NPO法人きなね
NPO法人きなねは2024年3月に設立されました。
メンバーは若い世代が中心で、皆仕事をしながら活動を続けています。
NPO法人きなね代表 伊部 佑香さん
2025年7月15日(火)、同法人主催の「まるっとよろず相談所」の様子を見学してきました。
会場はスターバックスコーヒー敷島公園店
コーヒーの香りが漂う店内で、地域の人々が集まって賑わっていました。認知症に関する会話をしているとは思えない、明るさがありました。
「まるっとよろず相談所」とは
・スターバックスコーヒー敷島公園店にて2か月に1回開催
・病院に行くほどではない、ちょっとした認知症の悩みや相談などに医療福祉大学リハビリテーション学部教授の山口智晴氏 がファシリテーションを行い、アドバイス
・誰でも気軽に立ち寄り、話しをすることで気持ちが楽になるような場
・参加者は店舗近隣の岩神町4丁目住人はもちろんのこと、南町や市外からも集まります
同店舗駐車場でラジオ体操を開催しており、そこから生活に根差した内容で、気軽に人々が集まれるようなものを企画しようということでよろず相談所が始まったということです。
地域包括センター、市社会福祉協議会の協力もあります。
NPO法人きなねの活動
地域に根付き、年齢や世代を問わない、社会参加の場づくり」を行っています。
ぼんずカフェ
NPO法人きなねの取り組みの一つに、ぼんずカフェがあります。ぼんずカフェは街中のカフェなどで開催されている、「生と死」をテーマに語り合う場です。
スポーツイベント
年2回、敷島河川敷で運動会を開催しています。
参加者は若い世代だけでなく、まるっと相談所に来られる世代の方も準備や応援で参加しています。NPO法人きなねのイベントは、様々な世代の方が参加し、楽しめるものになっています。
岩神町1丁目地域食堂
岩神町1丁目社会福祉協議会と連携して地域食堂を開催しています
世代を超えた関わりを地域の中に
生と死、認知症といったテーマは重く捉われがちです。しかしながら、生きていく上では通過しなくてはならないポイントでもあります。敢えて街中のカフェでこうしたテーマの会を開催するこで思いイメージを払拭し、参加しやすさを呼びかけるのは、新しい試みであります。
スポーツイベントの開催など、NPO法人きなねの取り組みは地域に住む様々な世代の人を結びつけるきっかけになっています。
これまでにない新しい切り口で、人が集い、地域や社会が元気になる。
このような取り組みが小さな光となって、地域をいきいきと照らし始めているようです。
NPO法人きなねHP
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