中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ”2025 贈呈式
2025年5月30日(金)、中央労働金庫本店にて中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ”2025の贈呈式が行われました。1都7県から25団体が参加しました。
今年度 群馬県からの採択団体は以下の通りです。
助成1年目
・NPO法人ふれあいパーク岡成
養蚕が「つくりだす」冬虫夏草の原料開発事業化・福祉支援
絹糸に加工するため買い取ってもらえない規格外繭の再生利用
繭は加工し、中の蛹は菌を培養し冬虫夏草を育てる。
糖尿病等に効果のある健康食品として加工、販売
製造工程の繭の加工は、法人内に通所してくる高齢者、障害のある方、引きこもりの方が行う
・NPO法人カウンセリング&コミュニケーション・μ
社会とのつながりを目指した自信づくりと自己理解のサポート
不登校・引きこもり傾向にある若者は、就学後と就労の間の公的支援がない現状。
個別の支援をおこなうことにより、その人にふさわしい社会的自立を支援することを目的とする。また、対象者の家族への支援も行う。
助成2年目は以下2団体です。
・NPO法人群馬がんアカデミー
・NPO法人中之条コネクト
2024助成団体からの活動報告
・特例認定NPO法人そらいろコアラ(栃木県)が運営している親と子ども、妊産婦さんの居場所「そらいろポケット」の報告がありました。医療や福祉の専門家や学生、地域のボランティアの協力体制が整っている団体です。
「そらいろポケット」は妊産婦さんが相談や休息したり、子どもが遊んだり、食事や入浴などができる所です。妊娠・育児期に母親が地域から孤立してしまうと虐待等の不適切な養育が起こりがちです。そらいろコアラでは「そらいろポケット」の運営と、時には個別訪問を行うことでと不適切な養育の連鎖を食い止めることを目的に活動しています。
助成1年目に「認定NPO法人10代・20代の妊娠SOS新宿ーキッズ&ファミリー」という団体もあり、少子化である上に母親の孤立も深く、妊娠中の生活や子育てが困難になってきている現状を目の当たりにしました。
後半
参加団体との交流会
参加団体と中間支援組織がグループになり、交流会で情報交換を行いました。
地域で外国人居住者が増え、子ども食堂にも参加する人が増えてきた、フードパントリーに寄付するための食材を一時保管しておく倉庫がない、乳幼児の離乳食の子ども食堂を運営している…など
活動の課題や、県内ではまだ聞いたことのない活動など、貴重な情報を交換する機会となりました。
中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ” 過去の採択団体の情報など
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