NPO法人 群馬県地すべり防止工事士会 (前橋市)
*「地すべり防止工事士」と言う資格を知っていますか?
NPO法人群馬県地すべり防止工事士会は、
地すべり防止工事士の技術講習や、地すべりに関する啓蒙活動を通じて、
地すべり防止工事士の資格取得の推進と地位向上をはかることを目標に、
平成20年5月に設立され、3年が経ちました。
HPはここから⇒http://www.gunmajisuberi.com/
連絡先など詳細はHPをごらんください。
畠山幸男さんにお話をうかがいました。
一般の人で、「地すべり防止工事士」と言う言葉を、聞いたことがある人は
少ないのではないでしょうか。
斜面災害に関する国土交通大臣認定の資格で、有効期限5年、
その後は講習を受講し更新します。
平成22年度「登録地すべり防止工事士試験」は、全国で467名が受験し、
合格者172名(県内2名)という、専門性が高い難解な資格です。
資格取得者は群馬県内で93名(全国3908名)で、(社)斜面防災対策技術協会HPで
名簿が公開されています。
しかし、関係者には「一般の認知度が低く、なんとか資格者の地位向上をはかりたい」
と言う強い思いがありました。
「地すべり」とは、簡単に言えば主に地下水が原因で、とても広い範囲の地面が
家・建物・畑・木などをのせたままの形で、ゆっくりと動いていき、
生命・財産・美しい郷土が損なわれます。
「地すべり防止工事士」は、兆候が見られたら調査にはいり(初期状況調査)、
未然に防ぐ(防止)ために活動します。
斜面災害は、同じ条件のものが少なく複雑で困難な仕事だそうです。
そのため技術者は、知識と豊富な経験が必要とされます。
4年目を迎えた今年度からは、外へ向けての啓蒙活動に本腰を入れると話してくれました。
ホームページやパンフレットを作成し、講演会や現場見学会も行います。
また、小・中学生など将来を担う子どもたちに「地すべり防止工事士
という仕事を知ってほしい。」と希望があれば出張講演もし、
情報発信していきたいと抱負を語ってくれました。
by齊藤
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