新田環境みらいの会
5月15日土曜日10:00~14:00 新田環境みらいの会(基本情報)主催の
「太田市エコハウスと新田湧水群」の見学会が行われました。
エコハウスモデル事業はは全国で58の自治体から応募があり、20の自治体が選定されました。
今年3月に完成し、太陽のエネルギー等を上手に使っています。
屋根には太陽光パネルが設置され、年間約6300kwhが発電されます。
養蚕農家にみられる越屋根をエコハウスに生かし、 自然光を取り入れ、室内を明るく保ち、電灯を使わない生活や、窓から涼しい風を取込み、越屋根から熱い空気を排出したり、
越屋根に集まる暖気とソーラーパネル下の暖気を回収して半地下へ送り込み、なるべく冷房や暖房を使わないように設計されました。
半地下は素焼煉瓦約3トンが高さ140㎝に積まれ、 夏は地面近くの空気を取り入れ煉瓦に湿気を吸収させ、爽やかな風を室内に送り込んでもいます。
新田湧水群は大間々扇状地の先端付近に集中し、かつては100を超す湧水がありましたが、現在は20数か所が残っています。畑や住宅の庭などからも地下水が湧き出しており、水温は年間等して一定で、貴重な灌漑用水として利用されてきました。
屋敷のまわりを2重の堀と土塁で囲んだ環濠屋敷跡は保存状態もよく、貴重な歴史的遺産です。
湧水の中には水量が豊富で、水中の砂を吹き上げる自噴現象が見られます。
中には一級河川の基点となっている湧水地もあります。河川の基点は通常は山の清水が多い中、平地の基点は珍しいです。
このような太田の湧水群は財団法人日本自然保護協会の「くらしと自然のつながり再発見!」という冊子で紹介されました。
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