NPO法人渋川広域ものづくり協議会×大同特殊鋼(株)×関東電化工業(株)の協働
【協働の概要】国道17号中央分離帯のアナベル8,000株の手入れを実施
・NPO法人渋川広域ものづくり協議会(以下、「ものづくり協議会」)は、国道17号、関越自動車道渋川伊香保インターチェンジ至近の中央分離帯において、清掃活動と花の手入れをボランティアで行っている。植えられているのは、渋川市の花・あじさいの一品種の、アナベル約8,000株である。
・花の手入れは定期的に行っているが、市内の企業である大同特殊鋼(株)渋川工場と関東電化工業(株)渋川工場が月に2回、各社3~4人の社員を派遣し、ものづくり協議会の会員とともに活動している。
・敷地は市の保証のもと、ものづくり協議会が国から借りている。作業の際は、周辺の企業や店舗がトイレや駐車場を貸し出すなど、多くの市民の協力を得て、活動を続けている。
ものづくり協議会 篠田会長
最盛期のアナベル(6月)
NPO法人渋川広域ものづくり協議会
会長 篠田 徳寿
住所 渋川市北橘町八崎629-5
目的 「ものづくり、人づくり、地域づくり、環境
づくり」のために役立つ事業を行い、地域及び
住民の福祉、公益の増進に寄与する。
事業 花と緑による環境美化、地球温暖化防止活動
HP http://monodukuri.gunmablog.net/
大同特殊鋼株式会社 渋川工場
工場長 広瀬 尚史
住所 渋川市石原500
概要 数多くの特殊溶解設備、大型の鍛造機を保有
する各種産業向け高級鋼、超合金の生産拠点
1937年操業開始、1964年の関東製鋼(株)と大同製鋼(株)の合併により現在の渋川工場となる。
HP https://www.daido.co.jp/pioneer/index.html
関東電化工業株式会社 渋川工場
工場長 米村 泰輔
住所 渋川市渋川1497
概要 1939年に操業を開始した国内の主力工場
現在は、特殊ガス製品および鉄系製品を製造
工場敷地内には、新製品の開発拠点となる
総合開発センター等の開発部門も有する。
HP https://www.kantodenka.co.jp/
■経緯:ものづくり協議会は、H11年より清掃活動を開始した。現在アナベルが植えられている中央分離帯は、ゴミが多く捨てられていたが、H15年花を植えたところ、ゴミが捨てられにくくなった。活動には多くの市民が賛同し、大同特殊鋼(株)と関東電化工業(株)も、会員の紹介により、参加することとなった。
■協働のメリット、相乗効果
・ものづくり協議会:企業や多くの市民が活動に参加することで、見る人も「街をきれいにしたい。」という気持ちになり、まちづくりや環境美化の啓発につながる。企業の若い人と一緒に活動できるのも嬉しい。
・大同特殊鋼(株)、関東電化工業(株):地元の企業として地域の活動に貢献することができる。社員も積極的に参加しており、花の手入れを通じて、環境意識の向上につながっていると感じる。
除草の様子(9月)
アナベル刈り取りの様子(11月)
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