前半の活動報告では、各センターがそれぞれの特色を活かして取り組んでいる事例が紹介されました。中には、前回6月のスタッフ情報交換会をきっかけに、新たな事業に取り組んだという報告もありました。
後半のグループワークでは、それぞれのテーマについて話し合った後、その内容を全体で共有しました。その内容を具体的な事例とともにご紹介します。
① テーマ「つながりパート2」
多くのセンターから、「なかなかつながりが広がらない」「特に若い世代にどう関わってもらうかが課題」という共通の悩みが挙げられました。
その中で、Mサポ(前橋市)が毎月開催している交流の場「Mサポコモンズ」が、参加者から好評であるという事例が紹介されました。学生や若い世代に関わってもらうためには、「ゆるくつながれる場」「意見が言える場」「活動に貢献できる場」があることが大切ではないか、という意見が出ました。
また、ソシアス(高崎市)で毎年開催されている「NPO・ボランティアフェスティバル」では、実行委員会形式で準備・運営を行うことで、団体同士の交流が深まり、市内4大学の学生も加わって主体的に関わっているという事例が紹介されました。
さらに、渋川社協が毎年開催している「つながるフェスティバル」は、立場や世代、分野の垣根を越えたイベントで、多くのボランティアが参加している事例として関心を集めました。
他センターの取り組みを参考に、「自センターでも交流会を開催した」「今後やってみたい」という前向きな声も多く聞かれました。
② テーマ「情報発信」
紙媒体に加え、SNSなど多様な発信手段がある中で、郵送費の値上がりもあり、どのセンターにとっても関心の高いテーマとなりました。
Mサポ(前橋市)などでは、紙での発信は最低限にし、メルマガやSNS(Instagram、Facebookなど)を中心に活用している事例が紹介されました。発信相手によって手段を使い分けたり、若いスタッフに発信を任せるなど、効果的に活用するための工夫も見られました。
ぱる(玉村町)では、公式LINEを活用してこまめに情報発信を行う一方で、ニュースレターは手渡しする機会も多いとのことでした。センターに足を運んでもらうことで、対面でのコミュニケーションが生まれ、雑談の中で新しいアイデアにつながることもあるという事例が紹介され、紙媒体や対面の価値が再確認されました。
そのほかにも、コミュニティFMの活用、地元タウン誌への掲載、回覧板での周知など、各センターならではの工夫が紹介されました。
また、今年初開催の「スポフェス」(NPO・ボランティアサロンぐんま)では、多くの若者が参加しましたが、参加者の多くが「口コミで知った」と回答したことも、印象的なエピソードとして共有されました。
各センターが、それぞれの特性や目的に応じて、試行錯誤しながら情報発信に取り組んでいる様子がうかがえました。
最後に、一人ひとりが感想を述べて、情報交換会は終了しました。
「他のセンターの話が聞けて参考になった」「よい刺激になった」「新しいことに挑戦してみたい」といった前向きな意見が多く寄せられました。
中でも、「センターの基本は『ふれあい』」「行政の人にとっても住民にとっても気軽に立ち寄れる場になるよう、雰囲気づくりを大切にしている」というお話が、印象に残りました。
センタースタッフ情報交換会を終えて
今回は久々のオンライン開催だったため、事後アンケートでは開催方法についても意見を伺いました。その結果、「今後もオンラインを活用していきたい」という声が多く寄せられました。
一方で、「やはり直接会いたい」「久しぶりのZoomで不安だったが、使ってみたら思い出した」「時々オンラインで使う機会があるとよい」といった声もあり、オンライン開催ならではの課題と可能性の両方が見えてきました。今後は、スタッフ情報交換会やセミナーの目的に応じて、最適な開催方法を検討していきたいと考えています。
今後も、群馬県内の市民活動支援センターや協働担当課同士のつながりを深め、各市町の市民活動の活性化、そして県全体の活動の広がりにつなげていきたいと考えています。
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