労務管理セミナーを開催しました!
9月15日(金)に昭和庁舎3階の35会議室にて、「労務管理セミナー」を開催しました。
5団体8名の方がご参加してくださいました!
講師には社労士家村事務所の家村啓三氏をお招きいたしました。
家村啓三氏は、「むずかしいことをわかりやすく」をモットーにご活躍されています。
また非営利組織の労務管理にも詳しい方です。
今回のセミナーのタイトルにもあります、「労務管理」や「労務」と聞くと、難しいと思いますよね。
またNPOとなると営利企業の労務と何か違いがあるのでは?と思いますよね。
セミナーでは、実際は営利企業とNPOの違いがどうなのか?何が「労務」なのか?というところから、人を雇う際のルールや労働条件のルールなどを教えていただきました!
全てをご紹介することは難しいので、このブログではお話いただいた概要をピックアップしてご紹介していきます!
労務とはなに?
「労務」とは簡単に表すと、職場での「人」に関するすべてのことを指しています。
職場での「人」に関することと言われても、ピンとは来ないですよね。
例えば…
・何時から何時まで働くのか?
・時給はいくらに設定するのか?
・労災に入る?(職務中にけがをした時などに対象になる保証)
・雇用保険に入れるのは誰なのか?
という内容が労務に関することです。
NPOの労務は難しい?!
NPOで活動している人、働いている人、働き方に形は決まっておらず、多様な形があるかと思います。
労働者(賃金を支払われるもの)なのか?ボランティアなのか?と既に2パターンが多く存在しますよね。
しかし労働に関する法律は、営利企業もNPOも同じ内容のものです。
現在日本の労働に関する法律は、営利企業向けに作られており、NPOに特化しているとは言いづらいのが現状です。
働きやすい職場環境のため
NPOで働く、またはボランティアをする上で、働く・活動する場が快適かどうかも大切ですよね。
働く・活動する場の環境を快適にするために、労働する上でのルールを決めたり、社会保険制度があり、募集・採用に関してのルールなどが労務の一部としてあります。
これらをNPOに当てはめるのは難しいですが…
働いていく上での自身を守ってくれるものでもあるので、NPOでも労務は必要になってくるかもしれませんね。
当日参加者の方から出た質問
Q:代表理事に給与は支払っていいの?役員報酬ではないの?
Q: スタッフにお金を支払っているのだけれど、謝金か給与どちらが良いのだろう…
労務管理はNPO法人のミッションを振り返るチャンス!
様々な働き方がある現代、労務の関係する法律に当てはめるのは難しい部分もあるかもしれません。
しかし労務に関することや労働に関するルールなどを決めていくことで、もう一度この団体のミッションは何なのか、働きやすくしていくにはどうしたらいいのかを話し合えるいい機会になると思います。
話し合って、多様な働き方に応じられる職場になったら、皆さんのやる気も今以上に上がっていくかもしれませんね!