2019.11.1 組織を評価して基盤強化するセミナー
2019年11月1日(金)、県庁昭和庁舎21会議室にて
「NPO法人の組織を評価して、基盤強化 信頼されるNPOになるために」セミナー&助成金説明会を開催いたしました。20団体21名が参加しました。
第三者評価お申込みは こちら
群馬NPO協議会事務局経由でもお申込みいただけます。gunmanpo9@gmail.com
群馬NPO協議会事務局は第三者評価の伴走支援を行います。
第三者評価を受けるとこちらのHPに掲載され、団体の信頼度が高まります。
第一部では群馬NPO協議会より、組織基盤を強化するための助成金獲得のポイントについて説明会を行いました。
申請書募集要項、申請書は こちら
この助成金と特徴は「NPO法人向け 組織基盤強化助成金」は、群馬県内のNPO法人が組織基盤を固め、信頼を得、自立運営を可能とし、助成金や補助金等も有効に活用できる組織となることを目的としています。
組織基盤がぜい弱なまま事業を実施していると、事業成果につながらないケースや、(助成期間終了等に伴い)事業が継続・発展しないケースもあります。
社会課題解決を実現するためには、人材の確保と育成、多様な人材(協力・支援)の巻き込み、会員管理、資金調達・資金管理、情報インフラの整備などの【基盤強化】のためにご活用いただけます。
活用例としては
資金調達力の強化 ファンドレイザーの養成、チャリティーコンサート運営資源
寄付者、会員管理力の強化 salesforce やkinton、会計ソフトの導入
情報発信力の強化 団体パンフレット作成 ウェブサイト構築
団体評価
例えば
収益事業化できない活動、助成金の対象ともなりにくい課題に取り組むため、
安定的な財源である会員数、それに連動する会費の増加と、寄付額の増加を目指すことを目標として、
ファンドレイザー養成 法人パンフ作成に助成金を活用し、下記のような変化がおきることが期待されています。
第二部では一般財団法人 非営利組織評価センター業務執行理事の山田泰久氏をお迎えし、
NPO法人が信頼性を獲得していくためには具体的にどうしたら良いのかについて講演頂きました。
NPOの信頼性
①事業活動
活動報告書、HPやSNSなどによる情報発信、メディア報道
②人・関係性
リアルな人付き合い、接点づくり、協働
③組織運営
組織評価、基盤強化、ガバナンス
組織を支える23の視点「自己診断シート」
JCNEの組織評価・認証制度で、法令・定款通りに組織運営を行っているかを自己評価できるワークシート。
23の評価項目は5つのカテゴリーに分類されています。※参考資料 ワークシート
❶組織の目的と事業の実施
・事業の対象となる社会的ニーズや課題を多様な関係者からくみ取る仕組みがある。
➋ガバナンス
・定款に基づく役員会(理事会、運営委員会等)を年に2回以上開催している。
➌コンプライアンス
・直近の登記事項を登記している
➍情報公開
・書式の所在地および問合せ方法をウェブサイト上で公開している
➎事務局運営
・法定保存文書の保存をしている。
ワークシートで自己診断をした後は、その結果をグループになって共有しました。
自己評価を通して自団体のありのままを認識し、評価基準を満たしていない項目に関しては、
改善していくこと。
また現状を捉え、今度それをどう改善していくのかを考えることが、組織の基盤を強化していくことにつながり、同時にNPO法人としての信頼性にも結びついていくことを学びました。
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