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NPO・ボランティアサロンぐんま

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2025年3月18日 (火)

協働セミナー2024 地域の未来に貢献する方法 開催報告

2025年1月24日(金)13時半より、県庁32階NETSUGENにて協働セミナー「地域の未来に貢献する方法~企業の取り組みとそのヒント」を開催いたしました。

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参加は会場38名 (NPO 8団体,企業9,行政6,中間支援3,大学1,その他個人など8)
オンライン26名(NPO9団体、企業4,行政5,中間支援3,大学2,その他個人など3)

合計64名です。

NPO・ボランティアサロンぐんまでは例年協働セミナーとしてNPO・企業との協働事例の発表や

カードゲーム等を通じた交流の機会を企画して参りました。

今年度は企業の社会貢献に着目し、企業はもとよりNPOや市民活動団、行政の方に広く知って頂こうという目的で企画開催いたしました。

club前半

開会挨拶 

Img_1244群馬NPO協議会会長 太田琢雄によるビデオメッセージ

企業の地域貢献活動の事例発表

①株式会社CATENAS 地域創生部門 船戸花音 氏

〜ITを活用した地方創生と持続可能な社会の実現〜

収益事業であるITコンサルタントとは別に、非営利事業部門として学生登録無料のコミュニティサロンGITYを運営。

GITYAは学生の自由な発想による事業企画を公開し、企業等協力者とのマッチングの場となっています。様々な人が出会い、学びと実践を促進しています。

若者が県外へと流出してしまう、また地方でデジタルスキルを持った人材を育成することで地域課題解決を目指しています。

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②クミ化成株式会社関東工場 総務課 係長 生方 彰子 氏

自動車部品を製造しているクミ化成株式会社は、交通安全地に関わる分野で地域貢献活動を開始しました。地元教育施設への物品寄付から始まり、小学校、保育園での交通安全教室開催、宮田ホタルを守る会の環境整備活動への参加、渋川市社会福祉協議会のフードバンクへの協力など、幅広く活動を展開しています。

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③有限会社ココア 前橋活性事業部 新井菜穂子 氏

前橋市内の中学校、PTAと連携した制服ばんくの運営

使用済でもまだ着用可能な制服のリサイクルを思い立ち、活動を開始した有限会社ココア。

最初は学校に直接出向いて制服の提供を呼びかけましたが、なかなか協力を得らなかったそうです。次第に取り組みが新聞などメディアに取り上げられるようになりました。現在、前橋市内22の中学校と11の高校が協力し、主に学校を会場として無償譲渡会を開催しています。

制服バンクの活用で高額な制服の購入予算を抑えることができ、またリサイクルすることでゴミの削減にもつながり持続可能な地域づくりに貢献しています。

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④株式会社ジンズ 地域共生事業部 事業部長 白石 将 氏

企業がつくる新しい公共~JINSPARKの運営

前橋市川原町にある店舗改装の際に、地域貢献を目指す場JINSPARKへと思い切ったリニューアルを図ったジンズ株式会社。カフェも併設することで買い物に来た人がゆっくり過ごすことができるようになりました。また、階段状になったベンチや広い空間はアーティストを招いたワークショップ等のイベントの他、地域団体による映画の上映会などに活用されています。

JINSPARKでは一般市民を対象にイベント等での利用を募集しており、日程は人気のためすぐに埋まってしまうそうです。

様々な人々が出会い、新たな交流が生まれる場をつくることで地域に活気が生まれています。

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⑤株式会社大和屋 代表取締役 平湯聡 氏

NPO法人工房あかねの障害者アート活動への支援、大和屋カフェでのアーツ&カフェ開催

NPO法人工房あかねの代表とは旧知の間柄であったという平湯氏。大和屋高崎店では工房あかねのサーと作品展示の会場として、長年支援を行ってきました。

工房あかねは県の障害者芸術文化活動支援センタ― こ・ふぁんの委託を受けたことをきっかけに、障がい者アートをより多くの人に広め活動を広げたいという思いが生まれました。

そこで新たにオープンした県庁32階の大和屋カフェで障害者アートの展示、作品をコーヒーカップに使用するアイディアが生まれました。作品にインスパイアされたオリジナルコーヒーブレンドこ・ふぁんも誕生しました。

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club後半 パネルディスカッション

 ファシリテーター櫻井 弥生 氏の進行により、登壇者の皆様それぞれに話題を提供して頂きました。

櫻井 氏はNPO法人Mam’s Styleの理事長であり、これまでにアフリカンプリントの布地を用いた布マスク作成事業等の企業との協働実績があります。

Img_1298jpg左:ファシリテーター NPO法人Mam’s Style理事長 櫻井 弥生 氏

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企業の社会貢献のきっかけについて

社内で地域貢献活動を開始する理由はそれぞれです。

・上層部から地域貢献することが社命として降りてくるケース 

・地域で会社の知名度が低いという社内の課題

・会社のある地域を活性化したい

・ゴミの削減、資源の再利用といった地域課題

・若者の都市部流出、将来的な人口減少という社会課題

・特に地域貢献を意識した訳ではなく、普段から交流のある人と連携して何かできないかと考えた

地域貢献活動の形

・学校の行事計画の一環になっている

 交通安全教室、制服ばんくなど学校と連携した事業は、学校区に通学する子ども達の将来的な支援にもつながります。また、行事で毎年協力していることが、地域における企業の知名度向上につながります。

・自社サービスの一部、あるいはそれに共通する分野で提供する

・有限会社ココアのように本業のクリーニングを提供するケース

・株式会社クミ化成関東工場 自動車部品を製造しているので、自動車に関わる交通有全の分野

・株式会社大和屋 カフェという場所、コーヒーとのコラボレーション

・地域貢献につながる非営利的部門がある

株式会社CATENAS、株式会社ジンズのように営利事業とは別に非営利部門的事業として場を提供するケースもあります。

非営利事業的な部門にはあまり経費はかけられず、売り上げ増などといった結果に直ちに結びつくものでもありません。

しかしながら、こうした活動を続けることで生まれてくるもの、場に集まる人々のネットワーク、地域の人々にとって充足した時間や機会の提供、新たなイベントの企画など、こうしたものが地域の活性化につながっていきます。

club交流会

株式会社大和屋様より、コーヒーの提供を頂きました。

障害者アートとのコラボレーションで生まれた「こ・ふぁんブレンド」を飲みながら、

参加者同士で有意義な交流が行われました。

コーヒーがあると、場の雰囲気が和らぎます。

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大和屋カフェのスタッフの方にお手伝い頂きました

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