県庁32階YAMATOYA COFFEE32にて「アーツアンドカフェ」展
「群馬県障害者芸術文化活動支援センター」(愛称:「こ・ふぁん」)開設を記念して、群馬県庁32階YAMATOYACOFFEE32にて開催された「アーツアンドカフェ」について、「こ・ふぁん」と群馬県障害政策課、株式会社大和屋にお話をうかがってきました。
今回の「アーツアンドカフェ」展は、「群馬県障害者芸術文化活動支援センター」(愛称:「こ・ふぁん」)開設を記念して、『アーツとカフェは相性がよい!!』をキーワードとして開催されました。
「こ・ふぁん」は、障がいのある人が、地域の人々とともに芸術や文化に触れ、さらにいきいきとした日々を送れるよう、様々なかたちでお手伝いすることを目的に設立されました。今回の展示では、大和屋さんの協力のもと、お店のあちこちに作品を展示し、『こ・ふぁんブレンド』コーヒーを楽しみながら作品を鑑賞できる場となりました。
「こ・ふぁん」を運営しているNPO法人工房あかねは、大和屋とは20年来のつきあいがあり、県庁に「YAMATOYA COFFEE32」がオープンした時から「何か一緒にやりたいね」と話していたところ、「こ・ふぁん」開設を記念して一緒にイベントをということで、今回の企画へと至ったそうです。作品展示に加え、今回期間限定で販売された『こ・ふぁんブレンド』は、大和屋の平湯社長自らがブレンドしたとのお話もうかがえました。
今回のイベントについて工房あかねの小柏さんは「例えば美術館で展示をしても、美術に興味がある人と福祉関係の人しか来てくれないが、県庁32階で展示することでより多くの人に気軽に観てもらえる。」と話してくれました。
大和屋としては、コーヒー豆の販売においても社会貢献、SDGsの観点から気候変動や児童労働といった課題が多いことに触れ、「今回のイベントを通しても、障がいへの理解・多様性への理解という会社の姿勢を示すことができると考えている」ということでした。
最後に、工房あかねと一緒に「こ・ふぁん」を運営しているのNPO法人あめんぼの吉田さんが、「アートを通すことでいろいろな垣根が取り払われやすい。アートはあくまで手段、きっかけに過ぎず、その先に日常、生活がある」「最終的な目標は、当事者とその家族が自由で幸せな生活を送ること」と仰っていたのが印象的でした。
「こ・ふぁん」の活動はスタートしたばかりで、今後も「アーツアンド〇〇」ということで、いろいろな分野とのコラボレーション企画が行われる予定です。
みなさん、お楽しみに♪
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「アーツアンドカフェ」開催概要 (※このイベントはすでに終了しています)
期間:2023年8月26日㈯~9月10日㈰
会場:群馬県庁32階 YAMATOYA COFFEE32
主催:群馬県障害者芸術文化活動支援センター(こ・ふぁん)・群馬県
共催:工房あかね
協力:株式会社 大和屋
★群馬県障害者芸術文化活動支援センター(愛称:「こ・ふぁん」)について
群馬県では、障害者の芸術文化活動の普及を支援するため、今年度「群馬県障害者芸術文化活動支援センター(こ・ふぁん)」を設置し、「ネットワークの構築」「相談支援」「人材育成」などに取り組んでいます。
「NPO法人工房あかね」が事務局となり、「NPO法人あめんぼ」「一般社団法人あったらいいなをかたちに」と共同でセンターを運営しています。
http://gunma-artsupport.com/