学校に任せすぎである。地域の人たちのバラエティーが生かされる機会がもっとあってもいい、と語っていました。
 また、子供の学ぶ場がもっと多様であっていい、今の日本はまだこの辺が希薄である、公教育だけが教育ではなく、教育ももっと広い視野で考えてほしいそうです。

山口さんは、若い人たちが社会で体験する場の共有がもっとできればと語っていました。

■講演会のお知らせ
 パスの会では山形鉄道株式会社の野村 浩志社長を講師に迎え講演会を行います。
「働かなくてはならない」という精神的プレッシャーにあえぐ若者たちが増えている昨今、「こういう働き方もあるんだー。こういうエネルギーの使い方もあるんだよな。」と、なにかと重い仕事観が、ふとゆるむそんな瞬間があったらうれしいな、と思い企画したそうです。

 「野村社長の涙と笑いのものがたり」-小さな奇跡のおこしかた―
 講師  山形鉄道株式会社 公募社長 野村 浩志

10月16日(日)午後1時開場 午後1時半開演 群馬会館・広間
会費 1,000円(会員 700円)ハンディ割引・学生 500円、お子さん無料

(佐藤)

2011年9月29日 (木)

不思議なお店

不思議なお店は不登校や引きこもりなどの若者を支援しているNPO法人 パスの会が後援する消費者参加タイプのお店です。2005年12月にみかん箱に板を乗せて、手持ちの品物を売るところから始まりました。

お店は前橋市の商店街の中にあり、手作りの品やフェアトレード商品などを扱っています。

不思議なお店

お店を開いたきっかけは、前橋市の街中アート事業の補助金を受けたグループから、スペースが空いているので協力してほしいとの誘いを受けたことがきっかけで始めました。

不思議なお店は不登校や引きこもりなどの若者を支援することを目的としており、手作りの商品を作ったり仕入れを担当したり、また、店長が日替わりなど、それぞれの人が自分のできる範囲で係われるお店となっています。

またそれだけでなく、みんながいつでも気軽に集まれる居場所としての機能も持っています。

扱っている商品は、手作り品、フェアトレード品、古着、着物、骨董、輸入物など非常に幅広い、バラエティーに富んだ内容となっています。また、夏季限定でかき氷、冬季限定でトリュフチョコも扱っています。

日替わり店長やスタッフなど直接係わっているメンバーは若者から年配者まで幅広く約20名おり、そのほかにも手作り品の委託をしている人などを含めるとさらに多くの人が係わっています。

スタッフは基本的にボランティアですが、若者に対してはアルバイト代が出ています。

課題としては最近、商店街の元気がなく人通りが減ってきているので、新たなお客さんをいかに増やすかと、さらにお店を魅力的にするための商品の充実などがあるそうです。

不思議なお店はこうした活動を通して、就職前の段階として社会に出るためのワンステップとなればと考え活動しています。

将来的にはヒット商品が生まれて若者により多くの時給を出せるように売上げを上げたいそうです。

不思議なお店では、いろいろな人が集まる、消費者参加型の店にしたいということで、どんなことでもいいので興味を持ったら一度、お店に来て、買い物でも寄付(手作り品の出品も含めて)でも、ボランティアでもいいので来てほしいそうです。

□住所
 群馬県前橋市千代田町4丁目18-3

□営業時間・定休日
 午後2時頃~6時30分頃まで。 毎週水曜日はお休みです。

□問い合わせ
 Tel 027-232-9642
 E-mail メールを送る

(佐藤)

2011年8月19日 (金)

プラム作業所(NPO法人障碍者サポートセンター安中プラム)

プラム作業所は特定非営利活動法人 障碍者サポートセンター安中プラムが運営する、精神障碍者のための共同作業所です。プラム作業所は障碍者の社会的自立を目指す福祉的就労、生活訓練の場となることを目的としています。

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活動について、プラム作業所・施設長の鈴木 敏正さんにお話を伺いました。

プラム作業所はもともと家族会が運営していましたが、2007年にNPO法人となりました。安中市から委託を受けています。

主な作業内容はホチキス針の箱詰め、畑仕事、チーズケーキ・どら焼き作り、メール便、その他軽作業などで、このほか市から委託を受けて週2回、公園の清掃作業なども行っています。

ホチキス針の箱詰め作業
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チーズケーキやどら焼きについては品質を安定させるため、スタッフがメインで作っているとのことです。

チーズケーキとどら焼き
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利用者は現在16名(うち女性5人)の登録があり、平均約9名が作業を行っています。年齢は19~68歳と非常に幅広い方が利用しています。スタッフは4名(うち女性3人)おり、市からの有償で働いています。

開所日は毎週、月曜日から金曜日、時間は午前9時~午後3時となっています。

松井田近くにある農園
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そのほか月1回、イベントデーが設けられており、みんなで楽しんでいるそうです。将来的にお金がたまれば、韓国などへ旅行にも行きたいと考えているそうです。

プラム作業所へは安中市にある精神障碍者向けの相談窓口である、地域生活支援センター“ヌア・リーベ”からの紹介で来る人が多いそうです。

運営している中での課題をお聞きしたところ、本来プラム作業所は一般社会へ出るための通過地点であるべきなのだが、現状は最終地点、居場所になってしまっているとのことでした。これは利用者がここを気に入って離れていかない事、社会の受け皿がまだ限られていることなどがあるようです。

鈴木さんは、ここは通過地点として、後々は一般社会に出ていけるようになってほしいと語っていました。

今後の目標としては受け入れ人数を増やしたいそうです。そのためには障碍者への仕事も増えてほしいと語っていました。

(佐藤)

2011年8月 3日 (水)

特定非営利活動法人 ラポールの会

特定非営利活動法人 ラポールの会は青少年の自立支援や若者の就労自立支援、子育て支援を行っている団体です。今回はラポールの会・理事長の田中さんにお話を伺いました。

ラポールの会は不登校や引きこもりに悩む若者や親からの相談を受けたり、育児に悩む親からの育児相談などを受けています。また職場での人間関係などに悩む社会人などからの相談も受けています。このように相談対象としている人は小さな子供から大人までと、とても広くなっています。

当初は不登校の子供を対象とした自立支援を行っていましたが、田中さんは活動を続けるうちにこうした子供たちの将来の受け皿が非常に少ないことを危惧していました。また、そもそも不登校になる前に何かできないかと考え、NPO法人 ラポールの会を立ち上げました。

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現在では精神不安や軽度の精神障害などの対象者のための「ひだまり教室」という自立支援を行っていたり、若者の短期就労体験として群馬県藤岡市と提携したり、河川や道路の清掃作業などを行ったりしています。また、希望する人には精神療法の施術もしています。

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このほか田中さんの持つ農園で農作業を行ったり、自立トレーニングとしてめだかの飼育を取り入れています。めだか学園と名付けられたこの取り組みによって、育てる楽しさや命の大切さ、働く喜びなどを体得させ、自立への意識や意欲を呼び戻したいと思っているそうです。

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長年子供や若者と接するなかで、近年の特徴として自己表現のできる子と、そうした子に追従する子とはっきり分かれてきているそうです。またそうした集団になじみたくない子もいるそうです。
問題なのは後者の声を上げない、おとなしい子が教師などからもほおって於かれてしまうことだそうです。

活動する中で課題として、活動資金の問題を挙げていました。東京や大阪などの大都市と比較して、地方では企業の資金提供の理解がまだ弱いそうです。この問題は多くのNPOでも共通していると思います。

田中さんは長年幅広い年齢層、様々な人とかかわる中で、人にレッテルを張ってはいけないと感じているそうです。世の中には様々な人がおり、そうした様々な人を認めるべきと語っていました。

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(佐藤)

2011年8月 1日 (月)

特定非営利活動法人 キャリア倶楽部

特定非営利活動法人 キャリア倶楽部は群馬県で若者のキャリアサポートを行っている団体です。

現在、厚生労働省は全国各地にフリーターやニート状態の若者を支援する「地域若者サポートステーション」の整備を進めています。キャリア倶楽部はその委託を受け、群馬県内2か所に「ぐんま若者サポートステーション」と「東毛若者サポートステーション」を開いています。

今回は前橋市の前橋テルサ5階にある、ぐんま若者サポートステーションにお伺いし、キャリア倶楽部の太田 和雄 理事長にお話をお聞きしました。

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ぐんま、東毛若者サポートステーションでは、おおむね15歳から39歳までの若者ひとり一人の状況に応じ、包括的、継続的に職業的自立を応援する活動を行っています。また、若者の状況に応じて進学を勧めるなど、就職支援だけでなく人生の進路をサポートしています。

具体的には就職活動のサポートとして、相談、履歴書の書き方、面接の練習などを行っています。また、このほかにもストレスマネージメントやコミュニケーション講座を開くなどしています。また、若者本人だけでなく、その保護者や関係者からの相談も受けています。

今までにぐんま・東毛の両若者サポートステーションを合わせて、のべ1万人を超える方が利用しています。現在、登録者は約1,100人おり、そのうち半分の約500人は進路が決まっているそうです。

このほか高校生を対象とした、幅広い業種の職業人を招いたセミナーを開催したり、また、親を対象としたセミナーを開くなど、さまざまなサポート活動を行っています。このように、NPOとしては若者のキャリア支援に徹底しているそうです。

課題としてはPRを挙げていました。現状でも行政の広報やFMラジオでの放送、県内の民生委員に対して説明会を開く、また口コミなど様々な方法を取っています。
ハローワークとも違うここの活動を悩んでいる若者に知ってもらうために、さらに良い方法はないかと常に考えているそうです。

最後に、太田さんは進路のことで迷っていたら1人で悩まず、ぜひ相談してほしいと語っていました。

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(佐藤)

2011年7月31日 (日)

特定非営利活動法人 ジョイニングハート(みなかみ町)

~水をキーワードに海外支援~sweat02

利根川の源流に住む自分たちができることは何か!と、

自立支援を目的とした水事業を、カンボジアから始めた

NPO法人です。

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前田善成事務局長は、現金を送るだけでは不十分。

現地の人が、経済的に自立して生活できるように支援

していくことがいかに重要かを説きます。

Img_1973 前田善成事務局長

井戸掘削後の維持管理が難しいことは、どの地域を支援

しても聞くことですが、そのために、井戸の維持管理人を

定期的に派遣しました。

その際、井戸の周辺に町ができ、飲食店ができていたことに

本当に感動したそうです。

そこを始点として町ができ、現地の人の仕事につなげる。

”支援の先に雇用が生まれること”が一番大事だと、力説します。

Img_1976_3 Img_1977 nonki 店内

もう一つ自立支援を目指す活動に、フェアトレード商品の

輸入・販売があります。(フェアトレードショップ nonki

 *フェアトレード:一番身近な海外支援と言われ、発展途上国の製品を

          公正な価格で取引し、生産者の経済的自立を支援すること。

Img_1972_2 ベトナムの製品

 
  
ベトナムホーチミン市のNGOストリートチルドレン友の会の

職業訓練製品をフェアトレードで買い取り、販売しています。

実際手に取って見ると、品物がしっかりしていて、縫製も丁寧で

驚きました。 

フェアトレードでも製品の完成度が高いということは重要で、

品物がしっかりしているので、必ず売れるとのことです。

「買う人も寄付金になるのだから」と言う考えでは、

継続した活動にはならないと、私も教えられました。

Img_1981 カンボジアの製品もあります。

地元みなかみ町での活動は、水紀行館から水上駅までの間の

ごみ拾いを、定期的に行っています。

他にも、”なぐるみカフェ”も運営しており、小野里理香理事長が

料理の腕をふるってくれます。

Img_1965 Img_1967 なぐるみカフェ

また、足元(地元の活動)がしっかりしていてこそ、

海外へ活動が広げられる。という思いがあるから、

何をどうやったら地元(みなかみ町)に反映できるか

をいつも念頭に置いているとのことでした。

前田事務局長は、「活動に”ブレ”が無いから人が集まり

つながりができる。必要と思い、また、やりたいと言う

気持ちがつながっていけば、できないことを

可能にする。」と話してくれました。
                         
                          by 齊藤

特定非営利活動法人ジョイニングハート
理事長 小野里理香

〒379-1314
群馬県利根郡みなかみ町下津1819-1
TEL/FAX 0278-25-3049

アンテナショップ nonki
フェアトレード責任者 片野泰子

〒378-0053
群馬県沼田市東原新町1837-3

2011年7月19日 (火)

太田市・市内被災者支援活動

海の日の7月18日(月)、群馬県太田市・尾島行政センターで特定非営利活動法人 ウイングおじまや特定非営利活動法人 オトナリサンをはじめとした皆さんによる、市内に避難している被災者の方へ生活用品の配布と手打ちそばをふるまう催しがあり、多くの人が訪れました。

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当日は朝から気温が高く、会場玄関前では10時半の開場前からかき氷がふるまわれていました。

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キッチンではそば打ち担当の約10名の方たちが朝から手打ちそばを作っていました。隣の部屋では朝8時半から薬味やめんつゆを氷水で冷やすなど準備をしていました。

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会場のホールには多くの市民の方から集まった、生活に必要なものが一通り揃うほどの様々な生活用品が用意されていました。

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このほか、会場内に持ち込めなかったベッド2台とタンス2個が写真で紹介されていました。

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主催者のあいさつの後、10時半に開場されると続々とホールに人が入り、必要な生活用品を選び段ボールなどに詰めていきました。

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また、会場の外では竹とんぼの作り方を学べるコーナーもあり、子供たちが熱心に教わり作った竹とんぼをさっそく会場内で飛ばして遊んでいました。

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開場から30分ほどたったころ、自転車23台(うち子供用1台)・洗濯機1台・扇風機4台の抽選会が始まり、当選した方は喜びながら商品を受け取っていました。

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被災者の方々が一通り生活用品を選び終わりお昼が近くなった頃、2階の会場で朝から作られていた手打ちそばとそうめんが茹で上がり、皆さんにふるまわれました。

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そばを食べ終わり、会場を後にする被災者の方々に、地元太田市の農家の方が収穫した、大量のじゃがいもが手渡されました。また、水風船も配られ子供たちが好きな色の水風船を選んでいました。

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これとは別に特定非営利活動法人 つばさから、現地の被災者のための帽子50個がウイングおじまに渡されました。

会場を訪れた被災者の方は最終的に170人にも上りました。

(佐藤)

2011年6月12日 (日)

NPO法人工房あかねが長野県伊那市で展示会

高崎市のNPO法人工房あかねは、長野県伊那市西春近の伊那食品株式会社敷地内の、かんてんパパホールで6/6~6/9、「OTUMUTEN展」(おつむてんてん)を開きました。

個性的な色使いの絵を中心に、粘着テープをキャンバスにした絵や、動物を描いた緻密な版画、針金で作った10センチ大の恐竜のオブジェ、昨年、パリで開かれた展覧会に出品された人物画等、群馬県内の知的、身体、精神障害者ら20人の絵やオブジェなど約100点が展示されました。

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工房あかねの理事が長野県出身の知り合いから同ホールを紹介されたのがきっかけで、昨年もここで作品展を開きました。

スタッフで、絵を教えている前島さんは、期間中は知り合い宅に滞在し、交流を深めました。

「このホールは作品の展示販売が許され、障害者支援につなががり、今後も継続したい」

「芸術の中では障害の有無は関係ない。芸術はコミュニケーションの手段にもなっている」

と話していました。

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信濃毎日新聞で紹介されました。

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2011年5月16日 (月)

NPO法人 日本福祉教育研究所(渋川市)

平成13年に設立されて以来、年6回の「人塾」と年2回(春秋)の

特別「人塾」を継続して開講しているNPO法人です。

sharp「人塾」:講師を招き1時間半の講演と1時間程度の懇談会の2部構成の学習会

全国から多彩な講師を招き、その顔ぶれには本当に驚かされます。

その人脈について妹尾信孝代表に聞いたところ、妹尾さんが新聞や

テレビなどで、「この人はいい話をしている。」と思う人に直接会いに行き、

講演を依頼すると言う、とてもシンプルな方法で、面会できるのは6割

だそうです。

謝礼は交通費程度しか支払えないにもかかわらず、活動に賛同し

引き受けてくれます。

半分以上の講師は、交通費も日本福祉教育研究所に活動資金にと

寄付してくれるそうです。

その人柄の明るさが人を呼び、招いた講師から大学での講義を

依頼されたり、講師の人が会員になったこともあります。

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そんな妹尾さんですが、出生時の状況で言語と四肢に障害があります。

しかし、ハンディを乗り越え教員免許を取得し、養護学校臨時教諭や

福祉施設職員として勤務してきました。

また、自らも依頼があれば、小中学校や高校、団体で精力的に講演活動

をしています。

妹尾さんはマイクを使わず身振りで表現しながら、体を使って語りかけます。

言葉が不明瞭な部分は「心の耳で聞いてください」と言います。

私も取材に少し不安を覚えましたが、妹尾さんの言う通り「心の耳で聞く」ことに

集中するよう心掛けました。

妹尾さんの真摯な思いが伝わってきて、話に引き込まれ、妹尾さんの言葉が

ストンと胸におちていきました。

活動を通して目指しているのは、「心豊かな人づくり」です。

「人塾」は10年間で61回を数えます。

「継続は力なり」と言う言葉が浮かぶNPO法人でした。

                                  by齊藤

連絡先・お知らせ・詳細はこちらのHPへ⇒http://www5d.biglobe.ne.jp/~fukusi/

2011年5月 1日 (日)

NPO法人赤城自然塾活動報告会

4月30日、前橋市粕川町にあるサンデンフォレスト・森の教室にて、

NPO法人赤城自然塾活動報告会が行われ、

環境団体・行政職員・赤城自然塾会員・企業など約150名が参加しました。

サンデンフォレストは、自動販売機やショーケースなどを作る企業ですが、

自然環境と企業活動の共存を目指して、

民間では初めて、近自然工法を導入して設計されています。

赤城自然塾の事務所はその中にあり、

現在会員は138名、そのうち10名がサンデンの職員だそうです。

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このイベントは本来は、3月13日に開催される予定でしたが、東日本大震災のため、延期されていました。

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午前中は、サンデンの工場の周囲に設けられた散策道で自然観察会が行われ、普段は通り過ぎてしまう植物について、ガイドさんから説明を受けました。

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午後は「広域連携による環境教育プログラムづくりと実践」3年間の軌跡と今後の展開

ということで、過去の様々な活動の報告がありました。

詳しくは赤城自然塾HPをご覧下さい。

http://www.akagicge-shizen.com/

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赤城自然塾は、3年間の地球環境基金助成金事業終了にあたり、外部評委員から「評価A」を受けています。

今後の活動のビジョンfuji

環境教育プログラムづくりと環境に配慮できる人材の育成

赤城地域の環境課題の解決と環境保全

現教職員からは、環境教育・学習の拠点として、学校教育にも協力してほしいという要望もきかれました。

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(伊藤)