社会課題を解決する協働セミナー2019
2019年11月17日(日)、13時半から16時 テラス沼田Waltzホールにて
社会課題を解決する協働セミナーを開催いたしました。
群馬NPO協議会 会長による挨拶
協働セミナーは2017年に開始。
以後県内での企業や行政、非営利団体間での協働の推進を目指し、地域やテーマを変えて今回で3回目の開催となりました。
参加者は市議会議員4名、企業7団体15名、NPO法人・任意団体23団体44名、行政職員11名、中間支援センター・教育機関職員3団体9名、計83名です。
内容
第1部 協働事例紹介
沼田市で活動する3団体の協働事例発表
①上州真田武将隊
上州真田と沼田市をPRする目的で2016年に結成した、沼田市観光協会公式の武将隊。
セミナー当日は武将とくノ一に扮した隊員が登場して発表。
沼田まつりや地域イベントで武将や姫に扮した隊員が歌や舞踏、殺陣などの演武を披露
沼田市観光協会、観光ガイド協会との協働により観光PR活動を行い、地域活性化に貢献している。
また上州真田武将隊の拠点でもある「商い処 松之屋」は市内空き店舗を活用、キャラクター商品の開発と販売を行い街中の観光案内所にもなっている。
②NPO法人手をつなごう
誰もが生きがいをもって暮らせる福祉のまちづくりを目指し、地域貢献活動をしています。
・居場所づくり交流会の開催(居場所づくりを行っている行政・市民活動団体が事例発表・交流)
・「木漏れ日の会」障害・高齢者施設の関係者が集まり、情報交換を行う
・地域に『あったらいいな』と思える活動やしくみづくりについて関係機関・行政・企業・議員・地域住民などで意見を出し合うワークショップを開催
http://teotunagou.taiseikai-group.com/
③女性の元気応援団「もものわ」
2017年に設立。団員の一人が乳癌になったことをきっかけに、ピンクリボン(乳癌啓発)活動を行っている。
老神温泉女将の会と連携し、乳癌の手術をされた方も温泉を楽しめるよう、
専用の入浴着の制作と貸し出し、ポスターでの広報を行っている。(老神温泉16軒の旅館が賛同・協力)
各種イベントでの乳癌定期健診受診啓発活動
ピンクリボンカフェ 自前講座の開催
いずれの団体も企業や他団体との連携で活動に広がりが生まれ、地域活性化に貢献しています。
④協働による地域づくりに関する指針 概要について 群馬県職員の説明
第2部「SDGs」ってなんなんさ
群馬県住みます芸人のアンカンミンカンが、クイズ形式でSDGsについてトークを繰り広げます。
高崎商科大学 特任教授の熊倉浩靖氏がクイズの回答を詳しく解説。
世界で起きている環境、貧富の格差等の現状について、SDGsを身近な課題として捉えることができるよう、説明を行いました。
〇×形式のクイズに参加者も巻き込んで、楽しい雰囲気でSDGsについて学ぶことができました。
企業や行政、非営利団体等、異なる価値観や目標に向かって活動しているメンバーが集まった時、地域で起きている課題等に対して共通の価値観を持つことが難しいことがよくあります。
地域課題をSDGsの目標と重ね合わせる時、メンバー同士を繋げる共通言語が生まれます。
共通認識を持つことが、協力体制を築く上で重要なポイントになってきます。
SDGs(持続可能な開発目標)について
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
第3部交流会
日頃あまり接点のない企業と行政、NPO法人等非営利団体の方々が一同に会し、
交流を図りました。市内のNPO法人同士でも意外と接点がないようで、貴重な交流の機会となりました。
なお、当セミナーは事前準備から市内の企業や団体への参加呼びかけ、当日に至るまで沼田市市民活動センターぬまたん家のスタッフ皆様方の多大なご協力を得て実現いたしました。
ここに合わせて御礼申し上げます。
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