協働セミナー2018 「SDGsでつながる協働」
2019年1月18日(金)13:00より
太田商工会議所にて協働セミナー2018 「SDGsでつながる協働」を開催いたしました。
当日は定員を超えた計48名の参加がありました。
(企業18団体20名、NPO、市民活動等17団体20名、教育機関、中間支援組織、行政等6団体8名)
今回は企業、行政、NPOなど様々なセクターの人々が一同に集まり、SDGs(持続可能な開発目標)を学びながら意見交換・交流することがテーマです。
講師にはSDGsを楽しみながら体験して学ぶことのできるカードゲーム「2030SDGs」を開発した一般社団法人イマココロボの稲村健夫氏をお招きしました。
稲村健夫氏
当日のプログラム
1.ワークショップ カードゲーム「2030SDGs」 稲村健夫氏
SDGsについて
カードゲームの概要とルールについて
ゲーム体験
ふりかえり
2.「協働による地域づくりに関する指針」について 群馬県県民生活課
3.交流会
カードゲーム「2030SDGs」はSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道程を体験するゲームです。
今回は1チーム3名、計16チームがゲーム上での世界の全体を構成することになります。
基本的なルールは、
①最初に一定のお金と時間のカードが与えられ、達成するゴールが提示される
②お金と時間を使って世界の経済、環境、社会の3つに関するプロジェクト活動を行う
③②により新たなお金、時間などの報酬と新たなプロジェクト、意思カードが与えられる
④経済、環境、社会の状況レベルに変化が起きる
⑤ゴールを達成する
達成するゴールのカードを引いているところ
ゴールの一つ「貧困撲滅の聖者」社会プロジェクト
どのような手段でプロジェクトを行うか、お金や時間をどのようにして得るかは
参加者同士の交渉次第で自由に行うことができます。
また、世界の経済、環境、社会の3つは色分けされたマグネットでホワイトボードに張り付けられ、参加者全員で常に共有されています。(青=経済、緑=環境、黄=社会)
参加者の価値観と意識によって、この世界の状況はゲーム毎に異なるものになっていきます。
前半終了時の世界の状況。環境、社会のレベルが低いということを全員で共有。
後半は環境、社会に関するプロジェクトを行うため、団体同士の様々な交渉が活発に行われるように行動が変化。
ゴールを達成していないグループを助けるような動きもちらほら。
ゲーム終了後の世界の状況(ゲーム前半よりも環境と社会のレベルが上がっている)
ゲーム終了後チームごとに振り返りを行い、体験や気付きを共有しました。
限定された時間内ではありましたが、参加者同志が協力し合うことや
目標を定めて行動すること、世界の状況を把握することで変化が起きることを体験することができました。
カードゲームの最大の目的は世界の状況を可視化して目標を定め、共有すること、
そのことでSDGSの可能性を知ることにあります。
現実の世界の中で地域課題にどのように取り組んでいくか、異なる価値観を持つ人同士でどのように協力し合うか?
様々な形で世界との関わり方を探り、自分たちでプロジェクトやゴールを決め
今までにないものを新しく作り出すことができるところに
SDGsをベースにした協働の可能性があるのではないかと思います。
ゲーム終了後、企業参加者の紹介がありました。
群馬県県民生活課の担当職員からの「協働による地域づくりに関する指針」について説明後、
参加者同士で交流会を行いました。
今後の新たな発展が望まれます。
SDGsについて
http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
イマココラボ、カードゲームについて
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