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NPO・ボランティアサロンぐんま

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NPO法人会計基準

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2013年2月13日 (水)

NPO法人エコ・ボランティア

前橋で活動しているNPO法人エコ・ボランティアさんのラボを訪問しました。

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メスの蛍を捕獲し、水をはった容器の上に、網を置き、コケ、植物を入れておくと

蛍が卵を産みます。1匹のメスが200個ほどの卵を産むので、10匹いると2000個の

卵が確保できます。容器はすべて洗濯ネット、漬物おけ、魚焼きの網をつかった手作りです。

↓水槽で幼虫を飼育します。幼虫はジェット機の爆音などに驚き光を発するそうです。
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↑ 餌のカワニナとタニシを確保しておく水槽  

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左写真:黒い貝がカワニナ、茶色い貝はタニシ、 幼虫はカワニナのほうが好み

1匹の幼虫は40個のカワニナを食べるので、2000匹の幼虫を飼育するのには

80000個のカワニナかタニシを確保しなくてはなりません。

右写真:カワニナを食べる幼虫

 Img_0850 幼虫が食べたカワニナとタニシの殻

大きく育った幼虫は川に放流し、蛍となりますが、

川の周辺の草刈りなど整備も大切な事業となっています。

エコボランティアでは会員を募集しています。

詳細はこちらのHP

前橋市のあいのやま温泉近くの沢にも放流しています。

あじさいの咲く頃、温泉と蛍狩りが楽しみです。

2012年8月13日 (月)

NPO法人 浅間・吾妻エコツーリズム協会

NPO法人浅間・吾妻エコツーリズム協会のエコツアー体験をしてきました。(基本情報

浅間・吾妻エコツーリズム協会は地域の人が発見した地域の資源を紹介するツアーを

地域の人によりが案内するプログラムの開発を行っています。

石樋(いしどい)の滝でわらじを履き替え、サンショウオの観察、滝登り、沢歩きを体験しました。

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水辺の石をひっくり返すとサンショウオがいました。

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草鞋に履き替え滝を登り、沢歩きをしました。

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滝の脇の木にロープを縛り付け、登ります。

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滝を登ると上は平らな沢でした。         滝を上から見たところ

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滝は上流まで続きます。

沢のせせらぎの動画↑(12秒)

さらに上流には竜のツボという水深2mほどの穴があるそうですが、次回のお楽しみということになり、次のポイントに移動しました。

民家から30分ほど入ったところに昭和初期に造られたロウ石溶鉱炉跡がのこっています。

保存手続き前ですが、産業遺産を見学してきました。

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ロウ石                         加熱後のロウ石

ロウ石は駄菓子屋などで販売され、落書きに使ったことがある人もいるかと思います。

溶鉱炉で加熱すると、嬬恋産のものは価値があがり、高額で取引されました。

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50年間ほどは何とか残っていますが、今後急速に荒廃が進むことが予想され、

産業遺産としていかに保存していくかが今後の課題です。

スノーシューを履くツアー、春の新緑を楽しむツアーなど同じコースでも、季節によりまったく違う自然を楽しむことができます。

ガイドさんによるサプライズ篠笛演奏↓(1分28秒)

2012年3月21日 (水)

特定非営利活動法人 新里昆虫研究会

特定非営利活動法人 新里昆虫研究会は桐生市新里町で昆虫の調査・研究、ぐんま昆虫の森や新里自然体験村の管理、地元住民とともに田植えや枝チップ体験活動などを行っている団体です。今回は理事長の小池 文司さんにお話をお聞きしました。

理事長の小池 文司さん

新里昆虫研究会は当初はホタルの保護活動を目的に1993年に発足させた「新里ホタルの会」を出発点としています。その後、同会を発展解消し「新里昆虫研究会」を1999年に発足、2003年にNPO法人となりました。

新里昆虫研究会ではぐんま昆虫の森の維持管理を行っており、その隣に新たに作った新里自然体験村の管理も行っています。新里自然体験村は約10ヘクタールの広さで中に遊歩道を作りマラソンなどが行われたりもしています。

当初はホタルの保護活動を行っていましたが、現在はそのほかにも蝶の調査や幼稚園児や小学生を対象としたカブトムシ養殖場作り、里山の再生活動の一環として間伐やその木を利用した枝チップ作り、田んぼでハザ作りなどさまざまな活動を行っています。

枝チップとは間伐で出た木を細かく粉砕したもので、散策道に敷いたりカブトムシの住みかに利用したりします。そのほか間伐で出た木はシイタケ栽培にも利用しています。

ホタルについては保護を呼びかける看板を建て近所の人にも協力を呼びかけるなどした結果、復活の兆しが見えているそうです。

活動に関わるスタッフは15~16人でみなボランティアです。高齢者にとっては仲間づくりになり、自然とかかわることが生きがいにもなるというメリットもあるそうです。小池さんはこれを健康仲間作りと呼んでいます。

ハザ作り

課題は資金不足とイベントや会の活動に参加する人が固定化してきていることだそうです。活動資金は会費と助成金でまかなっていますが、助成金は継続性がないのでなかなか厳しいものがあるそうです。参加者については子供が大きくなると親ともども別の活動へ移ってしまう事があるそうです。小池さんはもっと若い、新しい人にも興味を持ってもらい参加してほしいと思っています。

今後は活動を支える次世代の人たちを育てていきたいと考えています。ノウハウなどを伝えていき、まずは40代~50代にバトンタッチしていきたいと考えているそうです。

小池さんは日本には四季折々の自然があり、自然から与えてもらえることがある。自然を大事にすることで郷土を大事に、地球を大事にすることにつながるという思いがあります。小池さんは幼稚園の理事長でもあり、今の若い父母は自然との関わりが少ないので自然を通して実体験をたくさん取り入れることが子育てに大事と言います。活動を通して世代間の交流を図り、四季の文化を大事にしたいと語っていました。

(佐藤)

2012年3月16日 (金)

特定非営利活動法人 まやはし

特定非営利活動法人 まやはしは前橋市のまちづくり・活性化を目的に設立され、現在は前橋市にある遊園地「るなぱあく」を運営している団体です。今回は理事長の野本 文幸さんにお話をお聞きしました。

理事長・野本 文幸さん

まやはしはNPO法人 波宜亭倶楽部を母体として生まれた市民団体です。“まやはし”とは前橋の古称です。

現在まやはしが運営している、るなぱあくは以前は前橋市の施設で運営も市が行っていました。るなぱあくは元々前橋市の市制60周年・町村合併・市庁舎建設を記念して、1954年10月1日から31日まで開催された「グランド・フェアー」がきっかけで誕生しました。グランド・フェアー終了後、会場がそのまま残され11月1日に児童厚生施設として「前橋市児童遊園」として開園しました。

2004年、運営が民間委託されるようになり2006年から2009年はNPO法人 波宜亭倶楽部が、2009年からはNPO法人 まやはしが市の指定管理者として管理・運営しています。

メリーゴーランド

一般には“るなぱあく”の名称で広く知られていますが、正式名称は「前橋市中央児童遊園」です。2004年に公募で愛称として「前橋るなぱあく」となりました。この名前は萩原 朔太郎の詩編「遊園地(るなぱあく)にて」からの発想だそうです。

豆汽車

るなぱあくはサッカーコート2面分という小さな遊園地ですが、メリーゴーランドや豆汽車、飛行塔など様々な遊具が用意されています。中でももくば館にある電動木馬は1954年から現在まで現役で稼働しており全国で最古のものとなっています。5頭の木馬はるなぱあくの顔であり、2007年に登録有形文化財となりました。3年前には木馬の鞍を職人の手で新しくしました。

もくば館

3月25日には豆自動車が5代目になるということで、午後1時30分からセレモニーが開かれる予定です。また、るなぱあくのアニメを作る計画もあるそうです。

白馬の木馬

親子3代が子供時代に遊んだ共通の思い出の場所となっており、日本一懐かしい遊園地を標榜しています。

飛行塔

るなぱあくへの入園、駐車料金は無料となっています。

まやはしは当初は波宜亭倶楽部から、るなぱあくを引き継ぐことをメインに活動を始めましたが、市の委員会に出席するなど、るなぱあくを足場に街づくりをしようと活動をしています。

今年3月3日にはみんなが誇りを持てるまちづくり(Civic pride makes our town.)と題して講師に宮沢 功氏を招いた講演会を主催しました。

主に活動をしているのは理事の12~13人でみなボランティアで関わっています。

課題は安定した収入確保だそうです。助成金などでは継続的な収入が得られないので、なかなか大きな事業を展開できないという問題があるそうです。

まやはしでは将来的にはまちづくり会社を立ち上げたいと考えています。野本さんは「civic pride」という言葉を使い、市民が前橋は良いところだ、という思いを持てるようなまちづくりをしていきたいと語っていました。

(佐藤)

2012年2月29日 (水)

特定非営利活動法人 伊勢崎市境日中友好民間協力会

特定非営利活動法人 伊勢崎市境日中友好民間協力会は中国から実習生を受け入れるなど、国際協力活動を行っている団体です。今回は事務局長の佐藤 雄一郎さんにお話をお聞きしました。

事務局長の佐藤 雄一郎さん

伊勢崎市境日中友好民間協力会の歴史は長く、前身となる「堺町日中友好民間協力会」は1986年に設立され、今年で26年目になります。

団体名の「民間」は国や自治体など行政から補助金はもらわず、あくまで民間組織として活動するという意味が込められています。

活動を始めたきっかけは20数年前、伊勢崎市境日中友好民間協力会代表の原 富夫さんが、太田市で中国・撫順市の産業研修生と出会ったことでした。同席していた副会長の尾島 高次郎さんは、戦後撫順市内で傷害事件に遭遇し、瀕死の状態の尾島さんを撫順市の少年が助けてくれたという話を幾度も聞かされていたそうです。この話に触発され撫順市との友好交流が始まりました。

伊勢崎市境日中友好民間協力会では中国・撫順市科学技術協会と友好交流を行っており、1990年から中国・撫順市から技能実習生を受け入れています。当初は残留孤児の支援などを行っていましたがその後、留学生や研修生の受け入れに比重を移しています。

中国・地図

技能実習生は当初、工場で働く技能実習生がメインでしたが、中国に日本企業が多く進出していることもあり、現在は農業実習生が多くなっています。受け入れ人数は当初は10名前後でしたが徐々に増え一番多い時は2009年に50名という年もありました。ここ10年で増えたそうです。今年は28名受け入れました。今まで受け入れた人数は合計300名を超えたそうです。

実習生の年齢は30歳前後でうち女性が今年は10名で1/3~1/4、皆既婚者で今年は28名受け入れました。農業実習生は伊勢崎、太田、深谷の大規模農家で農業技術を学んでいます。

伊勢崎市境日中友好民間協力会のスタッフは5名で動いており、常勤が1人、事務局長の佐藤さんはパートとして事務作業を行っています。基本的に皆ボランティアで関わっています。

課題は近年法律が複雑化して書類作りなどの事務作業量が膨大になり、ボランティアでこなす仕事量を超えていることがあるそうです。

また、実習生を受け入れる農家からは、関係する法規制を改善してほしいという要望が出ています。現在の法律では事業専従者(除く社長)1人につき1人の外国人(3人以上は頭打ちとなり3人まで)となっています。つまり事業専従者が1人しかいない場合、1人しか外国人を雇えず、人手を必要とする農家ほど人を雇えないという問題があります。

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伊勢崎市境日中友好民間協力会ではこれからも国際貢献をしていきたいと考えています。

(佐藤)

2012年2月 6日 (月)

特定非営利活動法人 マイトリー藤岡

 特定非営利活動法人 マイトリー藤岡はスリランカ民主社会主義共和国で貧しい子どもを対象とした幼稚園を運営している団体です。今回は理事長の関原 光雅さんと理事の小川 正一さんにお話をお聞きしました。

小川 正一さん、関原 光雅さん

 マイトリー藤岡はスリランカで貧しい子どもたちのために、無料の幼稚園2校を運営しています。幼稚園の定員はそれぞれ80名ですが、現地では大変高い評価を受けており、現在定員を超える約100名の園児が通っています。何度も現地の新聞で取り上げられたこともあり知名度も高く、入園募集時期には幼稚園の前にまだ暗いうちから長い行列ができるほどです。

 園長を含めスタッフはみな現地の人で構成されており、給料や建物などの維持費、衣類などはすべて日本から送っています。必要な資金はすべて会員からの寄付金でまかなわれています。

 活動を始めたきっかけは前理事長で藤岡市小林にある、寿楽寺住職であった関原 光庸さんが日本で働いていたスリランカ人の男性と知り合ったことでした。貧しいために幼児教育を受けられないという現地の状況を知り幼稚園の建設を決意、私費を投じて2000年12月に第1校目を、2004年2月には第2校目を建設し開園しました。

 地元から高い評価を受けている理由は無料というだけではなく、早期教育や3か国語教育、教材を使った勉強など、スリランカの幼稚園としては画期的な試みをしているところにあります。また、貧しい家庭は子供を幼稚園へ入れることで夫婦共稼ぎができるという理由もあります。

 日本と違う面は宗教の問題があります。スリランカは仏教徒が多いのですが、それ以外にもイスラム教やヒンズー教徒の子どももいるので、宗教によって教室を分けているそうです。

 こうしたこともあり最近は貧しい家庭だけではなく、裕福な家庭からの入園希望も多く来ているそうですが、この幼稚園はあくまで貧しい家庭のために設立されているので原則断っているそうです。

 しばらくの間は前住職が私費を投じて活動していましたが、教育は継続させる必要があり、幼稚園の運営を安定させるためにはより多くの人からの支援が必要と判断、2007年にNPO法人となりました。

 日本から遠く離れたスリランカで活動していることで、さまざまな課題もあります。山間部にある1校はインターネットが無いため電話や手紙でやり取りせざるを得ないのですが、言葉の問題があり意思疎通が難しいという面があるそうです。

 また認識の問題などもあります。2校の園長は共にかつて日本で働いていたことがあり、当時の感覚で日本はとても裕福な国と思っているようで、幼稚園の増築など金銭的に応じることができない要求などもあるそうです。マイトリー藤岡としては100%日本からの仕送りに頼るのではなく、例えば卒業生が資金的に援助するなどして依存度を下げてほしいのですが、スリランカも経済的に厳しくなかなか現地の支援を得るのは難しいそうです。

 スリランカでの幼稚園の運営ということで、会員へ活動内容を直接見せられないという問題もあります。最近会員が減少傾向にあるそうで、活動のPR方法や会員を増やすことが課題だそうです。マイトリー藤岡では海外支援のノウハウがある人やNPOを良く知る人、アイデアのある人を募集しています。

 海外での活動ということでさまざまな課題もありますが、マイトリー藤岡はこの活動を継続する必要があると考えています。それは潰すのは簡単だが創るのは難しいからです。これからも多くの人を支援していきたいと語っていました。

(佐藤)

2012年1月24日 (火)

特定非営利活動法人 なのはな園

パンフレット

 特定非営利活動法人 なのはな園は群馬県邑楽町で障害を持つ児童を対象とした学童保育を行っている団体です。今回はなのはな園理事長の遠藤 みゆきさんにお話をお聞きしました。

 なのはな園は1991年(平成3年)3月に障碍児学童保育所として設立されました。初めは邑楽町にある民家を借り受け障碍児の一時預かりを始め、運営はお母さんたちボランティアで行われていました。1994年からは遠藤さん宅の敷地内にプレハブ小屋を建て、新たな活動拠点となりました。

おやつタイム

 その後2002年10月心身障碍児集団活動訓練事業助成が決定、県と町から助成金がもらえることになり指導員2人とアルバイト2人体制の保育となりました。そして2009年10月にNPO法人 なのはな園となり、翌2010年4月に児童デイII型に完全移行しました。

 活動を始めたきっかけは理事長の遠藤さんの息子さんが障碍を持っていたことでした。障害を持つ子供とその親は家にこもりがちになることが多く、遠藤さん自身もその一人でした。世間の目など苦労も多く、家で泣いていることもあったそうです。そのため障碍児とその親のために交流の場が欲しいと考え、なのはな園を立ち上げました。

おやつタイム

 なのはな園には現在、特別支援学校や特別支援学級に在籍する23人(定員20名)の児童が通っており、年齢層は小学生から20歳までとなっています。親からのニーズを踏まえ計画を立て、児童1人に指導員1人が付き個別支援をしています。療育訓練では料理やお面を作ったり、DVDを見るなど児童の状態に合わせた訓練を行っています。

 また、音楽活動もおこなっており、助成金を活用して「なのはなバンド」を結成したり、1992年から定期的に福祉コンサートを開催するなどしています。

おやつタイム

 なのはな園を立ち上げた当初は任意団体としてボランティアにより運営していましたが、NPO法人となり児童デイII型に移行した現在では、14人のスタッフが有償で働いています。

 なのはな園はかつて保育園だった町有施設を利用しており、同じ建物内には健常児の学童も入っています。一時期はなのはな園で健常児を預かったこともあるそうですが、健常児と障碍児の間でトラブルが起こることもあり、統合保育の難しさを感じているそうです。

療育訓練のちらし寿司作り

 長く活動を続ける中で、遠藤さんは20歳以上の障碍者の行き場がないことを課題と感じています。現状では児童デイII型という制度上、20歳以上は受け入れることができません。作業所や施設に入ろうにも空きがなく、経済的負担も大きいなど様々な問題があります。医学の発達とともに障碍者も高齢化が問題になってきおり、障碍者の親は将来に非常に不安を感じています。

 障碍児を持つ親は子供の将来をとても心配しています。遠藤さんは立派な施設はいらない、障碍者の居場所を確保したいと考えています。障碍児・者、そしてその親が安心できる社会になってほしいと語っていました。

(佐藤)

2012年1月16日 (月)

太田NPO・ボランティアフェスティバル紹介

1月15日(日)イオンモール太田2階イオンホールにて、
「NPO・ボランティアフェスティバル」が行われましたので紹介します。

写真は、会場入り口(内・外)の様子です。
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フェスティバル会場内の展示です。
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展示団体

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ステージの紹介
司会の石沢さん:アクト☆やまと姫
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①アップバンド ②いしざわバンド

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③Dear Child 両毛音楽研究所 ④太田土笛の会 

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⑤斉藤民踊

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⑥上州ろう太鼓 心響(演奏と手話によるこんにちわ)

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皆さん日頃から慰問活動などで活躍されていることもあり、見ている皆さんから
大きな拍手をいただいておりました。
ろう太鼓の演奏では、それまで体験コーナーにいらっしゃった方々も熱心に聞き
ながら、皆さん目を赤くして感激している方が何人もいらっしゃいました。
興味のある方、是非お声掛け願います。

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当日取材をされていた、CATV光ケーブルネットの山本さんです。

NPO・ボランティア活動を、一人でも多くの人に知っていただけるよう紹介してくださると

仰っていただきました。よろしくお願いします。(栗原)

2011年12月21日 (水)

特定非営利活動法人 多言語教育研究所(ICS)

特定非営利活動法人 多言語教育研究所は伊勢崎市で主に外国の子供を対象としたスクール「International Community School (ICS)」を運営している団体です。今回は多言語教育研究所・理事長で大東文化大学教授でもある、Cheiron McMahill(カイラン ミックメーヒル)さんにお話を伺いました。

Cheiron McMahillさん

多言語教育研究所は2000年から活動を始め、今年で12年目になる団体です。主に外国人のマイノリティの子供を対象とした、言語教育や宿題、テスト勉強の学習支援、そのほか日本の学校に通っている外国籍の子供のための支援やプロの心理学者によるカウンセリングなどを行っています。

活動を始めたきっかけはカイランさんの娘さんがかつて不登校になったことがあり、そのことをきっかけに日本の学校に馴染めない外国人の子供たちのためにスクールを立ち上げたそうです。

スクールでは英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語の学校に入るため語学の強化や、母国語を自分の学年のレベルまで引き上げることなどを行っています。年齢は6歳以上、月曜日~金曜日、時間は9時から14時まで授業を行っています。また、夕方16時以降は宿題の支援を行っています。

通っている子供は現在22人で、活動を始めてから20~50人のあいだで推移しているそうです。

また、土曜日には各言語別に母国語クラスが開かれていて約30人が通っています。

取材では実際に授業に参加させていただきました。今回の授業はカイランさんの生徒である大学院生2人により進められ、教育学の分野で著名なブラジル人Paulo Freire(パウロ フレイレ)を参考にした授業が行われました。

最初は英語のクロスワードゲームから始まり、その後外国人の子供が体験することが多い、いじめや差別の問題について話し合いを行いました。

例ではとてもまじめな少年だが日本語がわからず、そのためテストで0点を取り日本人の先生に怒られたという話をもとに、このとき少年は悪いことをしたのか?という問いや、先生は怒るのではなくどうすればよかったのか、ということを皆で話し合いました。

2時限目は中国人の大学院生により“Reject”(拒絶)をテーマに授業は進められました。最初は顔の表情のイラストとそれを表す英単語を対応させていき、それをもとにrejectされたらどういう気持ちになるのかなどを皆で話し合いました。

授業の最後にはそれぞれが、いい先生・悪い先生や友人をテーマに絵を描き、それを先生が発表していきました。

午前の授業は12時半に終わり、ランチのピザパーティーが開かれました。

カイランさんは外国人のエンパワーメントを生かし、在日外国人のコミュニティーにノウハウを教えたいと語っていました。

(佐藤)

2011年12月12日 (月)

特定非営利活動法人 ぐんまラリーネットワーク

特定非営利活動法人 ぐんまラリーネットワークは自動車競技であるラリーを広め、またラリーを通して地域に貢献することを目的に活動している団体です。今回はみなかみ町で開催された「群サイ ラリーフェスタ2011」に参加しました。

ぐんまラリーネットワークは2002年から活動を始めた、年間を通してNPOとしてラリーに関わるなど、モータースポーツの啓蒙活動を行っている団体です。

群サイ ラリーフェスタ2011は群馬県みなかみ町にある、群馬サイクルスポーツセンターで行われました。参加選手は新井 敏弘選手、炭山 裕矢選手、柳澤 宏至選手といった、国内外で活躍するドライバーが参加して6kmサーキットでのデモランや、抽選による同乗走行などが行われました。

新井 敏弘選手

今回ぐんまラリーネットワークは焼きまんじゅう屋として出店しました。当日はあいにくの雨で気温も低かったのですが、東京から駆けつけたラリーファンなど多くの人で賑わっていました。

焼きまんじゅう

ヨーロッパではラリーはF1と並ぶ人気モータースポーツなのですが、残念ながら日本ではラリーの地位は低いと言います。整備されたコース内を走るF1と違い、ラリーは公道を走ります。ヨーロッパでは郊外や山間部の公道がコースとなり、民家の目の前を車が駆け抜けていきます。

SUBARU  IMPREZA WRX STI

しかし、日本ではこうしたことになかなか理解が得られず、しばしば暴走族などと同じ目で見られてしまうこともあるそうです。

MITSUBISHI  LANCER EVOLUTION X

こうした中でも群馬県は山が多いという土地柄ラリーが日本で一番活発に行われており、選手にも群馬県出身者が多くいます。

将来的にはNPOが関わったレースをしたいと考えています。ラリーには多くの人や企業が関わっており、レースを行えば開催地に大きな経済効果をもたらします。主催は難しいかもしれないが、群馬で世界選手権を開きたいという夢があるそうです。

ぐんまラリーネットワークでは子供に対してラリーの魅力を伝えたいと考えています。世界で通用するドライバーとなるには小さいころからの練習が欠かせません。そのため子供のころからラリーに興味を持ってもらう必要があります。活動を通して将来、群馬発の世界ドライバーが生まれればと考えているそうです。

新井選手の車両

ヨーロッパではラリー少年が普通にいるそうです。ラリーをもっと根付かせて、日本でもラリー少年が現れるような環境を作りたいと語っていました。

(佐藤)