野菜工場で障害者の働く場所を提供
野菜工場は、NPO法人ソーシャルハウスが障害者の雇用を支援しようと立ち上げた施設です。NPO法人の母体となっているのは、半導体等の事業を行っている(株)成電工業です。同社が野菜栽培プラントの研究開発を始めたこととNPO法人の理事長でもある滝沢啓社長が以前から福祉に関心があったことで、野菜工場の開設に至りました。
施設は就労継続支援B型で、障害者は訓練を兼ねた作業を行い工賃をもらいます。定員は20名ですが、現在は2名。障害者の他5名の社員が一緒に働いています。利用者を増やすことが当座の課題とのことです。
ベビーリーフやレタスを栽培し、県内のスーパーマーケットやレストランに出荷しています。天候に左右されず、農薬も使わず、土がないので重いものを運ぶ作業もなく、働く人にとって負担が少なくすみます。
理事の新井紳介さんは「透析患者向けの低カリウム野菜など、付加価値のついた機能性野菜を今後検討していく予定」と言います。
▲身支度を整えて見学
▲作業風景
▲スポンジに種まき、1週間で発芽
▲光と水ですくすく育つ野菜
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