NPO法人 日本福祉教育研究所(渋川市)
平成13年に設立されて以来、年6回の「人塾」と年2回(春秋)の
特別「人塾」を継続して開講しているNPO法人です。
「人塾」:講師を招き1時間半の講演と1時間程度の懇談会の2部構成の学習会
全国から多彩な講師を招き、その顔ぶれには本当に驚かされます。
その人脈について妹尾信孝代表に聞いたところ、妹尾さんが新聞や
テレビなどで、「この人はいい話をしている。」と思う人に直接会いに行き、
講演を依頼すると言う、とてもシンプルな方法で、面会できるのは6割
だそうです。
謝礼は交通費程度しか支払えないにもかかわらず、活動に賛同し
引き受けてくれます。
半分以上の講師は、交通費も日本福祉教育研究所に活動資金にと
寄付してくれるそうです。
その人柄の明るさが人を呼び、招いた講師から大学での講義を
依頼されたり、講師の人が会員になったこともあります。
そんな妹尾さんですが、出生時の状況で言語と四肢に障害があります。
しかし、ハンディを乗り越え教員免許を取得し、養護学校臨時教諭や
福祉施設職員として勤務してきました。
また、自らも依頼があれば、小中学校や高校、団体で精力的に講演活動
をしています。
妹尾さんはマイクを使わず身振りで表現しながら、体を使って語りかけます。
言葉が不明瞭な部分は「心の耳で聞いてください」と言います。
私も取材に少し不安を覚えましたが、妹尾さんの言う通り「心の耳で聞く」ことに
集中するよう心掛けました。
妹尾さんの真摯な思いが伝わってきて、話に引き込まれ、妹尾さんの言葉が
ストンと胸におちていきました。
活動を通して目指しているのは、「心豊かな人づくり」です。
「人塾」は10年間で61回を数えます。
「継続は力なり」と言う言葉が浮かぶNPO法人でした。
by齊藤
連絡先・お知らせ・詳細はこちらのHPへ⇒http://www5d.biglobe.ne.jp/~fukusi/
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