プラム作業所(NPO法人障碍者サポートセンター安中プラム)
プラム作業所は特定非営利活動法人 障碍者サポートセンター安中プラムが運営する、精神障碍者のための共同作業所です。プラム作業所は障碍者の社会的自立を目指す福祉的就労、生活訓練の場となることを目的としています。
活動について、プラム作業所・施設長の鈴木 敏正さんにお話を伺いました。
プラム作業所はもともと家族会が運営していましたが、2007年にNPO法人となりました。安中市から委託を受けています。
主な作業内容はホチキス針の箱詰め、畑仕事、チーズケーキ・どら焼き作り、メール便、その他軽作業などで、このほか市から委託を受けて週2回、公園の清掃作業なども行っています。
チーズケーキやどら焼きについては品質を安定させるため、スタッフがメインで作っているとのことです。
利用者は現在16名(うち女性5人)の登録があり、平均約9名が作業を行っています。年齢は19~68歳と非常に幅広い方が利用しています。スタッフは4名(うち女性3人)おり、市からの有償で働いています。
開所日は毎週、月曜日から金曜日、時間は午前9時~午後3時となっています。
そのほか月1回、イベントデーが設けられており、みんなで楽しんでいるそうです。将来的にお金がたまれば、韓国などへ旅行にも行きたいと考えているそうです。
プラム作業所へは安中市にある精神障碍者向けの相談窓口である、地域生活支援センター“ヌア・リーベ”からの紹介で来る人が多いそうです。
運営している中での課題をお聞きしたところ、本来プラム作業所は一般社会へ出るための通過地点であるべきなのだが、現状は最終地点、居場所になってしまっているとのことでした。これは利用者がここを気に入って離れていかない事、社会の受け皿がまだ限られていることなどがあるようです。
鈴木さんは、ここは通過地点として、後々は一般社会に出ていけるようになってほしいと語っていました。
今後の目標としては受け入れ人数を増やしたいそうです。そのためには障碍者への仕事も増えてほしいと語っていました。
(佐藤)
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