NPO法人成年後見センター群馬(前橋市)
平成12年の民法改正により、新たな成年後見制度が発足してから10年がたちました。
*成年後見制度についての詳細は、法務省のHPを見て下さい。
その間専門職の後見人(弁護士、司法書士、社会福祉士)の数は需要に対して追いつかず、
一般市民による後見人活動も遅々として進まないのが現状だそうです。
関口昭三理事長は、わかりやすい例として「認知症などで判断能力が不十分になり、
悪質商法にあってしまう事例があるが、家庭裁判所に選任された後見人がいれば
取り消しができ、救うことができる。」と言います。
高齢者や障がい者の権利を擁護するため、NPO法人が後見人となって高齢者などの
身上監護・財産管理を担おうと、平成22年10月に「NPO法人成年後見センター群馬」は
設立されました。
県の「NPO・ボランテイアのひろば」の「NPO法人一覧」にある成年後見センター群馬のページ⇒http://www.npo.pref.gunma.jp/db/npo/view.php?id=746 定款などはこちらから見て下さい。
関口理事長、中山田寛三さんは、文部科学省「社会人見直し」事業により、
東京大学・筑波大学が共同で開講した「市民後見人養成プロジェクト」
(1期~3期終了・1年間130時間の講座)を受講しました。
このプロジェクトで修得した知識、経験を実践するにあたり、個人で後見人になった場合は
2~3人しか後見できないが、法人であればもっと多くの人の役にたてると考えました。
併せて後見業務をする個々人の負担が軽減されるという利点もあります。
メンバーは、現在16名で、それぞれ後見活動に役立つ知識をもった人たちです。
「本業の知識を活かし、そしてメンバーお互いの知識を活かしあうのが信条」と
中山田さんは言います。
最初は、「後見制度普及啓発活動」に力をいれるそうです。制度を知らなければ、
後見制度の恩恵を受けることもできないとの思いからです。
そして将来的には、後見人相談や後見人業務活動に広げていきたいと抱負を話し
てくれました。
NPO法人成年後見センター群馬
事務所 〒371-0003 前橋市堤町446-13
℡ 027-264-0801
by 齊藤
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