特定非営利活動法人 ジョイニングハート(みなかみ町)
~水をキーワードに海外支援~
利根川の源流に住む自分たちができることは何か!と、
自立支援を目的とした水事業を、カンボジアから始めた
NPO法人です。
前田善成事務局長は、現金を送るだけでは不十分。
現地の人が、経済的に自立して生活できるように支援
していくことがいかに重要かを説きます。
井戸掘削後の維持管理が難しいことは、どの地域を支援
しても聞くことですが、そのために、井戸の維持管理人を
定期的に派遣しました。
その際、井戸の周辺に町ができ、飲食店ができていたことに
本当に感動したそうです。
そこを始点として町ができ、現地の人の仕事につなげる。
”支援の先に雇用が生まれること”が一番大事だと、力説します。
もう一つ自立支援を目指す活動に、フェアトレード商品の
輸入・販売があります。(フェアトレードショップ nonki )
*フェアトレード:一番身近な海外支援と言われ、発展途上国の製品を
公正な価格で取引し、生産者の経済的自立を支援すること。
ベトナムホーチミン市のNGOストリートチルドレン友の会の
職業訓練製品をフェアトレードで買い取り、販売しています。
実際手に取って見ると、品物がしっかりしていて、縫製も丁寧で
驚きました。
フェアトレードでも製品の完成度が高いということは重要で、
品物がしっかりしているので、必ず売れるとのことです。
「買う人も寄付金になるのだから」と言う考えでは、
継続した活動にはならないと、私も教えられました。
地元みなかみ町での活動は、水紀行館から水上駅までの間の
ごみ拾いを、定期的に行っています。
他にも、”なぐるみカフェ”も運営しており、小野里理香理事長が
料理の腕をふるってくれます。
また、足元(地元の活動)がしっかりしていてこそ、
海外へ活動が広げられる。という思いがあるから、
何をどうやったら地元(みなかみ町)に反映できるか
をいつも念頭に置いているとのことでした。
前田事務局長は、「活動に”ブレ”が無いから人が集まり
つながりができる。必要と思い、また、やりたいと言う
気持ちがつながっていけば、できないことを
可能にする。」と話してくれました。
by 齊藤
特定非営利活動法人ジョイニングハート
理事長 小野里理香
〒379-1314
群馬県利根郡みなかみ町下津1819-1
TEL/FAX 0278-25-3049
アンテナショップ nonki
フェアトレード責任者 片野泰子
〒378-0053
群馬県沼田市東原新町1837-3
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