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NPO・ボランティアサロンぐんま

  • 〒371-8570 群馬県前橋市大手町1-1-1 県庁昭和庁舎1階
  • TEL:027-243-5118
  • FAX:027-210-6217

サロン業務のご案内

  • NPO相談・イベント情報・ボランティア募集・ボランティア活動希望などサロンの日常をお伝えしていきます。
  • 群馬NPO協議会は群馬県よりNPO・ボランティアサロンぐんまの運営を委託されています。

開館時間のご案内

  • ※2025年10月より、土曜開館時間が変更になります。相談、テーブル、コピー機利用は予約制となります。
  • 開館時間
  • 平日10:00~17:00
  • 土曜日10:00~16:00
  • 休館日
    日曜日、祝日、お盆期間中(8/13~16)、全館閉館日、年末年始(12/29~1/3)
  • 荒天時(特別警報発令時、大雪等の場合)には休館となる場合があります。

NPO法人会計基準

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2026年10月29日 (木)

『よっちゃん家 井野川』訪問

2026年9月24日、「NPO法人虹色の会 よっちゃん家井野川」が運営する「元看護師がつくる地域の居場所『よっちゃん家井野川』」を訪問しました。

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『よっちゃん家井野川』は、高渋線のスーパーやスターバックスなどがあるにぎやかな通りから、一本脇に入ってすぐの静かな住宅街にあります。

一見普通の民家ですが、カラフルな看板がかかった入口を入ると、きれいなお庭が目に入り、引き戸を開けると、シルバニアファミリーやいろいろな作品が出迎えてくれました。

~今日は「体操の日」~

訪れた日は、月に1度の「体操の日」。
畳の部屋に10人程が集まり、まずはフレイル予防の簡単な体操から。
座ったままできる足首のストレッチや、ゴムチューブを使って手軽にできる筋トレ、スクワットなど、簡単な動きだけれど、丁寧に行えばフレイル予防に効果がありそうな内容でした。

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体操の後半は、音楽に合わせて「脳トレリズム体操」。
音楽に合わせて指を動かしたり、口腔内を鍛える「パタカラ体操」など、どれも誰でも気軽に楽しくできる内容になっていました。

元看護師のスタッフの皆さんが、丁寧な説明を交えながら指導して下さり、効果を意識しながら運動を進めることができました。
「できる・できない」ではなく、「がんばってついて行こうという気持ち」「楽しく参加すること」が大事というアドバイスを受け、参加者の皆さんは真剣に、そして楽しみながら取り組んでいました。

脳や身体を使ったあとは、お茶の時間。
手作りのスウィーツなどを囲みながら、おしゃべりに花が咲きました。

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参加者の中には、一人住まいなので外に出て人と話す機会を持つようにしているという方や、毎回ここに来るのを楽しみにしているという声も多く聞かれました。
参加者のひとりが朗読をしてくださるコーナーもあり、とても豊かな時間を過ごせました。

体操の説明の中でも、「フレイル予防の3つの柱」として「栄養」と「身体活動」そして「社会参加」が大事というお話がありましたが、まさに今日この場でその3つが全て実践されていると感じました。

~元看護師だからできること~

イベントの後、代表の池田さんと大澤さんにお話しを聞きました。
「NPO法人虹色の会 よっちゃん家井野川」は、退職した看護師さんが中心となって立ち上げた団体です。代表の池田さんは、以前から空き家になっていた叔母さんの家を活用して何か始めたいと思っていたところ、退職のタイミングで周りの看護師仲間に声をかけて、活動を始めました。

空き家となっていた叔母さんの家を片付け、リフォームして2021年に『よっちゃん家井野川』を開設。
ここを地域の居場所として活用し、様々なイベントを行うほかにも、ここを拠点に集めた食料品を「フードパントリー」で配布したり、「ナースカフェ」を開催したり、また県内各地で「つながりワーカー研修会」などの講座を行ったりと、元看護師ならではの幅広い活動を行っています。

群馬県内各所で様々な「居場所」がある中で、ここは「元看護師がいる居場所」という強みを活かし、看護師ならではの視点・ノウハウを活かしたプログラムを行っています。
今日の体操に参加してみて、専門職による充実したプログラムとあたたかいおもてなしが共存した、他にはない居場所になっていると感じました。

また、池田さんたちが居場所を開設して活動を始めたところ、医療・福祉分野のネットワークの中から、「フードパントリーをやってくれるところを探している」という声や「つながりワーカー研修会をやってほしい」という声がかかり、それに応えてだんだん活動の幅を広げて今に至っているというお話しが聞けました。
例えば「フードパントリー」についても、現在でも池田さんが講師を務める大学を通じて寄付があったり、様々なネットワークがあるよっちゃん家だからこそできる取り組みといえます。

~病院の中ではできなかったこと~

池田さんたちは、ここ『よっちゃん家井野川』で活動を始めて気がついたことがあると言います。病院にいたときは、病気になってから来る患者さんに対応することしかできなかったけれど、今はその手前の「未病」の方をみることができるということです。

今後、さらなる高齢化社会を迎えるにあたって、フレイル予防や「未病」の段階でひとりひとりが自分の身体をケアする重要性はますます高まってきます。
今日の「体操の日」もまさにこの課題に向き合う活動の一つですが、今日の参加者のように自ら積極的に動ける人ばかりでなく、実際にはここには来られない家にこもりがちな人が多いのが現状です。今後は、そのような人たちが孤独・孤立におちいらないよう、早い段階で働きかけ、様々な活動や支援につなげる「つながりワーカー」の育成も広げていきたいということでした。

また、池田さんたちは、ここ『よっちゃん家井野川』を訪れる方に対して「支援する」「やってあげる」ばかりでなく、「やってもらう」ことも多いと言います。
ここに集まる方々の中には、様々な特技を持つ方も多く、医療・看護職として経験豊富な池田さんたちにとっても、人生経験豊かなシニア世代の知恵や経験から学ぶ機会も多いそうです。
『よっちゃん家井野川』は子どもから高齢者まで、あらゆる世代の人にとって、ひとりひとりが自分らしく活躍する場になっているようです。

このように池田さんたちは、様々なかたちで「病院で得た経験」を「病院の外(地域)で活かす」活動をしています。

今後も、この場所から生まれる様々なつながりを大切にしながら「地域の中で自由にできる活動」、「地域の健康を支える活動」を広げていってほしいと思います。

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★NPO法人虹色の会 よっちゃん家井野川★
(元看護師がつくる地域の居場所)

群馬県高崎市大八木町2118-2
TEL:070-8533-6048
https://yochan-chi.com/

2026年8月21日 (金)

「NPO法人結いの家」10周年記念イベントが開催されました。

2026年7月19日14時~利根沼田文化会館にて、
「NPO法人 結いの家 10周年記念イベント~結いの家は家族とともに」が開催されました。

「結いの家」は、沼田市を拠点に、様々な家族の問題に向き合い、
支援を行っている団体です。夫婦関係や親子関係などの悩みからDV、虐待まで
様々な問題に対し、様々な機関と連携しながら精神的・身体的援助を行っています。

前半は、女性相談センターや沼田警察署から講師を招いての記念講演、
後半は、結いの家の理事による寸劇など盛り沢山の内容で、結いの家の10年の歩みを
振り返りました。


当日の内容を簡単にご紹介致します。

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club記念講演

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1. 群馬県女性相談センター 吉田 喜美子さん

センターで日頃から様々な相談に応じる中で、一時保護した親子について住まいや
仕事などの支援を結いの家が担うなど、相互に連携し合って支援をしています。
また相談の中には、DVの背景として生活困窮などの問題が複雑にからみ合い、
一つの機関だけでは完結できず、様々な機関が連携する必要があるケースが多くあります。

DV被害者など、困難を抱える女性たちを支援するためには、行政や警察、NPOなどの
民間団体、
医療・福祉など、様々な機関がそれぞれの役割を果たすことで継続的な支援が
可能になるということが示されました。


2. 群馬県沼田警察署 生活安全課 金子 聖和さん

結いの家のDV被害者への伴走型支援や、食料配布などの困窮家庭支援の活動は、
地域安全を担うパートナーとして警察にとっても心強い存在となっています。

また警察においても様々な事案に対処する中で、警察ではできないきめ細かな支援を、
結いの家のような機関が支えてくれるといったケースがあるといいます。
結いの家の伴走型支援、家族療法などは、警察にはできない寄り添い方の支援で
一定の成果を上げているようです。

ほかにも、結いの家の高校へ出向いての「デートDV防止プログラム」などは、
「暴力=犯罪、人格侵害」だという一人一人の意識を高めるために有効で、
今後も密に連携していきたいという思いをあらたにしていました。

club涙と笑いの寸劇~DVって何~
 NPO法人結いの家の理事たちが、幼い子どものいる家族や学生カップルに扮し、
 身近なDVやデートDVの様子を熱演してくれました。 

寸劇①

結婚を機に夫に仕事を辞めて家庭に入るように言われ、一日中幼い子どもたちの
世話と家事に追われている妻。
そこへ帰宅した夫、食事の準備などができていない妻に向かって、
「一日中何をしてたんだ!?」と責め、「お前は俺の言うことを聞いていればいいんだ」
と言いたい放題。

⇒尾崎さんが登場
「そこで『結いの家』、DVの本質は「支配」です。
 結いの家にご相談頂ければ、家庭の中に入って、家族関係の調整を行います。」

寸劇②

Dsc_1339_2 一見、仲が良さそうな大学生カップル。
彼女は彼氏に食事をおごるよう命じたり、彼氏が高校の時の同窓会に行くのを禁止
しようとします。

⇒尾崎さんが登場
「そこで『結いの家』」、デートDVも同じ、この場合は彼女が彼氏を支配しようと
していますが、2人ともこれがDVとは思っていません。
結いの家が2人の間に入って、2人が対等で尊重し合う関係を築くのをサポートします。」

集まったお客さんたちは、時には笑いながら、DVやデートDVの実情を身近に感じ、
「結いの家」が実際どのような支援をしているのか、理解を深めることができました。

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club最後に、来場者全員参加の抽選会が行われ、当選者には景品として日用品や食料品が
プレゼントされました。
(結いの家では、フードロスを減らす取り組みとしてフードドライブを行っており、
フードドライブで集まった食料品等を、必要としている家庭に配布する活動を行っています。
この日の景品も、フードドライブ等で集まった食料品等が提供されました。)

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当日、会場には結いの家の支援者や協力者、その他関係者、行政機関、一般住民まで
多くの方が集まり、最後の音楽ステージまで大盛況の内に幕を閉じました。

結いの家が行っているDV被害者支援や困窮者支援など、深刻で重大なテーマを、
誰にでも自分ごととして届くように、時には笑いを交えてわかりやすく伝える
という工夫がうかがえました。

また、利根沼田のような中山間地域において、きめ細やかな支援を行っている
「結いの家」は地域にとってなくてはならない貴重な存在だということを再認識しました。
今後も多くの方に支えられながら活動が継続していき、地域の安心を支える大きな力に
なることを願っています。

★結いの家HP★
https://www7b.biglobe.ne.jp/~yuinoie/

2026年4月28日 (火)

「動ける支援」をかたちに ―新田フードサポートの取り組み―

キッチンカーを通じた連携の場

子ども食堂ネットワーク関係団体とキッチンカーの見学、今後の活用方法についての情報交換会が、太田工業高校で行われました。

参加団体:NPO法人新田フードサポート、NPO法人よりきど暮しの会、NPO法人TSUMUGI、太田国際交流協会、県社協、太田市社協、(社福)みどの福祉会ほか

群馬県太田市を拠点に活動する特定非営利活動法人新田フードサポート(代表:星野 茂さん)では、「災害時にも平時にも役立つ支援」を目指し、キッチンカーを活用した取り組みを進めています。

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▲車体のイラストは、高校生たちが発案

原点となった震災での経験

この活動の原点は、2011年の東日本大震災にあります。

代表の星野さんは、何かできることはないかと地元の太田市や群馬県、そして直接宮城県に問い合わせをし、宮城県亘理町へパンを届けました。しかし被災地に入ると、支援物資が十分に行き渡っていないところがあったり、仕分けが追いついていなかったりする状況を目の当たりにします。また、被災地の中心部だけでなく、その周辺でもライフラインが途絶え、支援が届きにくい場所があることにも気づきました。

その後、2024年の能登半島地震でも支援に関わる中で、改めて東日本大震災の時に見えてきた課題を実感する機会となりました。これらの経験から、「自分たちで動ける体制を持つことの大切さ」を強く感じたといいます。

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▲NPO法人新田フードサポート代表の星野さん

かたちになりつつある“動ける支援”

こうした経験から、「必要な場所へ自分たちで動いて届けることができたら」という思いが生まれ、機動力のある“車による支援”という構想へとつながっていきました。その構想は約10年にわたり温められ、2023年に中継車だった大型車両を取得し、キッチンカーとして活用するための改造が進められています。

この取り組みの大きな特徴の一つが、地元の工業高校の生徒たちと一緒にキッチンカーをつくっていることです。発電装置や調理機器の設置、配線などを授業の一環として生徒たちが担い、自分たちの手で形にしています。つくる過程そのものが学びとなり、地域とのつながりを感じる機会にもなっています。

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▲調理用の機械、ラックなどが備え付けられており、発電装置も装備されています。

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▲今は可愛いイラストが描かれているホワイトボードが、緊急時にはすぐに使える情報共有の道具になります。

これからの展開と支援のかたち

これまで新田製パンという一企業として行ってきた支援活動を、より広げていくために設立されたのが、NPO法人新田フードサポートです。NPO法人として活動することで、地域団体、ボランティア、行政、企業など、さまざまな人たちと力を合わせながら、継続的な支援の仕組みづくりを目指しています。

また、こうした取り組みを今後につなげていくための一つの考え方として、キッチンカーによる被災地支援の体制づくりも検討されています。たとえば「DFAT(Disaster Food Assistant Team)」といった構想もあり、災害時の支援をより円滑に行うための工夫が模索されています。

現在、キッチンカーは完成に向けて準備が進められており、保健所の手続きなどを経て、この夏の本格的な運用が予定されています。平時には子ども食堂やイベントなどで活用し、地域の活動に役立てていく予定です。そして災害が起きてしまった時には、そのまま被災地へ向かい、温かい食事を届ける拠点として活躍することが期待されています。

「いざという時に動けること」と、「普段から地域とつながっていること」。その両方を大切にしたこの取り組みは、これからの支援のあり方を考えるうえでも、多くのヒントを与えてくれます。日々の積み重ねが、いざという時の大きな力になる――そんな実感をもたらしてくれる活動が、地域の中で少しずつ形になっています。

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▲情報交換会に参加されたみなさん


特定非営利活動法人新田フードサポート(Nitta Food Support)

〒373-0057 群馬県太田市本町32-25

理事長 星野 茂

ホームページ:https://www.nfs-org.com/

2026年3月27日 (金)

若者の力が地域を動かす ― NPO法人アスワードの協働による地域づくり ―

高校生や大学生が中心となって地域活動に取り組む、NPO法人アスワード。
子ども支援からまちづくり、まちおこしへと広がる若者の活動と、行政や地域、企業との協働の現場を取材しました。


若者主体で広がる地域活動

伊勢崎市を拠点に活動するNPO法人アスワードは、高校生や大学生を中心とした若者主体の団体です。2024年4月にNPO法人としてスタートし、子ども食堂や学習支援、居場所づくりなどを通して地域の子どもたちを支える活動を続けてきました。現在は、そうした取り組みに加え、「まちおこし」の分野にも活動の幅を広げています。

活動を支えるメンバーは48名。高校生23名、大学生17名、社会人8名という構成で、若い世代が中心となって企画や運営を担っています。

最近では、子ども食堂や居場所に参加していた中学生が、高校生になると「ボランティアしたい」という希望もあるそうです。また、高校生の保護者からも「子どもをボランティア活動に参加させたい」という相談も寄せられるようになりました。若者の活動が地域の中で少しずつ信頼を得ながら広がっていることが伝わってきます。

sun⇩子ども食堂(ヒカリエキッチン)の様子⇩sun

(https://nposalon.kazelog.jp/npo/2025/08/npo-c886.html)

若者が主催するイベントの力

2月8日(日)に開催された「スイーツ&古着フェス」は、伊勢崎市の協働まちづくり事業の一環としてアスワードが主催したイベントです。

会場変更や雪の影響もありましたが、中学生や高校生、親子連れなど多世代が来場し、会場は大いににぎわいました。

「若者が来たくなるイベントをつくりたい」

そんな思いから始まった企画ですが、結果として地域の新しい交流の場となっていました。学生たちは企画から準備、当日の運営まで主体的に取り組んでいます。地域の人と関わりながらイベントをつくりあげていく経験は、学校や大学の学びだけでは得られない貴重な実践の場となっているようです。

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スイーツ&古着フェス(2026年2月8日 伊勢崎市絣の郷)
雪が残る中、スイーツ屋9店と古着屋6店が出店。約1000人の来場者がありました。

地域の特徴を活かした境地区での活動

今回お話を伺ったのは、境町駅のすぐ近くにある境赤レンガ倉庫です。

この周辺には歴史ある街並みが残る一方、高齢化が進み、外国にルーツを持つ住民も多く暮らしています。イスラム教の礼拝の場である伊勢崎モスクもあり、小学校ではクラスの約3分の1が外国ルーツの子どもだといいます。

こうした地域の中で、アスワードはモスク関係者とも関係を築きながらまちづくりの活動を進めています。

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伊勢崎市境公民館で年4回「多文化交流会」を開催。
小中学生を対象とした多文化共生の取り組みです。

2025年5月30日の「ゴミゼロの日」には、歴史的建造物を巡りながらゴミ拾いを行う「境まちなか歴史探索クリーニング作戦」を実施しました。モスク関係者の方々と一緒にまちを歩きながら清掃活動を行うことで、地域の中に顔の見える関係が少しずつ生まれているようです。

また、田島弥平旧宅世界遺産フェスタにも実行委員として参加しており、若者の視点を活かした地域の魅力発信も広がっています。代表の山本さんをはじめ、メンバーの中には境町出身者もいます。地元への思いと若者の行動力が重なり、地域とのつながりをより深めているように感じました。

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70人以上の参加があった境まちなか歴史探索クリーニング作戦。
外国につながりのある人たちも楽しみながら参加していました。

行政・企業との協働が活動を支える

アスワードの活動は、行政や企業との協働によって少しずつ広がっています。伊勢崎市役所でいうと市民活動課や商工労働課など、複数の部署と連携しながら事業を進めています。

先に紹介した「スイーツ&古着フェス」も、チラシ広報や当日の会場変更、駐車場対応、伊勢崎市PRキャラクター「くわまる」の借用など、官民連携での取り組みの一つとなっています。

また企業などから寄付された食材は子ども食堂で活用され、地域の中で子どもを支える循環が生まれています。

異なる主体との協働には、価値観や進め方の違いなど難しさもあります。それでも対話を重ねながら関係を築き、活動を広げてきました。

代表の山本さんはこう話します。

「若い自分たちが動くことで、行政や地域の動きにも変化が生まれていると感じています。」

その言葉には、これまでの取り組みの手応えが感じられます。

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境赤レンガ倉庫にて、長野県東御市からの視察の皆さんを前にアスワードの活動内容やまちづくりについてプレゼンする、山本代表とアスワードメンバーの眞下さん


若者が動くことで、地域が動く

若者が地域と出会い、地域が若者と出会う。

その関係が重なり合うことで、新しい地域のかたちが少しずつ生まれています。

子どもたちの居場所づくりから始まった活動は、いまや地域イベントやまちづくりへと広がり、行政や企業、地域団体など多くの主体との協働へとつながっています。

また、伊勢崎市の市民活動課では、令和7年10月から月に一度、若者交流会を開催しており、アスワードのメンバーも積極的に参加しています。このような場を設けることで、ちょっとした雑談から新しい動きが生まれることもあります。若者たちが主体的に地域に関わることで、伊勢崎のまちが変わろうとしています。

NPO法人アスワードの取り組みは、世代や立場を越えて協働することの可能性を示しています。若者たちの行動が、これからの地域づくりに新しい可能性を広げていくことが期待されます。

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伊勢崎市市民活動課では、R7年10月より月に1度、若者交流会を開催。
3月は、市内のカフェで臂市長と意見交換を行いました。


NPO法人アスワード

ホームページ <https://asuwardo-isesaki.org/>

(代 表)山本祥一

(所在地)群馬県伊勢崎市連取町3333番地6ライトフェイス内

(法人概要)2024年4月にNPO法人化。高校生・大学生を中心に構成された若者主体の団体。子ども食堂、学習支援、居場所づくりなどの子ども支援事業のほか、地域イベントの企画やまちづくり活動を行う。メンバー48名(高校生23名、大学生17名、社会人8名)。

 

2025年12月18日 (木)

社会福祉法人チハヤ会×みどり市、林福連携「MAKIT」の紹介

はじめに チハヤ会について
社会福祉法人チハヤ会は、みどり市で主に障害のある方を支援するさまざまな施設を運営しています。
2022年4月には子どもの第三の居場所として「おむすび堂」を開設し、アートコラボなど特色ある取り組みが注目されています。
さらに2025年4月には、就労継続支援B型事業所「MAKIT」を開設。
この事業所は、みどり市との「林福連携(林業×福祉)」による、全国的にも珍しい取り組みを進めています。
今回、おむすび堂にて「MAKIT」について管理者の福本さんにお話をうかがいました。

Photoおむすび堂に通う子どもたちの作品


「MAKIT」と「木の駅プロジェクト」
全国でも珍しい林福連携の取り組みは、2020年頃、チハヤ会の障害者支援施設で木工アートに挑戦する際、わたらせ森林組合に「廃材を分けてもらえないか」と相談したことが始まりだといいます。
これをきっかけに、みどり市農林課、森林組合、林業家との連携が深まり、里山整備にも関わる中で、「木の駅プロジェクト」として構想が形づくられていきました。

みどり市は面積の8割を森林が占め林業が盛んである一方、担い手不足や流通の都合により木材が県外に流出してしまうという課題を抱えていました。
一方チハヤ会は、おむすび堂の運営を持続させるための自立の方法を模索していました。
こうした状況を背景に、みどり市が林業の課題解決に向け「木の駅」を設置。その運営をチハヤ会の就労支援事業所「MAKIT」が担うことになりました。
具体的な業務としては、市内で伐採された木材を「木の駅」で薪に加工し、翌年オープン予定の温浴施設へ納めることです。
薪は温浴施設だけでなく一般向けにも販売され、その収益の一部はおむすび堂の運営に活用されます。

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しくみが生む相乗効果
このしくみによって、みどり市は林業の課題を解決しつつ「地域内エコシステム」を実現。
チハヤ会としては、障害のあるメンバーさんに新たな仕事と安定した供給先を確保でき、その収益が子どもたちを支えるおむすび堂の運営にもつながるという相乗効果が生まれています。
また、メンバーさんが地域の子どもたちを支援するということは、障害のある方が「支援される側」だけでなく「支援する側」にもなるということ。
地域全体で子どもの育ちを支える一員となるという点で、大きな意味があるといいます。

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実際に、令和2025年4月より、みどり市が設置した「木の駅」の運営をチハヤ会が受託し、木の駅での薪づくりが「MAKIT」の仕事の一つになりました。
来年4月オープン予定の温浴施設「湯〜トピア みどモスパ」(旧・かたくりの湯)に向け、薪づくりは着々と進行中。
乾燥中の薪が山積みになっており、リニューアルした温泉施設で「MAKIT」の薪が活躍するのが楽しみです。

Dsc_1575「木の駅」で乾燥中の薪(まき)

「MAKIT」のこれから
「木の駅」
での薪づくりに加え、おむすび堂でのカフェ事業、デザイナーと協働するアート事業という「3本柱」を中心に事業展開していく予定です。
メンバーさんが輝き、自信を持って働けることは、職員の誇りにもつながります。
さらに今後は、みどり市の害獣問題の解決策として、シカカレーや鹿革の活用なども構想しています。

Dsc_1572おむすび堂の前で(福本さんとメンバーさんたち)


おわりに

チハヤ会は、もともと戦争で親を失った子どもたちを受け入れる「チハヤ養護園」として始まりました。その後、社会の変化に合わせて、グループホームや放課後デイサービスなど、支援の幅を広げてきました。
2022年にはおむすび堂がオープンし、地域みんなで運営を支える仕組み「おむすびワークス」や、林業と福祉をつなぐ「MAKIT」など、新しい活動も次々と生まれています。
時代や地域のニーズに合わせ、さまざまな人や機関と協力しながら柔軟に挑戦し続ける姿勢から、多くのことを学べると感じました

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来月1月、今回お話をうかがった福本さんをメインスピーカーとしてお招きし、
林福連携の取り組みをテーマとした「協働ミーティング」を開催します。
「MAKIT」について様々な関係者からさらに深くお話を聞ける貴重な機会となっています。
みなさまの参加をお待ちしています!
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【予告】
テーマ対応型協働ミーティング
「薪づくりで 街づくり そして人づくり」
2026年1月29日㈭ 13:30~16:00 
会場:NETSUGEN(群馬県庁32階)/オンラインzoom
詳細、参加申込みはこちら
→https://app.jibun-apps.jp/form/7998dee8-0500-4dcb-97f0-f439dbf21774/new

2025年9月 4日 (木)

定款を見ながら団体の紹介をしょう

暑い暑いと言いながらも、4月はじまりの団体の皆様。そろそろ半期のまとめの時期になってきました。今年度の事業計画はどのように進んでいますか。後半に向けて、他団体と交流してみませんか。新たな発見や、ヒントが、見つかるかもしれません。会則や、定款やイベントのチラシなどありましたら、ご持参ください。

日時:9月20日(土)13:30~15:00  

会場:NPO・ボランティアサロンぐんま(県庁 昭和庁舎1階)

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2025年8月 7日 (木)

NPO法人アスワードの子ども食堂を取材しました!

7月25日(金)

『NPO法人アスワード』の活動を取材しました!!

NPO法人アスワードは2024年に設立された、群馬県伊勢崎市を拠点に、
高校生、大学生が中心となって活動をしている団体です。
地域全体で子どもたちや家族を支える「みんなでつくる居場所」を目指し、
・子ども食堂
・放課後の子どもの居場所づくり
・学習支援
・まちおこし
などの事業を行っています。


今回は、伊勢崎市にある宮郷公民館で開催された、
地域のこども食堂「ヒカリエキッチン」を取材してきました!

地域のこども食堂ヒカリエキッチンは事前予約制で、
毎月最終金曜日:16:30~19:30
宮郷公民館で無料開催しています。

この日のイベントは、なんと共愛学園前橋国際大学の農業サークルさんから『ジャガイモの贈呈式』がある特別な日。
会場には、子どもたちの笑顔とおいしい香りが広がっていました。

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riceballおいしいごはんで元気モリモリ!

この日のメニューは…

  • ピラフ
  • マッシュポテト(共愛学園から寄贈されたジャガイモで♡)
  • 野菜炒め
  • チキンスープ(企業さんから寄付されたチキンを使用!)

アレルギー表記もばっちりで、どなたでも安心していただける工夫がされていました。

食事ができるまで、子どもたちは学習支援室でボードゲームをしたり、宿題をしたり。
初めて会った子同士でもすぐに仲良くなる様子に、こちらまでほっこりしました。

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flair「ヒカリエキッチン」ってどんな場所?

代表の山本さんは、かつてチャリティーサンタの代表を務めた経験から、
「伊勢崎市に子どもたちの居場所を作りたい!」と感じ、NPO法人を設立。
こうして、地域の子どもたちの笑顔を支える「ヒカリエキッチン」が誕生したのです。

食材は、地域の農家さんや社協、フードバンク、企業などからの寄付でまかなわれています。
時には、視察先で出会った方から思いがけない寄付が届くこともあるのだとか。

企業からの寄付の際に「アレンジして提供してください」と提案されることもあるそうです。
そんな時は、みんなでアイデアを出し合いながら、工夫をこらしたアレンジメニューを考えて提供するとのこと。
その前向きな取り組みと温かい姿勢に、とても感動しました。

 

flair会議も工夫もいっぱい

毎月初めに開かれる「子ども食堂担当会議」では、寄付された食材をどう活かすか、みんなでアイデアを出し合ってメニューを決めているそうです。

食数も事前予約をもとに調整していて、小さなお子さんでも無理なく食べられるよう、量も臨機応変に対応。優しさがたっぷり詰まっています。

 

cherryblossomたくさんの人の支えで成り立つ場所

団体のボランティアさんは総勢約40名!事業ごとに担当を決めて、スムーズに運営されています。
また、県の「ボラスルン」や口コミを通じて、一般の方もボランティアとして参加しているとのことでした。

公民館の使用にあたっても、衛生面には十分配慮し、片付けや掃除もきちんとします。
「場所を借りられるのはありがたいこと」という感謝の気持ちが伝わってきました。

shine愛のこもったジャガイモが大変身!shine

そして、今回の主役のひとつ、共愛学園前橋国際大学の農業サークルから届いた約20キロのジャガイモは、ふわふわのマッシュポテトに大変身!

実は山本さんは、この農業サークルの出身。つながりが今もこうして形になるのって、素敵ですねconfident

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地域のたくさんの人の力が集まって、子どもたちの「おなか」と「こころ」を満たしているヒカリエキッチン。
また訪れたくなる、そんな温かい場所でした。
次回の開催も楽しみです!

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お忙しい中、対応してくださったNPO法人アスワードの皆様、
ご協力いただいた参加者の方々、ありがとうございましたhappy01

NPO法人アスワードは、団体ホームページ、SNS等でも
情報発信しています。
ぜひチェックしてみてください★

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NPO法人アスワード
〒372-0812
群馬県伊勢崎市連取町3333番地6ライトフェイス内
代表理事 山本 祥一
団体ホームページ https://asuwardo-isesaki.org/

2025年8月 6日 (水)

NPO法人きなね

NPO法人きなねは2024年3月に設立されました。

メンバーは若い世代が中心で、皆仕事をしながら活動を続けています。

Img_2040NPO法人きなね代表 伊部 佑香さん

2025年7月15日(火)、同法人主催の「まるっとよろず相談所」の様子を見学してきました。

Img_2042会場はスターバックスコーヒー敷島公園店

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コーヒーの香りが漂う店内で、地域の人々が集まって賑わっていました。認知症に関する会話をしているとは思えない、明るさがありました。

apple「まるっとよろず相談所」とは

・スターバックスコーヒー敷島公園店にて2か月に1回開催

・病院に行くほどではない、ちょっとした認知症の悩みや相談などに医療福祉大学リハビリテーション学部教授の山口智晴氏 がファシリテーションを行い、アドバイス

・誰でも気軽に立ち寄り、話しをすることで気持ちが楽になるような場

・参加者は店舗近隣の岩神町4丁目住人はもちろんのこと、南町や市外からも集まります

 同店舗駐車場でラジオ体操を開催しており、そこから生活に根差した内容で、気軽に人々が集まれるようなものを企画しようということでよろず相談所が始まったということです。

 地域包括センター、市社会福祉協議会の協力もあります。

NPO法人きなねの活動

地域に根付き、年齢や世代を問わない、社会参加の場づくり」を行っています。

appleぼんずカフェ

NPO法人きなねの取り組みの一つに、ぼんずカフェがあります。ぼんずカフェは街中のカフェなどで開催されている、「生と死」をテーマに語り合う場です。

appleスポーツイベント

 年2回、敷島河川敷で運動会を開催しています。

 参加者は若い世代だけでなく、まるっと相談所に来られる世代の方も準備や応援で参加しています。NPO法人きなねのイベントは、様々な世代の方が参加し、楽しめるものになっています。

apple岩神町1丁目地域食堂

 岩神町1丁目社会福祉協議会と連携して地域食堂を開催しています

世代を超えた関わりを地域の中に

生と死、認知症といったテーマは重く捉われがちです。しかしながら、生きていく上では通過しなくてはならないポイントでもあります。敢えて街中のカフェでこうしたテーマの会を開催するこで思いイメージを払拭し、参加しやすさを呼びかけるのは、新しい試みであります。

スポーツイベントの開催など、NPO法人きなねの取り組みは地域に住む様々な世代の人を結びつけるきっかけになっています。

これまでにない新しい切り口で、人が集い、地域や社会が元気になる。

このような取り組みが小さな光となって、地域をいきいきと照らし始めているようです。

NPO法人きなねHP

https://www.npo-kinane.com/

 

2025年3月27日 (木)

「シキシマエキマエピクニック2024」から見えた協働のカタチ

NPO法人マチイロの代表理事、荒井良明さんが営む株式会社森の香の店舗を訪れ、2024年3月31日に開催された「シキシマエキマエピクニック2024」のイベントについてお話を伺いました。

「シキシマエキマエピクニック2024」とは?

2024年3月31日、群馬県渋川市にあるJR敷島駅が開業100周年を迎え、この節目として「シキシマエキマエピクニック2024」が開催されました。

NPO法人マチイロが関係団体と協働しながら進めた、まちづくりの取り組みの一つです。当日は、敷島駅前が歩行者天国となり、子ども向けの縁日、キッチンカーや屋台が並ぶなか、ダンスなどの各種ステージパフォーマンスが行わるなど、盛大なイベントとなり来場者は3000人を越えました。

同じ日にJR沼田駅でも同様に100周年記念関連イベントが行われ、鉄道を軸に地域間がつながるイベントとなったのではないかと思います。

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まずはやってみる!実行委員会形式での挑戦

「シキシマエキマエピクニック」は、2022年に敷島駅開業98周年を記念して初めて開催されました。その際、地域の人々が自発的に動き、敷島駅周辺の活性化を目指す実行委員会を立ち上げました。

この形式は、さまざまな立場の人が得意分野を活かしながら役割を担えるため、スムーズな運営につながっているそうです。

例えばイベント開催時には、電気技師や建設業に携わる人が設備面を担当し、地域事業者が飲食ブースを運営するなど、それぞれのスキルを活かすことで、一人ひとりが存分に力を発揮し、地域に役立てることを実感を持てるそうです。

多様な協働パートナーと共に

「シキシマエキマエピクニック2024」では、多くの団体が連携し準備から当日の運営まで行いました。無人駅である敷島駅での大規模なイベント開催には、地域住民だけでなく、多方面の協力が不可欠です。

渋川市や渋川市社会福祉協議会も、地域コミュニティの活性化という観点からも積極的に関わったほか、JR東日本も上越線敷島駅、岩本駅、沼田駅の開業100周年記念イベントを開催するにあたり、「シキシマエキマエピクニック」の取り組みに興味を持ち、同時開催を決定。

「SL敷島・沼田百周年」を運行するなど、鉄道を活用した地域活性化の一環として協力。無人駅である敷島駅にはふだん蒸気機関車の停車しませんが、停車の実現に至ったとのことです。

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蒸気機関車が敷島駅に停車!

イベント当日、この記事を書いている私も汽笛を鳴らす蒸気機関車を敷島駅近くで見て歓声を上げていた一人ですが、「シキシマエキマエピクニック」という魅力的なイベントこそが、「蒸気機関車の停車」までも引き寄せたのだと感じました。マチイロの荒井さんが、とても嬉しそうに「敷島駅に蒸気機関車が止まったんですよ!」と話していたのも納得でした。

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NPO法人マチイロとして

マチイロ設立のきっかけは、地域おこし協力隊の課題から生まれました。コロナ禍により協力隊の活躍の場が限られてしまい、地域とつながる機会があまりないまま任期を終えてしまうケースが増えていたそうです。

そんな中、過疎化が進む敷島駅前の商店街の歴史を紐解きながら、地域とのつながりを深めるワークショップを開催。かつての商店街の地図を復刻し、完成した地図を披露する場として、敷島駅98周年を記念した「シキシマエキマエピクニック」が初めて開催。地域の歴史や文化を共有する場となりました。

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翌2023年には、敷島駅99周年記念イベント「シキシマエキマエピクニック2023」として、駅前の道路を歩行者天国に。

敷島駅開業100周年記念イベントと同時開催となった「シキシマエキマエピクニック2024」では、地域住民だけではなく、市外からも多くの人や鉄道ファンが訪れる一大イベントとなりました。

マチイロのこれから

「シキシマエキマエピクニック」は、敷島駅100周年記念イベントを一つの区切りとするそうです。地域の多様な人々が持つ力を発揮することで地域活性化につながることを、3年にわたるイベントを通じて実感できたといいます。

今後は、マチイロの活動目的である「まちづくり活動を通して、市民がより暮らしやすくなる街をつくり、市外の人が移住・定住したくなる魅力を創り、発信すること」を軸に、2040年に5,000世帯の定住を目指すという重要なミッションに向け、以下の活動をさらに推進していくそうです。

  1. 地域活性化事業
  2. 移住・定住促進事業
  3. コミュニティカフェ事業
  4. 子ども食堂運営

これからも地域に根ざした活動を通して、地域の多様な人々や企業、行政などとつながりながら、誰もが暮らしやすくて、住み続けたくなる、いろどり鮮やかな街となっていくのではと思います。

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駅のえんがわについては、ブログ記事でも紹介しています。

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◆NPO法人マチイロ 法人概要 
所在地 渋川市赤城町敷島701
代表理事 荒井良明
https://www.machiiro.or.jp

 

2024年10月12日 (土)

コミュニティカフェ「駅のえんがわ」訪問

NPO法人マチイロがJR上越線「敷島駅」前に開設しているコミュニティカフェ、
「駅のえんがわ」を訪問しました。

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cafeコミュニティカフェ「駅のえんがわ」について

「駅のえんがわ」では、カフェとして食事ができるだけでなく、イベントスペースで様々なイベントや教室が行われたり、地元の農家や作家さんによる農産物や手作り品を展示・販売しているコーナーも設けられています。

さらに、地域の様々なイベントや団体のパンフレットが置かれていたり、地域の風景の写真が展示されていたり、カフェの窓からは敷島駅が間近に見られるなど、地域のいろいろがつまった「コミュニティカフェ」です。

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cafe「夏休み宿題見守り隊」について

 今年の夏休みの間、この「駅のえんがわ」を活用して、子どもたちが集まってみんなで宿題をし、それをカフェスタッフが見守る、「夏休み宿題見守り隊」という取り組みが試験的に行われました。

「駅のえんがわ」のスタッフである須田さんが、自分でもゆくゆくは書道教室を開きたいという意向があり、また子どもたちが家で一人で宿題をするより、カフェ内のフリースペースで気分転換してほしいという思いで、須田さんがいる月曜、木曜、金曜に自由に来てもらうというスタイルで開催されました。

「駅のえんがわ」を訪れた日は夏休み最終日で子どもたちの姿はありませんでしたが、須田さんによると、「夏休み宿題見守り隊」を始めてから、近所の子どもたちだけでなく、前橋など遠方からもお孫さんを連れた方が来るなど予想外の反響があり、今後の継続した事業化の可能性を感じ取ったといいます。

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須田さんの考案で始まった「宿題お助け隊」ですが、昨今話題になっている「長すぎる夏休み」問題に対する一つの解決策になるとも考えられます。NPO法人キッズドアが行った調査によると、困窮している子育て世帯の6割が「夏休みの短縮・廃止を望む」と答えたといいます。今ではどの家庭にとっても、子どもたちの健康、安全、教育面に長い夏休みはマイナス影響が大きいと考えられています。
(参考:キッズドアアンケート結果 https://kidsdoor.net/news/press/20240701.html)

かつては、夏休みといえば子どもたちは朝から晩まで外で遊んだり、川遊びしたり、また家族で旅行するなどお楽しみ満載の期間でしたが、今は外で遊ぶにも遊び場がなかったり、熱中症の危険があるため、家で一人でゲームという子が多いのが現状です。

さらに、今は共働きの家庭が多く、長期休みに家族でどこかに旅行という家庭も少なくなってきています。夏休み中、共働きの家庭では毎日朝から夜まで学童で過ごしている子もいれば、毎日家で一人で過ごしている子もいます。また、長期休み中は学校の給食が無いため満足に昼食が取れず、夏休み明けに体重が減少してしまう子がいるなど、子どもたちの発育にも影響を及ぼしている面もあります。

 夏休みを歓迎する子どもたち、家庭がある一方、このように「長すぎる夏休み」が社会問題ともなっている今、夏休み中家で一人で過ごすことの多い子どもたち、家庭にとって「宿題お助け隊」は強い味方になるのではないかと考えられます。

家で一人で過ごすよりも、みんなで集まって遊んだり食べたり宿題をする、必要ならその場にいる大人がちょっとアドバイスする、という場は、学校でも家庭でもない第三の居場所、先生でも保護者でもない地域の大人がいる場として今必要とされる存在ではないでしょうか。

 共働き家庭が多くなった今、様々な習い事や活動、学童などの制度が整ってきていますが、そこからこぼれ落ちてしまう子どもたちがいて、その子どもたちを支えるために地域の力が必要とされています。

 今回「駅のえんがわ」で「夏休み宿題見守り隊」として始まった取り組みは、今後はみんなでご飯を作ったり地域の大人と一緒に宿題の工作をするなど、様々な発展の可能性を秘めていると感じました。NPO法人マチイロでも今回試験的に実施したデータをもとに、継続して実行できるような検討を進めているそうです。

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cafeNPO法人マチイロについて

「駅のえんがわ」を運営しているNPO法人マチイロは、地域の活性化を目的に様々な活動をしています。この「駅のえんがわ」を拠点に、フリーマーケットや屋台村、パンまつりなど、幅広い世代が誰でも楽しめるイベントが随時開催され、イベントがある日には地元に住む人たちだけではなく、遠方からもお客さんが訪れて駅前がにぎやかになります。

ちなみに「駅のえんがわ」はスーパーの店舗だった建物を活用し、ここがまた集いの場となるようにという思いを込めて、コミュニティカフェとして再生されました。

代表理事の荒井さんによると「コミュニティカフェ」がまだまだ地域に浸透しておらず、遠巻きに見ている地域住民も多いといいます。そんな中で様々なイベントや教室をきっかけに「駅のえんがわ」を訪れる人も増えてきて、だんだんと地域の子ども、大人、お年寄りの集いの場となってきています。また「駅のえんがわ」が、駅前、線路のすぐ脇に位置していることもあり、遠方から来た「撮り鉄」が寄っていくなど、予想外のお客さんもいるようです。

荒井さんは「コミュニティカフェはただのお店ではなく地域の居場所。ここではお店の人とお客さんという関係ではなく、だれでもフラットに交流してほしい」「駅のえんがわが、だれでも用がなくても気軽に寄って、お茶を飲んだり休んだり、ぼーっとできる、地域の憩いの場になってほしい」と語ってくれました。

今後も、様々な活動を通して地域のいろいろな人が「駅のえんがわ」に関わる機会が増え、みんなにとって正に地域の「駅のえんがわ」となっていくのが楽しみです。

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 ◆NPO法人マチイロ 今後の予定 ~みなさん、ぜひ足を運んでみてください~
10/13 しぶかわ移住創業朝市
10/19 えんがわ子ども食堂【初開催】
11/16 えんがわ子ども食堂
11/30 敷島駅前屋台村
・・ほかにもイベント多数!詳しくはHP等をご覧ください。

◆NPO法人マチイロ 法人概要 
所在地 渋川市赤城町敷島701
代表理事 荒井良明
https://www.machiiro.or.jp/top
・・一緒に活動してくれる仲間を募集しています