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NPO・ボランティアサロンぐんま

  • 〒371-8570 群馬県前橋市大手町1-1-1 県庁昭和庁舎1階
  • TEL:027-243-5118
  • FAX:027-210-6217

サロン業務のご案内

  • NPO相談・イベント情報・ボランティア募集・ボランティア活動希望などサロンの日常をお伝えしていきます。
  • 群馬NPO協議会は群馬県よりNPO・ボランティアサロンぐんまの運営を委託されています。

開館時間のご案内

  • ※2025年10月より、土曜開館時間が変更になります。相談、テーブル、コピー機利用は予約制となります。
  • 開館時間
  • 平日10:00~17:00
  • 土曜日10:00~16:00
  • 休館日
    日曜日、祝日、お盆期間中(8/13~17)、全館閉館日、年末年始(12/29~1/3)
  • 荒天時(特別警報発令時、大雪等の場合)には休館となる場合があります。

NPO法人会計基準

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2025年12月18日 (木)

社会福祉法人チハヤ会×みどり市、林福連携「MAKIT」の紹介

はじめに チハヤ会について
社会福祉法人チハヤ会は、みどり市で主に障害のある方を支援するさまざまな施設を運営しています。
2022年4月には子どもの第三の居場所として「おむすび堂」を開設し、アートコラボなど特色ある取り組みが注目されています。
さらに2025年4月には、就労継続支援B型事業所「MAKIT」を開設。
この事業所は、みどり市との「林福連携(林業×福祉)」による、全国的にも珍しい取り組みを進めています。
今回、おむすび堂にて「MAKIT」について管理者の福本さんにお話をうかがいました。

Photoおむすび堂に通う子どもたちの作品


「MAKIT」と「木の駅プロジェクト」
全国でも珍しい林福連携の取り組みは、2020年頃、チハヤ会の障害者支援施設で木工アートに挑戦する際、わたらせ森林組合に「廃材を分けてもらえないか」と相談したことが始まりだといいます。
これをきっかけに、みどり市農林課森林組合林業家との連携が深まり、里山整備にも関わる中で、「木の駅プロジェクト」として構想が形づくられていきました。

みどり市は面積の8割を森林が占め林業が盛んである一方、担い手不足や流通の都合により木材が県外に流出してしまうという課題を抱えていました。
一方チハヤ会は、おむすび堂の運営を持続させるための自立の方法を模索していました。
こうした状況を背景に、みどり市が林業の課題解決に向け「木の駅」を設置。その運営をチハヤ会の就労支援事業所「MAKIT」が担うことになりました。
具体的な業務としては、市内で伐採された木材を「木の駅」で薪に加工し、翌年オープン予定の温浴施設へ納めることです。
薪は温浴施設だけでなく一般向けにも販売され、その収益の一部はおむすび堂の運営に活用されます。

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しくみが生む相乗効果
このしくみによって、みどり市は林業の課題を解決しつつ「地域内エコシステム」を実現。
チハヤ会としては、障害のあるメンバーさんに新たな仕事と安定した供給先を確保でき、その収益が子どもたちを支えるおむすび堂の運営にもつながるという相乗効果が生まれています。
また、メンバーさんが地域の子どもたちを支援するということは、障害のある方が「支援される側」だけでなく「支援する側」にもなるということ。
地域全体で子どもの育ちを支える一員となるという点で、大きな意味があるといいます。

20251206_150133_2

実際に、令和2025年4月より、みどり市が設置した「木の駅」の運営をチハヤ会が受託し、木の駅での薪づくりが「MAKIT」の仕事の一つになりました。
来年4月オープン予定の温浴施設「湯〜トピア みどモスパ」(旧・かたくりの湯)に向け、薪づくりは着々と進行中。
乾燥中の薪が山積みになっており、リニューアルした温泉施設で「MAKIT」の薪が活躍するのが楽しみです。

Dsc_1575「木の駅」で乾燥中の薪(まき)

「MAKIT」のこれから
「木の駅」
での薪づくりに加え、おむすび堂でのカフェ事業、デザイナーと協働するアート事業という「3本柱」を中心に事業展開していく予定です。
メンバーさんが輝き、自信を持って働けることは、職員の誇りにもつながります。
さらに今後は、みどり市の害獣問題の解決策として、シカカレーや鹿革の活用なども構想しています。

Dsc_1572おむすび堂の前で(福本さんとメンバーさんたち)


おわりに

チハヤ会は、もともと戦争で親を失った子どもたちを受け入れる「チハヤ養護園」として始まりました。その後、社会の変化に合わせて、グループホームや放課後デイサービスなど、支援の幅を広げてきました。
2022年にはおむすび堂がオープンし、地域みんなで運営を支える仕組み「おむすびワークス」や、林業と福祉をつなぐ「MAKIT」など、新しい活動も次々と生まれています。
時代や地域のニーズに合わせ、さまざまな人や機関と協力しながら柔軟に挑戦し続ける姿勢から、多くのことを学べると感じました

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来月1月、今回お話をうかがった福本さんをメインスピーカーとしてお招きし、
林福連携の取り組みをテーマとした「協働ミーティング」を開催します。
「MAKIT」について様々な関係者からさらに深くお話を聞ける貴重な機会となっています。
みなさまの参加をお待ちしています
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【予告】
テーマ対応型協働ミーティング
「薪づくりで 街づくり そして人づくり」
2026年1月29日㈭ 13:30~16:00 
会場:NETSUGEN(群馬県庁32階)/オンラインzoom
詳細、参加申込みはこちら
https://app.jibun-apps.jp/form/7998dee8-0500-4dcb-97f0-f439dbf21774/new

2025年12月13日 (土)

年末年始 休館のご案内

年末年始は12月28日(日)~1月4日(日)まで休館となります。

よろしくお願いいたします。

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2025年12月11日 (木)

サロン利用制限のお知らせ

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2025年10月 1日 (水)

協力のコツを実践でまなぼう 参加者募集中

地域課題解決や地域活性化のため、NPO・企業・行政等の様々な主体が連携、協力していくために必要なことを実践的に学ぶセミナーです。4回連続です。

日時:10月20日(月)、11月27日(木)、1月19日(月)、2月25日(水)

会場:ホテル磯部ガーデン大会議室(安中市)

時間:10時~12時 中間支援センタースタッフ向け

   13時30分~16時30分 NPO・市民活動団体向け

お申込み:以下フォームより

https://forms.gle/esiU3pTwgz6qTtpD9

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2025年9月29日 (月)

土曜日の開館時間変更とご予約についてのお知らせ

いつも「NPO・ボランティアサロンぐんま」をご利用いただき、ありがとうございます。
サロンの土曜日の開館時間について、大切なお知らせです。

これまで土曜日は 10:00~17:00 の時間で運営してまいりましたが、
2025年10月4日(土)より、10:00~16:00 に変更となります。

平日(月~金)の開館時間については、これまで通り 10:00~17:00 です。


ご利用にあたって

相談、テーブル利用、コピー機利用については、予約制 となります。
ご利用を希望される方は、事前にご予約をお願いいたします。

※サロン主催事業などでご利用いただけない場合があります。ご希望の際は、事前にご確認ください。

今後とも「NPO・ボランティアサロンぐんま」をどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。

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2025年9月22日 (月)

しぶかわNPO・ボランティア支援センターのみなさんが来てくれました!

2025年9月12日(金)
このたび、しぶかわNPO・ボランティア支援センターの登録団体のみなさんが視察研修として NPO・ボランティアサロンぐんま を訪問してくださいました!✨

しぶかわNPO・ボランティア支援センターは、渋川市役所第二庁舎2階にあり、
渋川地域で活動するNPOやボランティア団体を支える拠点です。
「地域課題をみんなで解決する力を育む場所」として、相談対応や情報発信、交流の場づくりなどに取り組んでいます。

サロンは群馬県庁の昭和庁舎の中にあり、日ごろからNPOや市民活動、ボランティアを支える拠点として活動しています。
県内全体の動きを見渡せる場所でもあるのがサロンの強み。
今回、その活動や役割についてご紹介しました。

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▶サロンぐんまでできること◀

サロンでは、
・NPO法人の立ち上げや運営の相談
・助成金や会計、広報など実務サポート
・ボランティアしたい人と探している団体のマッチング
・県内の活動情報や助成金情報の発信
など、団体の成長を応援する取り組みをしています。

また、セミナーや交流会を通じて「協働」「DX活用」「次世代の担い手育成」に力を入れているのも特徴です。

▷2025年度のサロン◁

説明の中では、最近よく寄せられる相談やサロンの重点テーマもご紹介しました。

apple若者の活動支援
インターンシップや若者コミュニティスペース「freeco」、若者対話集会など、次世代の担い手を育てる活動に力を入れています。

cat多様なテーマのNPO活動
子育て支援、外国人支援、動物愛護、まちづくり…本当に幅広い分野のNPOが生まれているのも群馬の特徴。

pcDX推進
動画づくりやチャットGPT活用など、NPOでもデジタルを味方につけて活動の幅を広げています。今年は「Canvaセミナー」も大好評でした!

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tulip視察研修を終えて、いただいた感想tulip

今回の訪問を通じて、参加者からは
「実際に活動の現場を知り、渋川が抱える地域課題を改めて意識できた」
という声や、
「NPO法人の新聞記事の切り抜きなど、活動の記録がきれいにファイルされていて、
とても参考になり、ここからさまざまな情報が得られそう」との感想もいただきました。

人口減少や担い手不足といった課題を解決するためには、センターをさらに有効活用し、若者や多様な世代が気軽に関われる仕組みを作ることが欠かせません。
今回の学びを渋川での活動にも生かし、地域の未来を担う世代とともに歩んでいきたいという前向きなお話も伺えました。


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印象的だったのは、団体それぞれの活動にとどまらず、
「渋川という地域全体」をどうしていくかという視点で考えていたことです。
その姿勢に、これからの広がりや新しいつながりが生まれていくことを、とても楽しみにしています。

実際に視察に来ていただいたことで、私たち自身も自分たちの活動を改めて考えるきっかけにもなりました。

私たちにとっても、地域のNPO同士がつながり、新しいアイデアや協力の芽が生まれることが一番の喜びです。
「サロンぐんま」も、ふらっと立ち寄って交流できる“サロン”のような場所になるよう、これからも皆さんと一緒に学び合い、支え合いながら歩んでいきたいと思います。

ぜひみなさんも気軽に遊びに来てくださいね☕

訪問してくださった渋川のみなさん、ありがとうございましたhappy01

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⇩しぶかわNPO・ボランティア支援センターの情報はこちらから
https://nposupport.jimdoweb.com/

★ 助成金情報 ★

当センターのブログ内にある「助成金情報一覧」を更新しましたnewshine
新しい助成金情報を追加していますので、活動の参考にお役立てください。

今後も随時更新していきますpc

⇩参考までに、募集チラシを2種類ご紹介しています。ほかにも助成金情報をたくさん掲載していますので、気になる方は一覧ページをチェックしてみてくださいねflair

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2025年9月 4日 (木)

定款を見ながら団体の紹介をしょう

暑い暑いと言いながらも、4月はじまりの団体の皆様。そろそろ半期のまとめの時期になってきました。今年度の事業計画はどのように進んでいますか。後半に向けて、他団体と交流してみませんか。新たな発見や、ヒントが、見つかるかもしれません。会則や、定款やイベントのチラシなどありましたら、ご持参ください。

日時:9月20日(土)13:30~15:00  

会場:NPO・ボランティアサロンぐんま(県庁 昭和庁舎1階)

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2025年9月 2日 (火)

サロン利用制限のお知らせ

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2025年8月 7日 (木)

NPO法人アスワードの子ども食堂を取材しました!

7月25日(金)

『NPO法人アスワード』の活動を取材しました!!

NPO法人アスワードは2024年に設立された、群馬県伊勢崎市を拠点に、
高校生、大学生が中心となって活動をしている団体です。
地域全体で子どもたちや家族を支える「みんなでつくる居場所」を目指し、
・子ども食堂
・放課後の子どもの居場所づくり
・学習支援
・まちおこし
などの事業を行っています。


今回は、伊勢崎市にある宮郷公民館で開催された、
地域のこども食堂「ヒカリエキッチン」を取材してきました!

地域のこども食堂ヒカリエキッチンは事前予約制で、
毎月最終金曜日:16:30~19:30
宮郷公民館で無料開催しています。

この日のイベントは、なんと共愛学園前橋国際大学の農業サークルさんから『ジャガイモの贈呈式』がある特別な日。
会場には、子どもたちの笑顔とおいしい香りが広がっていました。

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riceballおいしいごはんで元気モリモリ!

この日のメニューは…

  • ピラフ
  • マッシュポテト(共愛学園から寄贈されたジャガイモで♡)
  • 野菜炒め
  • チキンスープ(企業さんから寄付されたチキンを使用!)

アレルギー表記もばっちりで、どなたでも安心していただける工夫がされていました。

食事ができるまで、子どもたちは学習支援室でボードゲームをしたり、宿題をしたり。
初めて会った子同士でもすぐに仲良くなる様子に、こちらまでほっこりしました。

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flairヒカリエキッチン」ってどんな場所

代表の山本さんは、かつてチャリティーサンタの代表を務めた経験から、
「伊勢崎市に子どもたちの居場所を作りたい!」と感じ、NPO法人を設立。
こうして、地域の子どもたちの笑顔を支える「ヒカリエキッチン」が誕生したのです。

食材は、地域の農家さんや社協、フードバンク、企業などからの寄付でまかなわれています。
時には、視察先で出会った方から思いがけない寄付が届くこともあるのだとか。

企業からの寄付の際に「アレンジして提供してください」と提案されることもあるそうです。
そんな時は、みんなでアイデアを出し合いながら、工夫をこらしたアレンジメニューを考えて提供するとのこと。
その前向きな取り組みと温かい姿勢に、とても感動しました。

 

flair会議も工夫もいっぱい

毎月初めに開かれる「子ども食堂担当会議」では、寄付された食材をどう活かすか、みんなでアイデアを出し合ってメニューを決めているそうです。

食数も事前予約をもとに調整していて、小さなお子さんでも無理なく食べられるよう、量も臨機応変に対応。優しさがたっぷり詰まっています。

 

cherryblossomたくさんの人の支えで成り立つ場所

団体のボランティアさんは総勢約40名!事業ごとに担当を決めて、スムーズに運営されています。
また、県の「ボラスルン」や口コミを通じて、一般の方もボランティアとして参加しているとのことでした。

公民館の使用にあたっても、衛生面には十分配慮し、片付けや掃除もきちんとします。
「場所を借りられるのはありがたいこと」という感謝の気持ちが伝わってきました。

shine愛のこもったジャガイモが大変身!shine

そして、今回の主役のひとつ、共愛学園前橋国際大学の農業サークルから届いた約20キロのジャガイモは、ふわふわのマッシュポテトに大変身!

実は山本さんは、この農業サークルの出身。つながりが今もこうして形になるのって、素敵ですねconfident

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地域のたくさんの人の力が集まって、子どもたちの「おなか」と「こころ」を満たしているヒカリエキッチン
また訪れたくなる、そんな温かい場所でした。
次回の開催も楽しみです!

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お忙しい中、対応してくださったNPO法人アスワードの皆様、
ご協力いただいた参加者の方々、ありがとうございましたhappy01

NPO法人アスワードは、団体ホームページ、SNS等でも
情報発信しています。
ぜひチェックしてみてください★

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NPO法人アスワード
〒372-0812
群馬県伊勢崎市連取町3333番地6ライトフェイス内
代表理事 山本 祥一
団体ホームページ https://asuwardo-isesaki.org/