2021年度トヨタNPOカレッジ「カイケツ」
詳細はこちら↓
https://www.toyotafound.or.jp/kaiketsu/2021/
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トヨタNPOカレッジ「カイケツ」の開講に先立ち、3月1日にキックオフシンポジウムを開催されます。基調講演には、トヨタ自動車で長く品質管理に携わってきたトヨタ自動車業務品質改善部古谷健夫氏に「トヨタの問題解決」の概要とその背景にある経営理念についてお話しなど、盛りだくさんの内容となっています。
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■ まちづくりに関係しているみなさん、必見です!!
7月8日(金)、特定非営利活動法人 日本NPOセンターが主催する「自治体職員のためのNPO講座 ~改めて考えるNPO施策の理論と実践~」が横浜市にある、かながわ県民センターで開催されました。
写真提供:日本NPOセンター
この講座は主に各自治体の市民活動担当になって2年目程度の方を対象とした内容となっています。
北は青森、南は鹿児島と全国各地から自治体職員の方を中心に約70名が参加しました。
レクチャーは4つに分けられ、そのテーマについてそれぞれ約1時間の発表が行われました。
以下、各レクチャーの内容です。
●レクチャー1/改正NPO法・認定NPO法人制度の概要と地方自治体への影響
講師:関口 宏聡さん(シーズ・市民活動を支える制度をつくる会
プログラムディレクター)
●レクチャー2/新しい公共支援事業と情報開示フォーマット
講師:吉田 建治(日本NPOセンター 情報主任)
●レクチャー3/新しい公共支援事業への期待と対応のあり方
事例1:城野 仁志さん(山梨県企画部県民生活男女参画課
ボランティアNPO担当課長補佐)
事例2:藤枝 香織さん(まちづくり情報センターかながわ 事務局長)
●レクチャー4/各地のNPO支援センターの現状と課題~多様な連携の実践から~
事例1:手塚 明美さん(藤沢市市民活動推進センター センター長)
事例2:横田 能洋さん(茨城NPOセンター・コモンズ 常務理事・事務局長)
レクチャー1では、多くのNPOが抱える問題点(資金不足、人材不足、信頼不足、参加不足)が示され、こうしたNPOが認定NPO法人となることのメリットなどが示されました。その後、NPO法改正に伴う税制改正・制度改正の説明がなされました。
レクチャー2では、NPOと情報開示をテーマに、NPOのインターネット上での情報開示の促進といった、電子的情報基盤の整備の必要性が謳われました。
しかし、一方でNPO法人は残念ながら情報リテラシーが低いところも多いという指摘もなされました。
レクチャー3では、山梨県における共同事業の例としてNPO法人フードバンク山梨と南アルプス市等との提携による取り組みや、神奈川県における新しい公共支援事業への取り組みが解説されました。
レクチャー4では、各地のNPO支援センターをテーマに2つの団体の事例が紹介されました。
1つは市民に活動の場を提供している藤沢市市民活動推進センター、2つ目はNPOとそれに関わる人を支援する茨城NPOセンター・コモンズの活動内容の報告がされました。
今回、この講座に出席して各レクチャーで示された、認定NPO法人化への手続きのサポートやNPOの情報基盤の整備など、まだまだ多くのところで中間支援組織としてサポートの必要性を感じました。
(佐藤)
NPOみつばち百花の朝田くに子さんが中之条町に来て、お話を聞く機会がありました。
朝田さんはもともと編集のお仕事をしており、水俣市の環境対策が大変効果を上げていることに注目し、取材をしたことから地元学に出会いました。
地元学とはその土地に生きた人から学ぶものです。
地形、地質、地味、気候、気象、風土、伝統、歴史、民俗、文化、暮らしと、その変遷を知ることから始まり、当事者になることが大切です。
次はどうしたいのかを可視化します。環境をよくする。とか、豊かなコミュニティというような
抽象的なものではなく、絵に描くことで具体的なイメージを明確にします。
それを人と話し、共有し、行動し、今に生かしていきます。
地元学では、そこに住んでいる人々を土の人と呼び、外から訪れる人を風の人と呼びます。
土の人が主役ですが、当たり前と思いこんで気がつかないことなどを風の人が気づかせてくれたり、情報や刺激をもたらしてくれたりします。
土の人と風の人が協働で行うことにより、地域をより深く掘り下げて知ることができます。
地元学の法則は
聞いたら答えがあると思うな
知らないことに気づく
「本物」「当たり前」「本来」を知る
調べた人しか詳しくならない
です。
自分たちの地域はあれがない、これがないではなく、あるもの探しをし、
あるものを生かすことを考えます。
また他人まかせではなく、一人ひとりができることを行動に移していくのが地元学の一歩です。
事例として、宮城県加美町の食の地元学とみつばち百花の活動が紹介されました。
その家の人気または自慢料理をもちより、レシピやその料理の言われ、もちよった動機などをシートに書き展示会を行うことで、日本の良質な食卓を可視化することができました。
みつばちの視点で地域をみると、今まで、人間中心に考た、便利さや効率、心地よさ、活性化、経済性とはちがうコンセプトがみえてくるのが面白かったです。
「ないもの」を競って探し、「豊かさ」を追い求め続けた20世紀は、同時に多くのものを見失い、忘れ、捨て去った時代でもありました。
その中には、私たちの祖先が連綿と伝え続けてきた自然とともに生きる知恵や術が数多く含まれていました。
本当に私たちや地域に必要なものとは何なのか。
次の世代に残すべきものとは何なのか。
「あるもの」を活かしながら、地域で生活を創造していくとはどういうことなのか。
持続可能な社会づくりが急務となっている今、それらを見つめ直し、もう一度取り戻そうという試みが全国各地で始まっています。
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