2019年11月22日㈮にNPO・ボランティアサロンぐんまにて
salesforceセミナーを開催しました。6団10名が参加しました。
講師にNPOサポートセンターの小堀悠氏を迎え、第1部、第2部と講演頂きました。
主にsalesforceの基本機能や、実際の活用事例などが紹介されました。
salesforceとは...
組織を運営していくうえで発生する業務管理、イベント管理、寄付・会員管理など
ばらばらに存在するデータを一箇所にまとめて整理・紐づけして活用するためのプラットホーム
国内で1400の団体が使っており、事業規模、業界を問わず導入されている。
例:会員情報(会員期限、会費納入の有無)、イベントの申し込み状況、問い合わせの対応履歴、名刺情報などを登録し管理する。
salesforce導入のポイント
①全員で使うこと
一部の人が使うだけでは、最新の情報をリアルタイムで全体で共有できない。また情報の更新が滞ったり、データ管理を行うスタッフに負担が集中してしまう。
②目的の明確化
何のために導入するのかを明確化し、組織によって中身をカスタマイズしていく必要がある。
名簿管理や寄付者・会員の分析などの先に、業務の効率化やプロジェクト・予算管理につなげられる体制づくりを視野に入れることも、よりsalesforceを活用できるポイントとなる。
第2部
実際にパソコンを使って手を動かし、salesforceの機能を体験しました。
まずは基本的な個人・団体の新規作成やメニューバーの編集、活動履歴の登録を行いました。
時間が経つにつれ、より実践的な内容に進み、
会員・寄付者の登録に加え、会費や寄付金の情報の紐づけ、領収書の作成、
キャンペーン(イベント)の作成、御礼メールの送信など
テキストを見ながら、処理方法を学んでいきました。
講師の小堀さんには、ひとつひとつのステップを丁寧に教えていただき、受講された皆さんに好評でした。
セミナー終盤では参加団体からの質問を受けつけ、
「実際に自団体の活動運営にsalesforceを導入するとしたら、どのように情報を紐づけて管理するのが望ましいか」
について、団体のもつ情報をホワイトボードに整理し、個別に悩みや相談にのる時間となりました。
講座全体を振り返り、それぞれの団体が今後の運営の展望を考え、現状の運営管理を見直すことのできる有意義なセミナーとなりました。
2019年11月1日(金)、県庁昭和庁舎21会議室にて
「NPO法人の組織を評価して、基盤強化 信頼されるNPOになるために」セミナー&助成金説明会を開催いたしました。20団体21名が参加しました。
第三者評価お申込みは こちら
群馬NPO協議会事務局経由でもお申込みいただけます。gunmanpo9@gmail.com
群馬NPO協議会事務局は第三者評価の伴走支援を行います。
第三者評価を受けるとこちらのHPに掲載され、団体の信頼度が高まります。
第一部では群馬NPO協議会より、組織基盤を強化するための助成金獲得のポイントについて説明会を行いました。
申請書募集要項、申請書は こちら
この助成金と特徴は「NPO法人向け 組織基盤強化助成金」は、群馬県内のNPO法人が組織基盤を固め、信頼を得、自立運営を可能とし、助成金や補助金等も有効に活用できる組織となることを目的としています。
組織基盤がぜい弱なまま事業を実施していると、事業成果につながらないケースや、(助成期間終了等に伴い)事業が継続・発展しないケースもあります。
社会課題解決を実現するためには、人材の確保と育成、多様な人材(協力・支援)の巻き込み、会員管理、資金調達・資金管理、情報インフラの整備などの【基盤強化】のためにご活用いただけます。
活用例としては
資金調達力の強化 ファンドレイザーの養成、チャリティーコンサート運営資源
寄付者、会員管理力の強化 salesforce やkinton、会計ソフトの導入
情報発信力の強化 団体パンフレット作成 ウェブサイト構築
団体評価
例えば
収益事業化できない活動、助成金の対象ともなりにくい課題に取り組むため、
安定的な財源である会員数、それに連動する会費の増加と、寄付額の増加を目指すことを目標として、
ファンドレイザー養成 法人パンフ作成に助成金を活用し、下記のような変化がおきることが期待されています。
第二部では一般財団法人 非営利組織評価センター業務執行理事の山田泰久氏をお迎えし、
NPO法人が信頼性を獲得していくためには具体的にどうしたら良いのかについて講演頂きました。
NPOの信頼性
①事業活動
活動報告書、HPやSNSなどによる情報発信、メディア報道
②人・関係性
リアルな人付き合い、接点づくり、協働
③組織運営
組織評価、基盤強化、ガバナンス
組織を支える23の視点「自己診断シート」
JCNEの組織評価・認証制度で、法令・定款通りに組織運営を行っているかを自己評価できるワークシート。
23の評価項目は5つのカテゴリーに分類されています。※参考資料 ワークシート
❶組織の目的と事業の実施
・事業の対象となる社会的ニーズや課題を多様な関係者からくみ取る仕組みがある。
➋ガバナンス
・定款に基づく役員会(理事会、運営委員会等)を年に2回以上開催している。
➌コンプライアンス
・直近の登記事項を登記している
➍情報公開
・書式の所在地および問合せ方法をウェブサイト上で公開している
➎事務局運営
・法定保存文書の保存をしている。
ワークシートで自己診断をした後は、その結果をグループになって共有しました。
自己評価を通して自団体のありのままを認識し、評価基準を満たしていない項目に関しては、
改善していくこと。
また現状を捉え、今度それをどう改善していくのかを考えることが、組織の基盤を強化していくことにつながり、同時にNPO法人としての信頼性にも結びついていくことを学びました。
NPO・ボランティアサロンぐんまでは、6月14日(金)群馬県庁昭和庁舎にて
第24回スタッフ情報交換会を開催しました。
県内の市民活動支援センター11団体20名、社会福祉法人1団体1名、行政1名が
参加しました。
各センターから今年度の主な取り組みを紹介した後、
事前に回答頂いた事業計画書、アンケートを基に意見交換を行いました。
また、世代交代・若手スタッフの育成方法が議題に上がり、
各支援センタースタッフの発言を聞く中に、工夫や苦労がうかがえました。
各センターの取り組みを聞き、情報共有する機会を持つことの大切さを実感しました。
2019年4月13日(土)、県庁昭和庁舎35会議室にて
NPO法人向けセミナー「初めての決算」午後の部としてNPO法人会計基準&助成金セミナーを開催いたしました。
今年度初めて決算を迎える団体、会計担当者が変わった団体など
6団体14名が参加しました。
午後の部は群馬県共同募金会の助成を受けて開催しています。
地域福祉に関わる活動をしているNPO法人の団体基盤強化を図るため、
会計基準を導入するセミナーとして開催しました。
解説:群馬県共同募金会 星野久子さん
1.助成金に関するポイント
①助成金の申請・応募の次期を逃さない
群馬県共同募金会…8月頃
市町村支会…支会ごとに設定
中央共同募金会「福祉基金」…12月頃
②助成団体の審査のポイント
解決したい社会的課題をどのように捉えているか?
提出された決算書の正確性、HP等の公開の有無
※決算書が同業他社や他法人と客観的に比較できる唯一の書類になる
③赤い羽根共同募金の助成について
地域福祉を推進する事業を行う団体が対象
助成プログラム
・群馬県共同募金会(県共募) 広域配分(令和元募集から)
・市町村支会 地域配分
「つかいみちを選べる赤い羽根募金」について
http://www.akaihane-gunma.or.jp/news/choice2019shinsei/
2.会計基準について
NPO会計基準とは、NPO活動を正しく分かりやすく支援者に伝えるために
市民ボランティアによってつくられた基準です。
これまでの収支計算書とは様式が異なり、活動計算書を用います。
活動計算書は、以下の項目から構成されます。
NPO活動にかかったコスト=費用
費用をどのように資金調達したか=収益
活動の結果の財産増減=当期正味財産増減額
解説:NPO・ボランティアサロンぐんまコーディネーター
①2017年12月改正のポイント
②NPO会計基準の様式例、記載例と注意点
③財務諸
表の注記について
NPO会計基準についての詳細は http://www.npokaikeikijun.jp/
3.簡単エクセル会計実務
後半は市民ITサポーターのメンバーの協力により、パソコンを用いた簡単エクセル会計の入力方法などの実習を行いました。
参加者は6名。
解説:市民ITサポーター 山崎義樹さん
内容
①入力の準備(法人基礎データの入力)
②入出金データの入力処理
③入力データの集計
④活動計算書、貸借対照表、注記、財産目録の作成
⑤科目のカスタマイズ等
簡単エクセル会計は期末に現預金以外の資産・負債を持たない小規模NPO法人向けのツールです。
簡単エクセル会計を用いて集計作業を行うことで、「NPO法人会計基準」に準拠した「活動計算書」「貸借対照表」「注記」「財産目録」の作成が容易になります。
簡単エクセル会計のダウンロード、説明動画へのリンク
http://www.npokaikeikijun.jp/software_for_small_npo/