
福祉倶楽部おたがいさまは全国高齢者大会(2000年開催)に参加した
笠原さん、上原さん、大井さんにより2002年設立されました。
古くなった家を提供する人、ボランティアで運営を手伝う人、調理をする人など、
地域のみんなに訴え、みんなの力を借りて設立できた、
ひとりぽっちの高齢者をなくすための寄合所です。
介護認定を受けていない高齢者はデイサービスには通所できず、孤立しがちです。
寄合所では、絵手紙、オカリナ、パッチワーク、茶道、カラオケ、書道、短歌など、
様々な活動が行われています。
好きな活動に参加したい人が集まっています。


高崎市倉賀野町にできた福祉倶楽部おたがいさまに矢中町から10人参加していました。
その体験から矢中町でもおなじような寄合所ができないかという話が持ち上がり、
土地と家、備品を提供する人が現れ、開設したのが、
NPO法人矢中いこいの家ゆうゆうです。


矢中いこいの家ゆうゆうでも、高齢者がやりたい活動を、
地域の仲間を指導者として活発に行われています。
年間の利用者はのべ4000人になります。
会員は約120人、ほとんどの人が介護認定をうけていません。
年1回ふれあい作品展が行われ、新たな仲間を迎え入れています。
寄合所で声を出して、交流したり、楽しんだり、笑ったりすることは
介護予防や認知症の進行を抑える効果があるようです。
2つの施設とも大変元気で明るい年配の方たちのお姿が印象的でした。
2014年9月13日 9:00からNPO法人日本動物愛護福祉協会(団体情報)のT.N.R運動を見学してきました。
TNR運動は殺処分される猫を減らすことが目的です。
詳細はこちら
T:Trap(トラップ): 捕獲すること
N: Neuter(ニューター): 不妊手術のこと
R:Return(リターン): 猫を元の場所に戻す
※手術した猫の耳先をカットし、不妊手術済みの猫を何度も捕獲することのないよう目印をつけます。
毎回20匹前後の猫が捕獲され、今回の5回目で101匹の猫に不妊手術が行われました。
101匹の猫の不妊手術により、80倍の8080匹の殺処分される不幸な子猫の誕生を抑制することになります。

捕獲された猫は番号札で管理されます。
まず体重をはかり、性別を確認します。
沈静剤注射、麻酔注射、抗生剤注射が済むと枠にチェックを記入します。
麻酔がきいた猫にゴムで番号札をつけ、手術します。
メスは掃除機とバリカンで毛を剃り、消毒後、開腹手術します。30分強の時間が必要です。
オスは10分程度の簡単な手術です。





手術が終わると呼吸の状態に注意しながら、麻酔から覚めるのを待ち、猫を元の場所にもどします。
ボランティアスタッフが捕獲、体重測定、性別確認、毛刈り、術後観察、元の場所に戻すという不妊手術以外の作業に協力しています。
この活動は、猫を持ち込む人、活動支援者、会員、からの寄付や協力金により支えられています。
「桐生に伝わる民話を聞こう」
NPO法人桐生おはなしの学校は平成13年に任意団体として設立、23年にNPO法人として認証されました。桐生市内を中心とした幼稚園、小学校、有鄰館等でお話し会の開催の他、読み聞かせ講座や紙芝居上演等を行い、本や民話・語りの普及を続けています。
桐生おはなしの学校の活動の一つ、桐生市内の小学校で地域の民話を聞く授業の様子を紹介いたします。
この事業は桐生市立図書館の依頼で、平成13年より市内の小学校に出張して行っています。





この日のおはなし
おはなし 「亀石」
紙芝居 「みけねこと手ぬぐい」
おはなし 「ねずみのお宝」
紙芝居 「かっぱになったわら人形」
おはなし 「かっぱ淵」
本を使わず子ども達に直接語りかけるお話と、大きな紙芝居でこの地域周辺に伝わる民話が語られました。
お話は桐生の民話研究家 清水義男氏がまとめた民話集から採っています。
この紙芝居は、昨年度の群馬の文化支援事業補助金を受けて作成されました。会員の手作りです。
話の中で小学校の近くにある地名が出てくると、子ども達は興味を持ちます。
民話に引き込まれるように、集中して話を聞く姿が印象的でした。
話の面白さ、楽しさを届ける語り手の心が重要で、それが子ども達を話に引き込む力になるといいます。
お話を語ることで、聞く人とのコミュニケーションが生まれます。
民話を通して人と人とのつながり、心のつながりが語り継がれていくようでした。
伝統を今に伝える
NPO法人伝統芸術ライブラリーは2012年12月に設立、前橋市を拠点にして義務教育・大学教育の現場において伝統音楽を中心とした実習と講義を実施しています。同法人の最も特色ある活動の一つである、小学校における箏を用いた授業の様子について、ご紹介したいと思います。
2014年1月30日(木)、前橋市立山王小学校で5年生を対象に筝曲演奏家でもある理事長岡部修吉さんによる箏の特別事業が行われました。


小中学校での伝統楽器を用いた授業では鑑賞や演奏の体験が一般的ですが、同法人ではイメージを箏の音色で表現するユニークな授業を行っています。授業実施にあたり、音楽担当の教諭と事前に打ち合わせを行い、箏の奏法など基本的な事柄について子どもたちが事前学習をした上で、作曲の時間を設けています。
授業内容「イメージを箏で表現しよう」
事前に、児童は「星」「滝」の動画を見て曲づくりのイメージを選択する
最初に岡部さんの演奏を聞いて、音づくりに対するイメージを高める
2人1組になって、予め決めていたテーマで作曲する
(箏の基本的な演奏技法を1つ以上いれること、曲の長さに大まかな決まりがある)
作曲に行き詰まったら、岡部さんに音づくりのアドバイスを求める
最後にいくつかのグループによる作品の発表とふりかえりを行う
岡部さんの演奏を聞いた児童は、「星」「滝」のどちらのテーマの曲だったか意見を出し合います。
目前での演奏に子どもたちは興味深々、音に対して、子どもたちが驚くほど高い感受性を持っていることが分かります。



創作中は、子どもたちが実に楽しそうに作曲に取り組む様子が印象的でした。
子どもたちは箏を通じて作曲することで、伝統的な奏法を自分の感覚で理解することができます。
子どもたちが楽しみながら取り組めること、自由な発想にまかせて最大限に創造力を引き出すことを、岡部さんは大事にしています。
授業の限られた時間の中で、邦楽をただ鑑賞・体験するだけでなく、創作することで子どもたちの心にはより深い経験が得られたのではないでしょうか。
伝統芸術を学ぶことについて、岡部さんは以下のような基本的な考えを持っています。
「箏などの和楽器はアジア、中国など様々な国や歴史、民族の文化交流があって独自に発展したものです。伝統芸術を学び、ふれるということは国境や民族を超えた平和のエッセンスを現代社会に伝えていく、ということだと思います。」
今後の展望のついて「学校で授業を行える指導者を育成し、活動の基盤を固めたい」と岡部理事長は語っています。
ー 3名の女将からの町興し
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この日は、3名を代表して、理事の山崎 久美子さんにお話を伺いました。 3名の紹介
造り酒屋の女将さん
木工屋さんの女将さん
研磨屋さんの女将さん
モノづくり仲間のネットワーク 太田市と合併した旧新田は、中心部より離れている為、製造・販売が上手く起動せず、良い物を一生懸命こだわって作っても、中々販売に結びつかない現状、そこでモノづくり仲間がネットワークを構築し、それぞれの得意分野で協動で販路を拡大。新製品の開発等で、活路を見出すべく動き出しました。
ぐんまちゃん・おおたんとコラボ
ぐんまちゃんとコラボのお酒 ぐんまちゃんとコラボのサイダー ぐんまちゃんコラボタイピン ぐんまちゃんコラボのピンバッジ ぐんまちゃんコラボのブックマーカー ぐんまちゃんとコラボの朱肉ケース ※お気付きの様に各商店で得意分野の企画品を製造販売商品しています。
社会貢献 (ご当地ぐんまちゃん復興支援シール) 県に申請し許可をえて作成しています。 100枚 800円 (バラは、10枚単位で) ※シールは自社製品や、封筒に貼ることで群馬をアピールしながら売上金の一部は日本赤十字社を通して義援金として、被災地に送られます。


想い シンボルカラーのピンクでTシャツを造りました。本来、mskは、3名の女将の名前の頭文字でしたが、輪が広がり現在は、左記の様に新しい標語として生まれ変わりました。
※感想 女性の目線だからこそ出来る。気付く。そうした、堅い枠に囚われない、柔軟なスタンスでこれからを頑張って頂きたいと心から願います。 (鈴木)
ー 企画がイッパイの夢の有る処 -![]()
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〇代表の松島 伸安さんにお話しを伺いました。 元競輪選手の経験と経歴を生かし、各地の人脈から生まれる、アイデア(企画)を現実に繋げようと、孤軍奮闘されています。 県内で開催されるイベント参加や、企画に必要となる事には自ら体験して資格も取得する。こうして、案から、実施になるよう一歩一歩すすんでいることが、お話しから感じられました。
障がい者の温泉入浴手助け
『車椅子(障がい者)の方で、温泉入浴希望の方の希望を現実に!』其の為に、現役の競輪選手の頃、怪我の治療の為、自身利用していた経緯もあり、温泉ソムリエの資格を取得。各温泉地の観光協会の方達とのパイプを生かし、バリアフリー尚且つ、障がい者受け入れ可能な施設で入浴していただく。 この企画を実施するにあたり、その温泉施設で半年間仕事をして、受け入れ側の立場も体験し新しい施設の開拓もされました。
ウィラースクール(ヨーロッパで発祥した自転車教室)
『環境に優しく・エコである自転車をもっと広めたい!』但し、安全に乗って欲しい。経験者の目からの指導する、『子供たちに自転車マナー教室』を平成14年1月開催予定です。 講師には、ロードレース選手・競輪関係者がボランティアとして参加する予定です。


地域の活性化案
で紹介した事業の準備の段階で経験した情報を、群馬で生かし、観光地域支援の資料を集めたり・取材したりと、夢を現実にする為頑張っていらっしゃいます。まだまだ企画は沢山。叶う日を待って居ます。(鈴木)
ー 県庁での無料着付け教室
きもの文化継承・王朝装束実演会 -

代表の辻 延子さんにお話しを伺いました。 11月15日の『きものの日』を前にして、きもの文化を堪能して貰おうと、午前は無料の着付け教室。午後は王朝(皇室)装束を再現した、「お服上げ」と呼ばれる、着付けの過程を再現した実演会が群馬県庁にて開かれました。
きもの文化 昔は、男女問わず日常生活に溶け込んで、当然の様に、大人から子供まで、誰もが着る事が出来たきもの。日本の伝統的な衣装が現代の洋服に変わり、持たない・着られないの、きもの離れを危惧し、普及のための活動をされています。

着付け教室 着付けに必要な品を持参するだけで、直ぐに着られる様に、ポイントを丁寧に指導してくださいました。 1度目は、写真中央の講師が実演し、周囲の体験者を、別の講師が補助に入り細やかな指導行っていきました。 2度目は、一人で行う。(講師は、目を離さず、適格なアドバイス)
伝え続けよう美しいきものの文化 王朝装束実演
皇室・平安の王朝の十二単衣(女房装束)と文官束帯(黒束帯)のお服上げの様子を再現して下さいました。 (特定非営利活動法人 有職文化研究所 群馬教場)
・十二単衣は、16~20キロ 今回のモデルは市内中学生の男女です。 平安時代の色彩美、色の解説、名称の解説を、丁寧にして下さいました。改めて日本の美の根源を見せて頂いた気がします。優雅な雅な時間をありがとうございました。 (鈴木)





ー 色々な仕事を楽しんで就労 -![]()
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代表の、笹澤 繁男さんにお話を伺いました。 施設を立ち上げて10年になります。障がい者施設を考えたキッカケは、統合失調症をかかえたご自分の家族の現在と、将来を考えた際『自分がこうした形で福祉に拘り、社会貢献することで、自分亡き後、家族が守られるかと‥。』と、親としての本音を話してくださいました。その理由が、沢山の職種が有る就労施設で理解できました。
室内作業 ・惣菜などを入れる、透明の容器をまとめてパッキング。 ・髪染め時使用の、ナイロン手袋の折り畳み袋詰め。 ・ホッチキスの針の箱詰。 ・舞茸の小分けラッピング。 ・パン、クッキー、ケーキ作り。 ・店での接客、販売。 ・お弁当の盛り付け。
屋外作業 ・温泉施設での清掃作業。 ・農作業(パンの小麦、お弁当の食材)






感想 『まだまだ職種を増やしたい。』と、笹澤さんは話されます。 その理由は、農作業の様に年間を通してバラつきが有る作業の穴埋めの様に何時でも、何某かの仕事に就ける。社会参加の道を開く事を、第一に考えておられました。これからも、楽しく参加できる施設造り頑張って頂きたいと願います。 (鈴木)
ー 障がい者施設 慰問 -

代表の諏訪 明巳さんにお話を伺いました。 犬と共に、障がい者・高齢者施設を訪問して犬の癒しを受けて頂く。各地のイベントに参加し、人間と共に生きる犬・愛される犬を育てるを実践している団体です。 ※ 平成25年11月6日(水) 障がい者施設 青空の慰問 の様子を取材いたしました。
セラピー犬に必要な条件 ・基本的な躾が出来ている事。 ・犬自体、人間が好きで、人に慣れている事。 ・自分の名前を呼ばれたら来る事が出来る。 ・犬がいけない事をした時、『ダメ!』と叱れる飼い主である事。 ※犬は訓練で治りますので最終的に躾が大事です。
セラピー犬の効果 ・人の心を癒す事。 ・犬が居るだけで、高齢者は表情が明るくなる。 ・言葉数も多くなる。施設内で普段口数が少ない方がカツゼツになる。 ・施設の方は気に入った犬の訪問日を待ちわびる
写真報告・感想 下記の写真を見て頂ければ、活動の意義をご理解頂けると思います。日頃見る事の出来ない笑顔が並びます。言葉を越えた温もり・眼差しの癒しをご覧ください。 終わりの2枚は、10月13日に群馬で初めて開催された『命のリレー』に参加の様子です。(鈴木)







