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NPO・ボランティアサロンぐんま

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2012年2月 6日 (月)

特定非営利活動法人 マイトリー藤岡

 特定非営利活動法人 マイトリー藤岡はスリランカ民主社会主義共和国で貧しい子どもを対象とした幼稚園を運営している団体です。今回は理事長の関原 光雅さんと理事の小川 正一さんにお話をお聞きしました。

小川 正一さん、関原 光雅さん

 マイトリー藤岡はスリランカで貧しい子どもたちのために、無料の幼稚園2校を運営しています。幼稚園の定員はそれぞれ80名ですが、現地では大変高い評価を受けており、現在定員を超える約100名の園児が通っています。何度も現地の新聞で取り上げられたこともあり知名度も高く、入園募集時期には幼稚園の前にまだ暗いうちから長い行列ができるほどです。

 園長を含めスタッフはみな現地の人で構成されており、給料や建物などの維持費、衣類などはすべて日本から送っています。必要な資金はすべて会員からの寄付金でまかなわれています。

 活動を始めたきっかけは前理事長で藤岡市小林にある、寿楽寺住職であった関原 光庸さんが日本で働いていたスリランカ人の男性と知り合ったことでした。貧しいために幼児教育を受けられないという現地の状況を知り幼稚園の建設を決意、私費を投じて2000年12月に第1校目を、2004年2月には第2校目を建設し開園しました。

 地元から高い評価を受けている理由は無料というだけではなく、早期教育や3か国語教育、教材を使った勉強など、スリランカの幼稚園としては画期的な試みをしているところにあります。また、貧しい家庭は子供を幼稚園へ入れることで夫婦共稼ぎができるという理由もあります。

 日本と違う面は宗教の問題があります。スリランカは仏教徒が多いのですが、それ以外にもイスラム教やヒンズー教徒の子どももいるので、宗教によって教室を分けているそうです。

 こうしたこともあり最近は貧しい家庭だけではなく、裕福な家庭からの入園希望も多く来ているそうですが、この幼稚園はあくまで貧しい家庭のために設立されているので原則断っているそうです。

 しばらくの間は前住職が私費を投じて活動していましたが、教育は継続させる必要があり、幼稚園の運営を安定させるためにはより多くの人からの支援が必要と判断、2007年にNPO法人となりました。

 日本から遠く離れたスリランカで活動していることで、さまざまな課題もあります。山間部にある1校はインターネットが無いため電話や手紙でやり取りせざるを得ないのですが、言葉の問題があり意思疎通が難しいという面があるそうです。

 また認識の問題などもあります。2校の園長は共にかつて日本で働いていたことがあり、当時の感覚で日本はとても裕福な国と思っているようで、幼稚園の増築など金銭的に応じることができない要求などもあるそうです。マイトリー藤岡としては100%日本からの仕送りに頼るのではなく、例えば卒業生が資金的に援助するなどして依存度を下げてほしいのですが、スリランカも経済的に厳しくなかなか現地の支援を得るのは難しいそうです。

 スリランカでの幼稚園の運営ということで、会員へ活動内容を直接見せられないという問題もあります。最近会員が減少傾向にあるそうで、活動のPR方法や会員を増やすことが課題だそうです。マイトリー藤岡では海外支援のノウハウがある人やNPOを良く知る人、アイデアのある人を募集しています。

 海外での活動ということでさまざまな課題もありますが、マイトリー藤岡はこの活動を継続する必要があると考えています。それは潰すのは簡単だが創るのは難しいからです。これからも多くの人を支援していきたいと語っていました。

(佐藤)

2012年1月24日 (火)

特定非営利活動法人 なのはな園

パンフレット

 特定非営利活動法人 なのはな園は群馬県邑楽町で障害を持つ児童を対象とした学童保育を行っている団体です。今回はなのはな園理事長の遠藤 みゆきさんにお話をお聞きしました。

 なのはな園は1991年(平成3年)3月に障碍児学童保育所として設立されました。初めは邑楽町にある民家を借り受け障碍児の一時預かりを始め、運営はお母さんたちボランティアで行われていました。1994年からは遠藤さん宅の敷地内にプレハブ小屋を建て、新たな活動拠点となりました。

おやつタイム

 その後2002年10月心身障碍児集団活動訓練事業助成が決定、県と町から助成金がもらえることになり指導員2人とアルバイト2人体制の保育となりました。そして2009年10月にNPO法人 なのはな園となり、翌2010年4月に児童デイII型に完全移行しました。

 活動を始めたきっかけは理事長の遠藤さんの息子さんが障碍を持っていたことでした。障害を持つ子供とその親は家にこもりがちになることが多く、遠藤さん自身もその一人でした。世間の目など苦労も多く、家で泣いていることもあったそうです。そのため障碍児とその親のために交流の場が欲しいと考え、なのはな園を立ち上げました。

おやつタイム

 なのはな園には現在、特別支援学校や特別支援学級に在籍する23人(定員20名)の児童が通っており、年齢層は小学生から20歳までとなっています。親からのニーズを踏まえ計画を立て、児童1人に指導員1人が付き個別支援をしています。療育訓練では料理やお面を作ったり、DVDを見るなど児童の状態に合わせた訓練を行っています。

 また、音楽活動もおこなっており、助成金を活用して「なのはなバンド」を結成したり、1992年から定期的に福祉コンサートを開催するなどしています。

おやつタイム

 なのはな園を立ち上げた当初は任意団体としてボランティアにより運営していましたが、NPO法人となり児童デイII型に移行した現在では、14人のスタッフが有償で働いています。

 なのはな園はかつて保育園だった町有施設を利用しており、同じ建物内には健常児の学童も入っています。一時期はなのはな園で健常児を預かったこともあるそうですが、健常児と障碍児の間でトラブルが起こることもあり、統合保育の難しさを感じているそうです。

療育訓練のちらし寿司作り

 長く活動を続ける中で、遠藤さんは20歳以上の障碍者の行き場がないことを課題と感じています。現状では児童デイII型という制度上、20歳以上は受け入れることができません。作業所や施設に入ろうにも空きがなく、経済的負担も大きいなど様々な問題があります。医学の発達とともに障碍者も高齢化が問題になってきおり、障碍者の親は将来に非常に不安を感じています。

 障碍児を持つ親は子供の将来をとても心配しています。遠藤さんは立派な施設はいらない、障碍者の居場所を確保したいと考えています。障碍児・者、そしてその親が安心できる社会になってほしいと語っていました。

(佐藤)

2012年1月16日 (月)

太田NPO・ボランティアフェスティバル紹介

1月15日(日)イオンモール太田2階イオンホールにて、
「NPO・ボランティアフェスティバル」が行われましたので紹介します。

写真は、会場入り口(内・外)の様子です。
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フェスティバル会場内の展示です。
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展示団体

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ステージの紹介
司会の石沢さん:アクト☆やまと姫
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①アップバンド ②いしざわバンド

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③Dear Child 両毛音楽研究所 ④太田土笛の会 

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⑤斉藤民踊

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⑥上州ろう太鼓 心響(演奏と手話によるこんにちわ)

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皆さん日頃から慰問活動などで活躍されていることもあり、見ている皆さんから
大きな拍手をいただいておりました。
ろう太鼓の演奏では、それまで体験コーナーにいらっしゃった方々も熱心に聞き
ながら、皆さん目を赤くして感激している方が何人もいらっしゃいました。
興味のある方、是非お声掛け願います。

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当日取材をされていた、CATV光ケーブルネットの山本さんです。

NPO・ボランティア活動を、一人でも多くの人に知っていただけるよう紹介してくださると

仰っていただきました。よろしくお願いします。(栗原)

2011年12月21日 (水)

特定非営利活動法人 多言語教育研究所(ICS)

特定非営利活動法人 多言語教育研究所は伊勢崎市で主に外国の子供を対象としたスクール「International Community School (ICS)」を運営している団体です。今回は多言語教育研究所・理事長で大東文化大学教授でもある、Cheiron McMahill(カイラン ミックメーヒル)さんにお話を伺いました。

Cheiron McMahillさん

多言語教育研究所は2000年から活動を始め、今年で12年目になる団体です。主に外国人のマイノリティの子供を対象とした、言語教育や宿題、テスト勉強の学習支援、そのほか日本の学校に通っている外国籍の子供のための支援やプロの心理学者によるカウンセリングなどを行っています。

活動を始めたきっかけはカイランさんの娘さんがかつて不登校になったことがあり、そのことをきっかけに日本の学校に馴染めない外国人の子供たちのためにスクールを立ち上げたそうです。

スクールでは英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語の学校に入るため語学の強化や、母国語を自分の学年のレベルまで引き上げることなどを行っています。年齢は6歳以上、月曜日~金曜日、時間は9時から14時まで授業を行っています。また、夕方16時以降は宿題の支援を行っています。

通っている子供は現在22人で、活動を始めてから20~50人のあいだで推移しているそうです。

また、土曜日には各言語別に母国語クラスが開かれていて約30人が通っています。

取材では実際に授業に参加させていただきました。今回の授業はカイランさんの生徒である大学院生2人により進められ、教育学の分野で著名なブラジル人Paulo Freire(パウロ フレイレ)を参考にした授業が行われました。

最初は英語のクロスワードゲームから始まり、その後外国人の子供が体験することが多い、いじめや差別の問題について話し合いを行いました。

例ではとてもまじめな少年だが日本語がわからず、そのためテストで0点を取り日本人の先生に怒られたという話をもとに、このとき少年は悪いことをしたのか?という問いや、先生は怒るのではなくどうすればよかったのか、ということを皆で話し合いました。

2時限目は中国人の大学院生により“Reject”(拒絶)をテーマに授業は進められました。最初は顔の表情のイラストとそれを表す英単語を対応させていき、それをもとにrejectされたらどういう気持ちになるのかなどを皆で話し合いました。

授業の最後にはそれぞれが、いい先生・悪い先生や友人をテーマに絵を描き、それを先生が発表していきました。

午前の授業は12時半に終わり、ランチのピザパーティーが開かれました。

カイランさんは外国人のエンパワーメントを生かし、在日外国人のコミュニティーにノウハウを教えたいと語っていました。

(佐藤)

2011年12月12日 (月)

特定非営利活動法人 ぐんまラリーネットワーク

特定非営利活動法人 ぐんまラリーネットワークは自動車競技であるラリーを広め、またラリーを通して地域に貢献することを目的に活動している団体です。今回はみなかみ町で開催された「群サイ ラリーフェスタ2011」に参加しました。

ぐんまラリーネットワークは2002年から活動を始めた、年間を通してNPOとしてラリーに関わるなど、モータースポーツの啓蒙活動を行っている団体です。

群サイ ラリーフェスタ2011は群馬県みなかみ町にある、群馬サイクルスポーツセンターで行われました。参加選手は新井 敏弘選手、炭山 裕矢選手、柳澤 宏至選手といった、国内外で活躍するドライバーが参加して6kmサーキットでのデモランや、抽選による同乗走行などが行われました。

新井 敏弘選手

今回ぐんまラリーネットワークは焼きまんじゅう屋として出店しました。当日はあいにくの雨で気温も低かったのですが、東京から駆けつけたラリーファンなど多くの人で賑わっていました。

焼きまんじゅう

ヨーロッパではラリーはF1と並ぶ人気モータースポーツなのですが、残念ながら日本ではラリーの地位は低いと言います。整備されたコース内を走るF1と違い、ラリーは公道を走ります。ヨーロッパでは郊外や山間部の公道がコースとなり、民家の目の前を車が駆け抜けていきます。

SUBARU  IMPREZA WRX STI

しかし、日本ではこうしたことになかなか理解が得られず、しばしば暴走族などと同じ目で見られてしまうこともあるそうです。

MITSUBISHI  LANCER EVOLUTION X

こうした中でも群馬県は山が多いという土地柄ラリーが日本で一番活発に行われており、選手にも群馬県出身者が多くいます。

将来的にはNPOが関わったレースをしたいと考えています。ラリーには多くの人や企業が関わっており、レースを行えば開催地に大きな経済効果をもたらします。主催は難しいかもしれないが、群馬で世界選手権を開きたいという夢があるそうです。

ぐんまラリーネットワークでは子供に対してラリーの魅力を伝えたいと考えています。世界で通用するドライバーとなるには小さいころからの練習が欠かせません。そのため子供のころからラリーに興味を持ってもらう必要があります。活動を通して将来、群馬発の世界ドライバーが生まれればと考えているそうです。

新井選手の車両

ヨーロッパではラリー少年が普通にいるそうです。ラリーをもっと根付かせて、日本でもラリー少年が現れるような環境を作りたいと語っていました。

(佐藤)

2011年12月 2日 (金)

特定非営利活動法人 IFC On Higher Ground

特定非営利活動法人 IFC On Higher Groundは今年5月に設立されたばかりの、語学教育や発展途上国での救済活動などを行っている団体です。今回は副理事長の比嘉 めぐみさんにお話を伺いました。

IFC On Higher Groundは国内では語学教育として英会話教室を開き、海外では発展途上国で貧しい子供たちへの支援活動などを行っています。また、団体の法人申請を行っているさなかに東日本大震災が起きたため、直後より支援活動を開始しました。

復興支援では直後からインターネットで支援を呼びかけ、食料品や衣類、生活用品などを複数回にわたりトラックで被災地の各家庭へ輸送しました。物資提供が一段落したのちは泥かきや片づけなどの支援活動を行いました。

また、発展途上国への支援としてフィリピンの貧しい地域や孤児院を訪問し、食べ物やお菓子を届けたり、カンボジアの貧しい子供たちに文房具を送るための募集を行っていたりしています。

国内での主な活動としては英会話教室「Epiphany」を高崎市と前橋市の2か所に開いています。未就学児から大人まで幅広い年齢層を対象にしており、料金も低価格に設定し現在は主に中学生と20代から30代の生徒15名が学んでいます。

活動を始めたきっかけは、日本に住んでいた外国人グループが日本語が話せず、なじめないなど様々な理由で帰されてしまった出来事があり、こうした外国人をサポートしたいとの思いから始まりました。こうした外国人のために比嘉さん自身も講師となり日本語教室を開いています。

スタッフについては理事長と比嘉さんの2人が主に動き、人手が必要な時はその都度ボランティアに参加してもらっています。このようにボランティアベースで活動しています。

課題としては安定した活動資金の確保があるそうです。現状では英会話教室の収入と、その都度募金などを行っておりますが今後収入面をしっかりしていきたいそうです。

将来的には英会話教室をさらに増やすことで地域に貢献したい、また海外でもカンボジアやインドなどの子どもたちのために孤児院を建てたいと考えています。

比嘉さんはNPOとして地域に根ざし、助けを必要としている人や弱い立場の人たちに手をさしのべたい、一人ひとりをきちんと助けるグループになりたいと語っていました。

(佐藤)

2011年11月29日 (火)

特定非営利活動法人 高崎やる気堂

特定非営利活動法人 高崎やる気堂は高崎市の中心市街地の活性化を目的とした活動を行っている団体です。今回は代表の関口 眞作さんにお話を伺いました。

高崎やる気堂では毎月第4日曜日に「高崎人情市」を開いていて、11月27日にめでたく150回記念を迎えました。

高崎人情市は1999年に始まった行政主導の朝市が前身で、2002年から高崎やる気堂が引き継ぎました。今回は150回記念ということで、フリーマーケット150店、飲食店や出張道の駅50店の合計200もの出店が旧高崎市庁舎跡地にある、もてなし広場に集まりました。

会場にはこのほかにも子供のための遊び場や、ステージではダンスイベント、高崎やる気堂はテント前で牛肉25kgの丸焼きを行うなど会場を盛り上げていました。

人情市は朝8時から開かれ10時の時点ですでに多くの人で賑わっていました。来場者は3,000人を超えるのではとのことでした。

人情市に関わるスタッフは高崎やる気堂の理事8人とボランティアで構成されています。

150回を迎えた人情市ですが、課題は来場者が何を求めているのか把握することで、今回はアンケートを取り今後に活動に生かしたいそうです。

人情市は雨天でも決行しており中止したのは過去、雪かきが間に合わなかった2回だけだそうです。

高崎やる気堂ではこのほか川下りも行っています。市内を流れる烏(からす)川からボートで千葉県の浦安で、3泊6日の川下りを行っています。11月は2回行いました。手軽に参加できるよう新町までのコースもあります。今後は川下りも積極的にやっていきたいそうです。

代表の関口さんはこうしたイベントを開くことでイベントから街へ、街からイベントへという人の流れが生まれ、街の活性化に繋がれば、また他県に高崎の名前が広がればと考えています。

形は変わるかもしれないが、今後もこうした活動を続けたいと語っていました。

(佐藤)

2011年11月14日 (月)

特定非営利活動法人 思いをつなぐ会

特定非営利活動法人 思いをつなぐ会は女性や子供に対する活動をしている団体です。今回は代表の葛西 詔子さんと渡辺 克枝さんにお話を聞きました。

思いをつなぐ会はもともと別団体である特定非営利活動法人 ホワイトベルで活動しているメンバーが、女性が自信を持って生き、子どもが元気に育ってほしいとの思いから、これらを対象とした活動に特化したいということで新たにこの会を立ち上げました。

会では赤い羽根など助成金を活用して赤ちゃんから小学生を対象とした活動や、子供とお年寄りをつなぐ「みんなでまごまごお届け交流会」を行ったり、幼稚園児と共にプランターに花を植えるなどを行っています。

最近では東日本大震災による原発事故を受けて、子供への対処を目的とした放射能の講演会を開いており、12月1日にも放射能と健康管理と題した講演会があります。

取材した日はいかに放射能を減らしたパンが作れるかということで、食材や水を選ぶ段階から注意してガイガーカウンターで数値を測りながらパン作りをしました。

事前にこねて寝かせておいたパン生地の放射線量をガイガーカウンターで調べます。

小さく切り分けて手のひらで回し丸く形を整えていきます。

食パンの方はまず麺棒で伸ばしてそれを丸めて形を整えて型に入れます。

食パンの生地には紅麹が入っておりきれいなピンク色をしています。

丸いパンの方はクルミとレーズンのものとクルミと上にピーカンナッツを載せた2種類を作りました。

形を整え並べたら卵黄を塗っていきます。

湿度調整のため水を入れたカップと共にオーブン入れ焼いていきます。

この日借りたキッチンのオーブンは電気だったので少し時間がかかりましたが、それぞれ順調に焼きあがってきました。

いい匂いが部屋を包みます。

ちょうどいい焼き具合でいい色になりました。

早速焼きたてのパンを食べましたが、ふんわりとてもおいしくできました。

会ではこれからも活動を続けるために認定NPOを取ることや、若い世代への引き継ぎをどうするかを考えています。

思いをつなぐ会では活動を通して子供が元気に生きられる世界にしたいと語っていました。

(佐藤)

2011年11月10日 (木)

特定非営利活動法人 スピリットネットワークぐんま

特定非営利活動法人 スピリットネットワークぐんまは文化や芸術などの振興を図る活動をしている団体です。今回は11月3日に群馬県邑楽町で開かれた「邑(むら)の映画会」の様子をお伝えします。

スピリットネットワークぐんまは群馬で体験できない映画や音楽を体験させたいと、移動映画館を小学校で開いたり、映画会やミュージカル、講座などをさまざまなところで行っています。邑(むら)の映画会では大型映写機を提供しました。

スタッフは10名のボランティアで構成されていますが、中にはかつての映画技師もおり若手に技術を教えています。

邑の映画会は日本や海外の古い貴重な映画やユニークなアニメーション、名画を上映する映画会であり、今回で4回目の開催となりました。

午前10時から小・中学生を対象としたワークショップ「映画の始まりを体験しよう」が開かれました。これはプラキシノスコープを使ってアニメーションを作り、映画の仕組みを知ろうという企画です。

プラキシノスコープとは、鏡を使い残像によって絵が動いているように見える円筒形のアニメーション装置です。多くの子供たちが細長い紙に12コマの絵をかいてゆき、それを手で回して手作りのアニメーションを楽しんでいました。

午後12時30分からは短編映画の上映が始まり、1890年代に作られた貴重なエジソンの初期短編集や1951年にチェコで作られたカラーアニメーション、人類の過去と未来を描いた、1961年の風刺SFカラーアニメーション「プラス50000年」など5本の作品が上映されました。

休憩をはさみ、映画監督の小栗康平さんが「小津映画の魅力」と題した講演を行い、3月に起きた東日本大震災の話を引き合いに出しながら小津映画の、これから上映する東京物語の解説を行いました。

その後、劇映画「東京物語」の上映が始まりました。東京物語は小津 安二郎監督の1953年の作品です。

途中、音声が出なくなるトラブルがありましたが暫しの修理休憩の後、復旧し無事上映会は終了しました。

スピリットネットワークぐんまではこうした上映会を開くことで、映画を皆で見ることによって心の豊かさや感性を育てたいと考えています。

今後については、群馬県では来年の2012年4月1日施行を目指し文化基本条例の制定を進めていますが、これをきっかけに県と協同して芸術文化と触れ合う機会をさらに増やしたいと考えているそうです。

(佐藤)

2011年11月 4日 (金)

特定非営利活動法人 KFP友の会

特定非営利活動法人 KFP友の会は群馬県立観音山ファミリーパークを運営している団体です。今回は観音山ファミリーパーク副園長の中村 正信さんと橋本 誠さんにお話を聞きました。

観音山ファミリーパークは群馬県高崎市にある60ヘクタールもの広さを持つ緑豊かな公園です。この公園は当初、群馬県が運営しKFP友の会はクラフト工房だけを受け持っていましたが経費が掛かるということで、今では3年ごとの入札により管理運営を受託しています。

公園にはサービスセンター、クラフト工房、バーベキュー広場、水と花の広場、森のスポ・レク広場といった多彩な施設があり、駐車場も常時800台分と余裕のある作りとなっています。

公園の中心施設といえるのがサービスセンターです。ここには無料で使える交流室/休憩所や救護室などがあります。

バーベキュー広場には26基のテーブル・炉があり多くの人で賑わっています。利用料が無料ということもあり利用者数は右肩上がりで、日曜など休日は満席になることもあります。

クラフト工房はボランティアグループ(ユニットと呼んでいます)の活動の中心となる施設で、健康づくり・陶芸・アート・音楽など多種多様な活動がほぼ毎日行われています。施設についてはユニット登録をすれば無料で使用できます。

こうしたさまざまなイベントなどを行うことで、年間約30万人が観音山ファミリーパークに訪れています。利用者を見ると30代子供連れの母親と20代の学生が多くなっています。来園者数については車の台数などで算式を作って割り出しています。

スタッフは有償スタッフが28人おり、事務・バーベキュー・清掃・作業隊の4グループに分かれてローテーションを組んで運営しています。園内の除草については作業隊が担当しています。ちなみにとても広い公園ですが農薬は一切使っていないとのことです。また、トイレの清掃についてはとても気を使っています。常にきれいにしていると汚されにくいそうで、実際トイレを使わせてもらえましたがとてもきれいでした。

課題は園内の緑の管理と来園者をいかに増やすかがあるそうです。緑の管理についてはスタッフだけでは人数が不足気味で、特に夏は雑草が伸びるのがとても速く大変なのでボランティアの方にも手伝ってもらっています。

このようにボランティアについては公園のさまざまな部分に関わってもらっていてとても助かっていることもあり、引き続きボランティアを募集しています。作業時間はあまり長いと負担になるので半日にしています。公園運営のすべてはボランティア精神で成り立っているそうです。

公園を運営するうえでスタッフやボランティアだけでは難しい部分に関しては、ボランティアに理解のある企業の集まりで構成された「グリーンクラブ」と「Cクラブ」が関わっています。グリーンクラブは園内の、のり面などの整備に、Cクラブはイベント時の援助など協賛といった形で公園を支えています。

東日本大震災復興支援についても積極的に行っており、NPOとして4月28~30日女川町に1000食の炊き出しを行ったり、復興支援オリジナルTシャツも販売しています。Tシャツの売上金1500円のうち500円を義援金に充て10月現在、累計80万円もの義援金を送りました。

このほか福島から来た被災者6人がアルバイトという形で関わっています。緑豊かなところで働くことで、当初は落ち込んでいた被災者も徐々に元気を取り戻しているそうです。当初は10月いっぱいまでの予定でしたが、11月以降も働けることになりました。

最後に観音山ファミリーパークはとても広い緑豊かなところでなおかつお金もかからないので小さな子供から高齢者まで幅広い人たちに来てほしいそうです。

(佐藤)