特定非営利活動法人 キャリア倶楽部
特定非営利活動法人 キャリア倶楽部は群馬県で若者のキャリアサポートを行っている団体です。
現在、厚生労働省は全国各地にフリーターやニート状態の若者を支援する「地域若者サポートステーション」の整備を進めています。キャリア倶楽部はその委託を受け、群馬県内2か所に「ぐんま若者サポートステーション」と「東毛若者サポートステーション」を開いています。
今回は前橋市の前橋テルサ5階にある、ぐんま若者サポートステーションにお伺いし、キャリア倶楽部の太田 和雄 理事長にお話をお聞きしました。
ぐんま、東毛若者サポートステーションでは、おおむね15歳から39歳までの若者ひとり一人の状況に応じ、包括的、継続的に職業的自立を応援する活動を行っています。また、若者の状況に応じて進学を勧めるなど、就職支援だけでなく人生の進路をサポートしています。
具体的には就職活動のサポートとして、相談、履歴書の書き方、面接の練習などを行っています。また、このほかにもストレスマネージメントやコミュニケーション講座を開くなどしています。また、若者本人だけでなく、その保護者や関係者からの相談も受けています。
今までにぐんま・東毛の両若者サポートステーションを合わせて、のべ1万人を超える方が利用しています。現在、登録者は約1,100人おり、そのうち半分の約500人は進路が決まっているそうです。
このほか高校生を対象とした、幅広い業種の職業人を招いたセミナーを開催したり、また、親を対象としたセミナーを開くなど、さまざまなサポート活動を行っています。このように、NPOとしては若者のキャリア支援に徹底しているそうです。
課題としてはPRを挙げていました。現状でも行政の広報やFMラジオでの放送、県内の民生委員に対して説明会を開く、また口コミなど様々な方法を取っています。
ハローワークとも違うここの活動を悩んでいる若者に知ってもらうために、さらに良い方法はないかと常に考えているそうです。
最後に、太田さんは進路のことで迷っていたら1人で悩まず、ぜひ相談してほしいと語っていました。
(佐藤)
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