5/26 中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ”2023 助成金贈呈式
5月26日(金)に、東京の中央同労金庫本店ビルで開催された、助成金贈呈式に出席しました。
今年度、助成を受けたのは、助成1年目が14団体、2年目の団体が8団体、3年目の団体が4団体、計26団体、助成金額は総額1,488万円ということです。
群馬県からは、1年目の団体として「特定非営利団体ソンリッサ」さん、「特定非営利活動団体いこい」さん、3年目の団体は、「NPO法人居場所づくりサポートsamiiitos」さんの3団体の助成が決まりました。おめでとうございます。
贈呈式には、1都7県(茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、群馬県)から、協力団体および助成団体の出席があり、群馬県からは、「NPO法人居場所づくりサポートsamiiitos」さんが出席されていました。ちなみに群馬NPO協議会は、協力団体の一つになります。
あいさつやゲストの紹介のあと、記念品贈呈と、助成団体から一言ずつのコメントと写真撮影が行われました。その後、ろうきんの担当者の方から、助成事業の進め方の説明が続きました。
助成3年目の「NPO法人居場所づくりサポートsamiitos」さんは、高崎駅の近くで、児童養護施設や生活困窮家庭の子ども向けに、子ども食堂、学習支援、居場所づくりの活動を行っています。
"カナエルチカラ"の助成金は、学習支援活動で活用。学習支援はマンツーマンで行ってきたそうですが、コロナ禍でオンラインでの学習支援にも活動の幅を広げたところ、昨年は1000回以上の支援実績になったそうです。
支援の実績があがると、ボランティアの学生と支援対象の子どもたちとのスケジュール管理をスムーズに行う必要があるため、マッチングアプリを作ったそうです。今後は、このマッチングアプリを各種支援にも活用し、5年後ぐらいに成功させたいと考えていらっしゃるそうです。
★NPO法人居場所づくりサポートsamiitos理事長の今田裕子さん
また、2022年の助成団体のうち、2団体から活動報告が行われ、群馬県の団体「群馬の医療と言語・文化を考える会」さんが活動報告を行いました。
特定非営利活動法人「群馬の医療と言語・文化を考える会」さんは、県内で医療通訳活動を行ってきた団体です。残念ながら、医療通訳制度の将来展望が見えない、このまま続けても制度の充実につながらないということで、起業や団体なども対象にした多言語支援活動に軸足を変えたそうです。
活動内容の転換にあたって"カナエルチカラ"の助成制度が「継続する力を与えてくれた」とのこと。今後は、外国人を雇用する企業や団体向けの通訳・翻訳サービスや相談対応など、これまでに培ってきたネットワークと多言語人材を活かし幅広いサポート活動を続けていくそうです。
★特定非営利活動法人 群馬の医療と言語・文化を考える会 理事長の山口和美さん
この"カナエルチカラ"の助成制度は2020年から始まりましたが、ちょうどコロナ禍とも重なっていたこともあり、今回初めて対面での贈呈式が開催されました。会場内では、限られた時間の中、それぞれの団体さんが積極的に、名刺交換や意見交換を行う姿が見られました。他の都県の方々とお会いできる貴重な機会となりました。
次回の公募は2023年秋頃とのこと。またこちらのブログでも案内する予定です。
“カナエルチカラ”助成制度についての詳細は、こちらから https://chuo.rokin.com/aboutus/csr/subsidy/
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