特定非営利活動法人 手をさしのべて
特定非営利活動法人 手をさしのべては不登校・ひきこもりや子育てを支援している団体です。活動内容について手をさしのべて理事長の櫻井さんにお話を聞きました。
手をさしのべては群馬県高崎市田町に子育てサロン「ハーモニー」を運営しています。ここでは障害を持つ子供を対象とした児童デイサービスや、定期サークルとしてママ・パパ・マタニティーサークルなどを行っています。そのほかベビーサークルとして、ベビービクス・産後ママ対象のアフタービクスなども行っています。約120名が利用しています。
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引きこもり支援としては出張カウンセリングや、不登校の子供のための居場所であるフリースペースを提供しています。現在、フリースペース利用者は10名ほど、出張カウンセリングは100名ほどを受け持っているそうです。
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このほか若者の就労支援として群馬県吉井町にある「マイファーム吉井」で農作業などの仕事を提供しています。現在15名の若者がここで働いています。年齢層としては16歳から25歳が多いそうです。将来的にはさらに拡大して40名ほどに増やしたいそうです。
この農場は有限会社ホウトクとのコラボレーションで実現していて、農作業などに必要な道具もそろっています。ここは一般の方にも有償で畑を貸しているとのことです。
またこのファームでは1day夏休み親子体験として石釜を使ってピザやパンなどを焼く料理教室なども開催しています。
スタッフはハーモニーで行っている児童デイサービスには4名、就労支援には2名の計6名がおり有償で働いています。代表の櫻井さんがまだ33歳と、とても若いのですがスタッフの皆さんも20代が多く、元気で若々しいメンバーとなっています。
NPOで有償スタッフを6名も抱えるのはとても珍しく、大変だと思いますが代表の櫻井さんは、スタッフも就労体験も無償のボランティアにはしたくなかったそうです。スタッフの就業時間もきちんと定めており残業もないそうです。
多くのNPOは資金的に厳しく無償のボランティアにならざるを得ないなかで、手をさしのべての取り組みに感心しました。このケースは多くのNPOにとっても参考になると思います。
(佐藤)
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