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NPO・ボランティアサロンぐんま

  • 〒371-8570 群馬県前橋市大手町1-1-1 県庁昭和庁舎1階 TEL:027-243-5118 FAX:027-210-6217

サロン業務のご案内

  • ボランティア募集・ボランティア活動希望・NPO相談・イベント情報などサロンの日常をお伝えしていきます。 群馬NPO協議会は群馬県よりNPO・ボランティアサロンぐんまの運営を委託されています。

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  • 2023年4月1日 開館時間 平日10:00~19:00、土曜日10:00~17:00、日曜日、祝日、11月全館閉館日、年末年始は閉館となります。
  • 荒天時(特別警報発令時、大雪等の場合)には休館となる場合があります。

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2024年3月14日 (木)

つながりマルシェvol.8~身近にできる社会貢献活動、大募集~

2024年3月2日(土)、東京都中央区にある協働ステーション中央で開催されたつながりマルシェを見学に行きました。

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協働ステーション中央は、NPO法人NPOサポートセンターが中央区から委託を受けて運営している中間支援センターです。

NPOやボランティア団体などの市民活動団体、町会・自治会と公益活動を実践する企業が地域課題解決に向けて行う事業の支援と、団体間の連携と協働をコーディネートしています。

20240302_140327協働ステーションの事業について詳しく説明してくださったスタッフの西村さん。当日ご多忙のところ、ありがとうございました!

つながりマルシェは協働ステーション中央/中央区が主催する、NPO・地域・企業の活動と区民をつなぐマッチングイベントです。

今回の参加は中央区で活動する市民活動団体、企業の合計31団体が出展しました。

コロナ禍のため、対面開催は4年ぶりです。昨年までは動画を作成し、ケーブルTV局で放映したそうです。

会場内ではそれぞれの団体の活動を紹介するブースが設置され、パネル展示やグッズの販売など、日頃の活動発表の場にもなっています。

興味をもった団体と気軽にコミュニケーションできるので、新たな出会い、協働に関するマッチングの機会となっています。

企業、学校との連携やボランティアの募集など、団体の方から直接聞かせて頂いた活動内容が興味深く、なかなかすべてのブースを回ることはできませんでした。

国際協力NGOや地下鉄付近のバリアフリーマップ等、群馬ではあまりない活動を知る機会になりました。

またブースでの活動紹介だけではなく、グッズの販売は参加者にとっても気軽に寄付できるきっかけとなるので、このような場が群馬でも開催できたらよいな、と思いました。

~出展団体の一部をご紹介~

tulip認定NPO法人シェア

国際保健NGO。活動地域はカンボジア、東ティモール、タイ、エチオピア、南アフリカ。

使用済切手、書き損じハガキ、テレホンカード、古本の回収により査定額が寄付となり、

活動地域での母子保健、医療などの健康支援につながる。

寄付された物品の整理はボランティアの協力で行っている。

また、東ティモールのフェアトレードコーヒーの販売も行っている。

https://share.or.jp/index.html

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団体ロゴ―、スタッフのTシャツなどテーマカラーの赤が一目を引く

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tulipNPO法人リーブ・ウィズ・ドリーム

障がいのある方、介助者の方、ベビーカー使用者にとって歩きやすいまちをテーマに、区民がまち歩きをしてバリアフリーマップを作成。まち歩きはボランティアの協力で行っている。

https://www.lwd.tokyo/

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代表の金子さん

20240302_143548現在、千代田区、中央区、中野区のマップがある。地下鉄、トイレ、エレベーターなど詳細な情報が掲載されている

appleNPO法人ピーススマイル協会

若者の自殺とうつを予防する活動を行う。居場所づくりや学習支援、LINEによる悩み相談、中高校でのワークショップ開催など。子ども、若者に関わる人向けの自己肯定感を回復する子どもへの接し方講座も行っている。

https://p-smile.org/

20240302_141524左:代表 越智さん 右:ボランティアの方々 仕事の傍ら活動のお手伝いをしています 

tulip中央エフエム株式会社

中央区のコミュニティラジオ局。震災発生時には防災ラジオとしての役割を担う。

中央区の市民活動団体を紹介する番組枠があります。地域密着型の連携、いいですねcatface

http://fm840.jp/index.html

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tulip中央区社会福祉協議会

区中央内に事業所を持つ企業・社員の方の、地域貢献活動や社会貢献活動への支援を行っています。

中央ぷらねっと:中央区内に拠点を置く有志企業と中央区社会福祉協議会ボランティア・区民活動センターで構成されで構成された組織で、平成6年に発足。企業同士の情報交換にとどまらず、ワーキンググループ活動など、「地域と共に歩む」ことをコンセプトに、参加企業が主体性を持って区内で様々な地域貢献活動を企画・実施しています。

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tulip&キッズ

団体や地域の課題解決を子どもたちに提案してもらう授業を小学校で行っています

地元の商店街と連携して行った探求型キャリア体験の様子が展示されていました。

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apple月島荘

月島にある企業寮で、複数企業の若手社員のためのシェアハウス。

若手社会人と地元の高校生・大学生が交流する「価値観貿易」という活動を行っている。

活動を担う高校生の自主性を尊重しています。

https://www.tsukishima-sou.com/

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tulipNPO法人日本キャリア開発協会

キャリアカウンセリングの普及・啓発、カウンセラー養成、学校・企業などへのキャリア支援サービスの提供を行っている。

https://www.j-cda.jp/

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独自に開発された教材 人生すごろく「金の糸」

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就職活動をする学生が自分のことがよく分からないという悩みをきっかけに開発された、ゲーム形式の自己理解支援ツール。

「小学校時代を振り返る」というテーマで体験してみました。ゲームを楽しむだけでなく、カウンセラーの方が寄り添い、自己肯定感を上げるような声かけをして下さるのがよかったです。

tulipEdo All United株式会社

東京の中心に、世界にインパクトを与えるサッカークラブを作ることを理念に設立された社会人サッカークラブです。

子どもたちにも夢や目標を追いかける機会として、子どもを対象とした大会を地域と協力して開催しています。協賛企業は主に口コミで訪問しているそうです。協働団体募集中です。

https://edo.jp/

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選手の方、事務局の方と。グッズのTシャツとタオル

tulipつながりマルシェ特設サイト

 https://kyodo-station.jp/mihonichi2023#mihonichi2023_top

tulip協働ステーション中央

 https://kyodo-station.jp/

2023年12月28日 (木)

第2回「ぐんまにじいろウェルネスフェスタ」に行ってきました

2023年12月3日(日) Gメッセにて開催
一般社団法人ハレルワ主催による
第2回「ぐんまにじいろウェルネスフェスタ」に参加いたしました。

ハレルワさんは、群馬県初のLGBTQ支援団体です。
今回は、健康や美容をテーマとした協力企業によるブース出展と、交流会も行われました。

社会活動に積極的な大手企業がブース出展していることもあり、大変賑わっていました。

マルエドラッグ:健骨度測定・薬剤師相談
資生堂:肌診断・パーソナルカラー診断・メイク体験
エーザイ:キレイと元気を応援コーナー
産科婦人科舘出張佐藤病院:ちょっと聞きにくい婦人科に関する疑問や相談
JINS:メガネのオンライン試着似合い度判定、視力測定と販売
TOBEKOFFEE:コービーの試飲・販売 など

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マルエドラッグさんは、募金箱の全店設置や、今回のようなイベントを協働で開催したりなど深いつながりがあり、第2回の開催となったそうです。

特に社会活動が活発で、提携先のウエルシアが導入する「ウエルカフェ」に準じて
(過去の取材はこちらhttps://nposalon.kazelog.jp/npo/2023/09/post-92f7.html
「マルエカフェ」としてコミュニティスペースを配置しています。
また、地域のイベントにも参加し、先日は高崎市主催の食育イベントにも参加されていました。

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各企業ブースでもお話を聞きました。

印象的だったのは、企業側としても、LGBTQ+への理解、社員教育などを進めている中で、特に若手社員は自然に受け入れているが、年齢が高くなるにつれて、まだまだ理解が不足していると感じることもあり、これからも継続的に活動を行っていきたいとのことでした。

また、企業の中では、社会活動をする専門の部門や係があり、とても積極的に活動を行っているが、そういった活動の中では利益追求していないという企業もありました。

企業との協働での懸念材料でもある利潤といった部分で、あきらめたり、不信感を持ったりしがちですが、まずはしっかりと要望を伝え、対等な立場で協働を進めることができれば、お互いに大きな成果をもたらすことができるのかもしれません。

  

当日は交流会も開催され、当事者の方、支援者の方、さまざまな意見交換がされました。

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人それぞれ考え方は違いますが、理解することで世の中は変わります。
本来ならば悩まなくてもよいことで、つらい思いをされているのだとしたら、とても胸が痛みます。

自治体のパートナーシップ制度でパートナーとの生活を始めたと、とても嬉しそうに報告をされた方がいらっしゃいました。世の中の理解がより一層進むことを祈ります。

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一般社団法人 ハレルワ
〒371-0022
群馬県前橋市千代田町4丁目18−4 オリオン通り まちのほけんしつ内https://hareruwa.org/team/
さまざまな活動、相談、講演、企業連携など 詳しくはホームページへ。

  

2023年12月26日 (火)

「あめんぼroom」に行ってきました

◆まず、「こ・ふぁん」について

 群馬県ではすべての人たちが自由に表現できる社会を目指す中で、令和5年4月に「群馬県障害者芸術文化活動支援センター(こ・ふぁん)」が開設されました。

「こ・ふぁん」は、「NPO法人工房あかね」「NPO法人あめんぼ」「(一社)あったらいいなをカタチに」の3つの団体が協力して運営しています。

9月に群馬県庁32階にあるYAMATOYA COFFEEで開催された、イベント「アーツアンドカフェ」にお邪魔して、群馬県障害者芸術文化活動支援センター(こ・ふぁん)株式会社大和屋群馬県障害政策課の方々から、お話を伺う機会をいただきました。

その際の記事はこちら→【県庁32階YAMATOYA COFFEE32にて「アーツアンドカフェ」展 】

今回は「こ・ふぁん」を運営している団体の一つであるNPO法人あめんぼが桐生市内にオープンした「あめんぼroom」を訪問し、製品(作品)がたくさん展示されている中で、あめんぼの吉田さんにお話しを伺いました。

 

◆「あめんぼroom」について

 NPO法人あめんぼが、「ベーカリーカフェ・レンガ」別棟2階に設けた拠点で、あめんぼ作家と家族が地域の人たちと生み出したカタチを提案・提供する発信の場となっています。月1回のオープン日には、ここを目指してきた人、ふらりと立ち寄った人たちでにぎわうそうです。
(※毎月第1土曜日オープン。その他の日は事前予約制です。)

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 伝統的な建物を活用したカフェや店舗が多い桐生の町の中でも人気のベーカリーカフェ「レンガ」の2階に上がると、たくさんの製品(作品)が展示されていました。大胆な柄のバッグやTシャツ、アクセサリー等、オリジナリティあふれる製品の数々は、どれもあめんぼ作家の作品と、地元のアーティストや職人たちとのコラボレーションによって生み出されたものです。例えば「桐生手ぬぐい」は「あめんぼ」の作家の作品をモチーフに伝統的な製法「捺染」で作られています。地元の産業、伝統的な工法技術との出会いがここにしかない製品を生み出しています。

 吉田さんによると、農業県である群馬において、桐生は古くから手工業(織物)、商人の町であったこと、戦争でも空襲を免れたことなどから、古い町並みや伝統を守りつつ、新しいものを取り入れる文化的な土壌、背景があり、あめんぼが地域に根差した活動がしやすいのではないかということです。この「レンガ」の2階も、「レンガ」のオーナーがあめんぼの活動に共感して貸してくれたという経緯があるそうです。

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◆障害者芸術支援活動「NPO法人あめんぼ」について

 2013年に、あめんぼの作家の一人であるりんたろうさんと、桐生を拠点に活躍するデザイナー、金子義弘氏とのコラボレーションで震災復興チャリティTシャツを初めて製品化し、売り上げから寄付を贈ったことを機に、活動をスタート。

 2015年に桐生の「伊藤屋珈琲ファクトリー」で展覧会を開催するなどの活動を重ね、2021年に「NPO法人あめんぼ」を設立。現在、あめんぼの作家は12人、普段はそれぞれ特別支援学校や就労支援施設等に通いながら、定期的に集まって創作活動を行っています。住んでいる場所、年齢等は様々で、同じ思いを共有したメンバー(作家とその家族)が自然に集まったということです。

 活動を始めたことで、作家の家族、特にお母さんたちが元気になった、明るくなったという変化があったようです。普段、障害をもつ当事者の家族たちは、周りに謝ってばかりいたり、肩身の狭い思いをすることが多いという現状の中で、この活動を通して、本人が変わり、家族が変わり、まわりが変わっていくのを目の当たりにするといいます。吉田さんは「まずは半径5mを変えたい、そこからだんだん広げていく」と仰っていました。この活動を通して生まれた小さな変化がだんだん大きな変化となって、社会全体に広がっていくために、活動を応援したいと思いました。

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◆障害者×アート

 このようにあめんぼは、いろいろな協力者を巻き込みながら地元のアーティスト、企業、行政と連携して新しい活動、魅力的な製品づくりを進めています。吉田さんによると、普段障害者と呼ばれる作家一人ひとりのことを知ってもらう方法として、彼らの行為や表現をアートとして発信することが有効だと考え、一つひとつカタチにしてきた結果だと言います。

 障害者や様々なマイノリティを支える活動は、いずれ私たち一人ひとりに還ってくる活動だと吉田さんは言います。一人ひとりが創造性を発揮し、自由で幸せに暮らすために、これからもアートという手段を使って様々な活動に取り組んでいくという意欲がうかがえました。

◆行政・団体・企業との連携

 あめんぼでは、地元の企業等とも積極的に連携して活動しています。

 群馬県トラック協会で、交通安全や環境対策をモチーフに制作しているデザイントラックにも、あめんぼ作家の絵が起用されました。桐生の老舗運送会社である東群運送のトラックにりんたろうさんの絵が採用され、交通安全の標語とともに、たくさんの笑顔とそれを見守るモアイのイラストのデザイントラックが街を走りました。

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またこのデザイントラックを機に、交通安全のポスターにも、あめんぼ作家の絵が採用されたそうです。

◆こ・ふぁんとして

 吉田さんは、こ・ふぁんとしての活動を広げるためにも県内各所に出向き協力を求めていますが、障害者のアート(芸術)活動に対する反応は、地域によって様々だといいます。

まずは、受け入れられやすいかたちで、誰でも気軽に参加できる「ペイントワークショップ」「ドラムサークル」などのイベントを開催しています。「アートとは」と頭で考えるのではなく、まずやってみよう、感じてみようということで、障がいのある人もない人もみんな一緒に楽しめるイベントです。

Photo_4今後もペイントワークショップやドラムサークルのイベントが県内各所で開催されますので、ぜひ多くの人に参加してもらい、一人でも多くの人にこの活動が広がり、障害者のアート(芸術)活動への理解が進んでいってほしいと思います。

 

 ◆最後に、協働の難しさ

 吉田さんは、様々な人の協力を得ながら、また企業や行政、ほかの団体と連携して活動している中で、難しさを感じる場面もあると言います。

県の委託で運営している「こ・ふぁん」については、行政から事業や作品を評価する指標を求められ、戸惑うこともあると言います。また、県内の障害者就労支援施設等では、創作活動に理解を示しても、作品、製品を販売する際の対価に対する考え方に差があることが多いようです。

 それぞれ異なった立場、背景、価値観をもつ相手と一緒に活動を進めるためには、お互いの違いを理解した上で共通理解を見出し、地域性等も見極めながら、少しずつ歩み寄り、一つずつ丁寧に進めていく必要があります。そのためには大変な時間・労力がかかることが想像されます。

 先日話をうかがった「工房あかね」もそのような苦労を重ねて今があるというお話でした。あめんぼもその後を追いながら、同じ目標を掲げて一緒に活動を発展させていくことで、県内のアート活動が活発になり、障がい者に限らず私たち一人ひとりが尊重され、創造性を発揮できる豊かな社会につながっていくはずです。

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NPO法人あめんぼ
所在地:群馬県桐生市新宿3-6-25
H P : www.kiryu-amenbo.jpn.org

★あめんぼroom★
桐生市東久方1-1-55 ベーカリーカフェレンガ別棟2階
(※毎月第1土曜日オープン。その他の日は事前予約制)

群馬県障害者芸術文化活動支援センター(愛称:「こ・ふぁん」)
群馬県では、障がいをもつ人たちの芸術文化活動の普及を支援するため、今年度「群馬県障害者芸術文化活動支援センター(こ・ふぁん)」を設置し、「ネットワークの構築」「相談支援」「人材育成」などに取り組んでいます。

「NPO法人工房あかね」が事務局となり、「NPO法人あめんぼ」「一般社団法人あったらいいなをかたちに」と共同でセンターを運営しています。
http://gunma-artsupport.com/

 

 

2023年11月24日 (金)

【取材】「表現行為や芸術支援を福祉の軸に」NPO法人工房あかねさん

「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」が平成30年6月13日に公布、施行されたことから、現在43都府県44ヶ所に支援センター、7つのブロックに広域センターが設置されています。

群馬県は、令和5年4月に「群馬県障害者芸術文化活動支援センター(こ・ふぁん)」が開設されました。「こ・ふぁん」は、「NPO法人工房あかね」「NPO法人あめんぼ」「(一社)あったらいいなをカタチに」の3つの団体が協力して運営しています。

9月に群馬県庁32階にあるYAMATOYA COFFEEで開催された、イベント「アーツアンドカフェ」にお邪魔して、馬県障害者芸術文化活動支援センター(愛称:こ・ふぁん)株式会社大和屋さん、群馬県障害政策課の方々から、お話を伺う機会をいただきました。

その際の記事はこちら→【県庁32階YAMATOYA COFFEE32にて「アーツアンドカフェ」展 】

今回は「こ・ふぁん」の事務局を担っている「NPO法人工房あかね」さんと、工房あかねさんの運営するアトリエ「ART・ON(アート・オン)」を訪問。実際に表現活動を行っているところを見学させていただき、代表の小柏さんと朝岡さんからお話を伺いました。

「アート・オン」は、オープンアトリエスタイルの生活介護・就労継続支援B型の事業所で、表現活動支援を得意とする障がいをもつ人たちが通っています。対象は、18歳以上の知的・精神・身体障害のいずれかに該当する方が利用できます。

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▲エレベーターを降りると、さまざまな作品たちが出迎えてくれます。

中に入ると右側の大きな部屋では、色鉛筆で絵を描く人、PCに向かって絵を描く人、ゆびあみで編み物をしている人、ハサミで紙を切っている人など、それぞれが制作活動を行なっていました。

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伺った日は10月末だったことから、ハロウィンにちなんだイラストやお面がいくつも出来上がっていました。

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▼ちょうど目に入った大きな猿の絵。作者さんがいらっしゃったので、記念撮影に応じてくださいました。

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最近は、障がいをもつ人たちのアート作品や制作活動に対して「空気感が違ってきた」、「絵を観る側も変わってきた」と小柏さんは感じるそうです。

これまでは障がいをもつ人たちの芸術作品の展示会などに来場するのは、福祉関係の人がほとんどでしたが、県庁32階で開催された「アーツアンドカフェ」のように、一般の方の目にも触れる場所での展示会も増えてきているそうです。

障がいをもつ人たちのアートや活動が認められるようになったことを喜ばしく感じる反面、「アーティスト」や「アート作品」だけが独り歩きをすることや、知的財産権などの懸念もあります。

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「表現行為や芸術支援を福祉の軸」として、「当事者である、一人一人の作家、アーティストの幸せにつながっていくことが大切だと、小柏さん、朝岡さんはおっしゃいます。そのためにもセンターが果たす役割は大事だと考えます。

群馬県障害者芸術文化活動支援センターが発足して半年。まだまだ手探り状態であり、試行錯誤が続いているそうですが、行政や企業、地域とも協力し合いながら、「すべての人が自由に表現できる社会に向けて」事業が発展していってほしいと思いました。

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★工房あかねさんでは、画材や工作道具などの寄付も募っています。さまざまな材料や道具があることで、より豊かな表現活動につながります。これ使えるかも!と思う物がありましたら、下記のホームページから工房あかねさんにお問い合わせください。

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  • NPO法人工房あかね

所在地:〒370-0813 群馬県高崎市本町10-1イチカワビル4階

ホームページ:http://arton-akane.com/index.html

  • 群馬県障害者芸術文化活動支援センター(愛称:「こ・ふぁん」)

 群馬県では、障がいをもつ人たちの芸術文化活動の普及を支援するため、今年度「群馬県障害者芸術文化活動支援センター(こ・ふぁん)」を設置し、「ネットワークの構築」「相談支援」「人材育成」などに取り組んでいます。

 「NPO法人工房あかね」が事務局となり、「NPO法人あめんぼ」「一般社団法人あったらいいなをかたちに」と共同でセンターを運営しています。

 http://gunma-artsupport.com/

2023年11月 6日 (月)

群馬県官民共創ポリシープロジェクト

官民連携による社会課題解決を加速するための寄付基金
 
株式会社PoliPoliの運営する「Policy Fund」は政策を軸にした、企業等からの寄付基金です。
 
対象となる事業
・群馬県をフィールドとして実証実験を行い、社会課題の解決に向けた向けた取組の実現を目指す事業。
・「新・群馬県総合計画」に共感し、関連した社会課題の解決を目指す事業。

cloverプロジェクトについて

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000032735.html

clover群馬県官民共創ポリシープロジェクト募集要項

https://policy.fund/pdwNAAKy/20231102_2#fund

clover記者会見の記事

知事のページ - 群馬県ホームページ(メディアプロモーション課) (pref.gunma.jp)

clover群馬県戦略企画課のページ

https://www.pref.gunma.jp/page/615674.html

2023年9月25日 (月)

県庁32階YAMATOYA COFFEE32にて「アーツアンドカフェ」展

「群馬県障害者芸術文化活動支援センター」(愛称:「こ・ふぁん」)開設を記念して、群馬県庁32階YAMATOYACOFFEE32にて開催された「アーツアンドカフェ」について、「こ・ふぁん」群馬県障害政策課株式会社大和屋にお話をうかがってきました。

今回の「アーツアンドカフェ」展は、「群馬県障害者芸術文化活動支援センター」(愛称:「こ・ふぁん」)開設を記念して、『アーツとカフェは相性がよい!!』をキーワードとして開催されました。
「こ・ふぁん」は、障がいのある人が、地域の人々とともに芸術や文化に触れ、さらにいきいきとした日々を送れるよう、様々なかたちでお手伝いすることを目的に設立されました。今回の展示では、大和屋さんの協力のもと、お店のあちこちに作品を展示し、『こ・ふぁんブレンド』コーヒーを楽しみながら作品を鑑賞できる場となりました。

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「こ・ふぁん」を運営しているNPO法人工房あかねは、大和屋とは20年来のつきあいがあり、県庁に「YAMATOYA COFFEE32」がオープンした時から「何か一緒にやりたいね」と話していたところ、「こ・ふぁん」開設を記念して一緒にイベントをということで、今回の企画へと至ったそうです。作品展示に加え、今回期間限定で販売された『こ・ふぁんブレンド』は、大和屋の平湯社長自らがブレンドしたとのお話もうかがえました。

 今回のイベントについて工房あかねの小柏さんは「例えば美術館で展示をしても、美術に興味がある人と福祉関係の人しか来てくれないが、県庁32階で展示することでより多くの人に気軽に観てもらえる。」と話してくれました。

 大和屋としては、コーヒー豆の販売においても社会貢献、SDGsの観点から気候変動や児童労働といった課題が多いことに触れ、「今回のイベントを通しても、障がいへの理解・多様性への理解という会社の姿勢を示すことができると考えている」ということでした。

最後に、工房あかねと一緒に「こ・ふぁん」を運営しているのNPO法人あめんぼの吉田さんが、「アートを通すことでいろいろな垣根が取り払われやすい。アートはあくまで手段、きっかけに過ぎず、その先に日常、生活がある」「最終的な目標は、当事者とその家族が自由で幸せな生活を送ること」と仰っていたのが印象的でした。

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 「こ・ふぁん」の活動はスタートしたばかりで、今後も「アーツアンド〇〇」ということで、いろいろな分野とのコラボレーション企画が行われる予定です。
みなさん、お楽しみに♪

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「アーツアンドカフェ」開催概要 (※このイベントはすでに終了しています)
 期間:2023年8月26日㈯~9月10日㈰
 会場:群馬県庁32階 YAMATOYA COFFEE32
   主催:群馬県障害者芸術文化活動支援センター(こ・ふぁん)・群馬県
 共催:工房あかね
 協力:株式会社 大和屋
   

★群馬県障害者芸術文化活動支援センター(愛称:「こ・ふぁん」)について
 群馬県では、障害者の芸術文化活動の普及を支援するため、今年度「群馬県障害者芸術文化活動支援センター(こ・ふぁん)」を設置し、「ネットワークの構築」「相談支援」「人材育成」などに取り組んでいます。
 「NPO法人工房あかね」が事務局となり、「NPO法人あめんぼ」「一般社団法人あったらいいなをかたちに」と共同でセンターを運営しています。
 http://gunma-artsupport.com/

2023年9月19日 (火)

地域協働コミュニティスペース「ウエルカフェ」

spadeウエルカフェ~ウエルシアと地域包括支援センター桂萱による協働

ウエルシア薬局株式会社では、店舗のフリースペースを地域の人々の活動の場として開放する

「ウエルカフェ」という取り組みを行っています。

地域の方に、買い物のついでに気軽に立ち寄って頂き、会話を楽しんだり健康に役立つ知識を得られるような交流サロンです。

群馬県内では現在19店舗で開催しています。

2023年7月22日(土)、前橋西片貝店で開催されたウエルカフェを訪れました。

この日は夏休みになったばかりということもあり、親子連れが塗り絵を楽しんでいました。

Dsc_0790担当薬剤師の方が塗り絵を進めていきます

Dsc_0797ウエルシアのマスコット「うえたん」

ウエルカフェのもう一つの目的としてボランティア活動や自治会活動、地域支援事業等、地域の課題を解決するために非営利団体の方が行う活動のサポートが挙げられます。

現在まだ利用登録は少ないですが、今後NPO法人など市民活動を行う方々に利用を勧めたい、と

いうことです。

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ウエルカフェは「まちかどサロン 黄色いリボン」の事業の一環として生まれました。

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spadeウエルカフェについて

https://www.welcia-yakkyoku.co.jp/welcafe/index.html

spade利用案内について

https://www.welcia-yakkyoku.co.jp/welcafe/guide.html

diamond「まちかどサロン 黄色いリボン」とは

前橋市地域包括支援センター桂萱で生活支援体制整備事業として2年ほど前から開始した“黄色でツナガルプロジェクト”の一つ。

誰でも自由に活用できる地域の居場所づくり「黄色いベンチプロジェクト」や住み慣れた地域の中でほっと一息できる交流の場づくり「黄色いリボンサロン」を展開しています。

地域アウトリーチの一環として、地域の人が集まる場(店舗やカフェ、食の駅など)に

買い物のついでなど気軽に立ち寄れる場所にサロンを設置することを目指して始まりました。

高齢の方だけでなく、子どもも参加できるような内容になっています。

ウエルシアは黄色いベンチプロジェクトに協力した後、地域サロンを開始する際にプロジェクトの一環として「まちかどサロン 黄色いリボン」の名称を付けることにしたそうです。

ウエルカフェには年1回程度、地域包括支援センター桂萱が出張して開催しています。

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今年のまちかどサロン 黄色いリボンには、ウエルシア三俣店が参加しています

diamond黄色でツナガルプロジェクトについて

https://www.hoxon.net/test2/index.html

2023年9月 5日 (火)

株式会社ヨコオ×NPO法人みんなのおうえん団 協働のイベント

NPO・ボランティアサロンぐんまのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

Yokowoシルクアリーナ富岡で8月11日(金)に行われた、バスケ教室を訪問させていただいた内容になっております。

  

株式会社ヨコオ様がネーミングライツ契約をされている「Yokowoシルクアリーナ富岡」にて、太田市にホームアリーナをおくバスケチーム「群馬クレインサンダーズ」のコーチの方がバスケ教室を開催していました。

 

バスケ教室に参加していたのは、富岡市のバスケチームに所属している小学生の皆さんでした。

コーチの方々ととても楽しそうに、バスケを行っていました。

 

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このバスケ教室に「NPO法人みんなのおうえん団」様の学生部の方が、コーチの補助をしつつ、ボランティアとして参加していた健大高崎の高校生のサポートもされていました。

小学生と年の近いお兄さんとお姉さんである学生部の大学生、またボランティアの高校生の皆さんが一緒にバスケをするのは、小学生にとって良い経験になったのではないでしょうか。

また大学生が自主的に高校生のサポートをしている姿も、学生同士と大人の方とも信頼関係があるからこそ、大学生が中心となってサポートができるのだろうなと思いました。

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今後も株式会社ヨコオ様とNPO法人みんなのおうえん団様がどのように活動をされていくのか、気になりますね!


「NPO法人みんなのおうえん団」様

→HPはこちら

→当日の様子はこちらからでも!

2023年5月31日 (水)

「ウエルカフェ」身近にあるドラッグストアが、地域のコミュニティスペースに!

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2022年3月25日 (金)

敷島パークマネジメントJV × 株式会社エバーグリーン富士見 の協働

民間事業者同士のゆるやかな連携による課題解決・持続可能な資源活用の取り組み

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<協働の概要>

・指定管理者制度にて群馬県立敷島公園の管理運営を担う敷島パークマネジメントJV(以下、敷島PMJV)では、周辺地域の民間事業者と連携した4Rの取り組みを始め、環境に配慮した公園維持管理や経費縮減を推進している。

・年間を通じて大量に発生する落ち葉や運動施設天然芝の刈りカスといった公園の緑ゴミへの対応として、前橋市富士見町にて、果菜を中心に多種多様な野菜苗を生産する株式会社エバーグリーン富士見(以下、エバーグリーン富士見)と民間企業同士のゆるやかな連携(パートナーシップ)の下、エバーグリーン富士見の野菜苗生産に必要となる植物堆肥の原材料として、敷島PMJVが定期的に落ち葉等を無償で提供、その返礼としてエバーグリーン富士見が自社生産した花苗(約2,000苗)を毎年2回敷島PMJVへ無償提供するという持続的な関係を継続しており、2022年現在で7年目を迎えている。

・本取り組みは、緑ゴミを新たな価値を生む持続可能な資源として双方が活用していく地域循環共生圏の一端として、図らずも現代におけるSDGsの達成にも寄与すると考えており、今後も協働を継続することで地域社会への貢献を果たすものである。

◆協働のきっかけ等                                       

・公園の維持管理で発生する自然物の落ち葉や芝カスだが、廃棄物として処分が求められ、毎年高額な処分費用が発生していた。

 敷島PMJVは、日々回収する落ち葉等をゴミとして費用を払って処分するのではなく、有効活用できないか模索していた。

・エバーグリーン富士見は、自社の野菜苗生産に必要となる良質な植物堆肥の原料となる落ち葉等の安定確保を求めていた。

・公園利用者であったエバーグリーン富士見スタッフが公園内の落ち葉に着目、敷島PMJVとの交流の中で、お互いの抱える課題が整理されたことで、「公園から落ち葉等を提供し、花苗として還元する」というアイデアが生まれ、協働が実現した。

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園路に設置した花壇に花苗を植える

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スタッフによる花植え作業の様子

◆協働におけるメリット、相乗効果                                   

【敷島PMJV】

・これまで百万円単位の公園予算にて処分してきた物が、地域の民間事業者が求める資源へと転換でき、かつ経費縮減が実現。

・季節に応じて丈夫で長持ちする良質な花苗(5~6品種)を毎年提供頂ける様になり、花修景による公園の美観が向上。

【エバーグリーン富士見

・植物堆肥づくりの原材料を長期的かつ安定的、更に無償で確保できる方法が確立(当初徳島県から培土を運送していた)。

・群馬県外出身の社員が敷島公園を訪れる等のきっかけづくりとなり、群馬県に親しみを持つ社員が増加。

・県立敷島公園の花壇に社名が記載される細かな連携もあり、周辺地域住民や関係者に社名を知ってもらうきっかけに発展。

敷島パークマネジメントJV(県立敷島公園指定管理者)

 

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代表企業 ㈱オリエンタル群馬

構成企業 ㈱オリエンタルコンサルタンツ

/シンコースポーツ㈱/㈱富士植木

総括責任者 中埜 智親

住   所 前橋市敷島町66番地

理   念

①県民のスポーツ・レクリエーションの拠点としての役割を果たす。

②「文化」が集積する品格ある拠点としての役割を担う。

③地域間交流・世代間交流促進としてふさわしい拠点を目指す。

H   P https://www.shikishima-park.org/

株式会社エバーグリーン富士見

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代 表 代表取締役社長 竹内 勝 

住 所 前橋市富士見町石井78-14

事 業 野菜苗、花苗の生産、販売

沿 革 平成19年 ㈲竹内園芸(本社 徳島県)の群馬農場として設立

    平成20年 群馬第1農場完成

平成22年 群馬第2農場完成

    平成28年 群馬第3農場完成

平成30年 ㈱エバーグリーン富士見に社名変更

H P http://egf.co.jp/