群馬県の思いをつなぐ会が採択されました。
活動の様子がこちらから見られます。
NPO基盤強化セミナー 初めての決算
2015年4月11日(土)、県庁昭和庁舎21会議室にて
NPO法人向けセミナー「初めての決算」を開催しました。
設立間もないNPO法人、会計や事務担当の新任者、設立を検討している方など
25団体計41名の参加がありました。
例年午後の時間のみで開催しているセミナーですが、今回は思い切って
午前・午後の部、エクセルを使用した会計実務の部を設け、時間にゆとりをもたせ、内容の幅を広げました。
午前の部 10:00~12:00
1、NPO法人人の税務 説明:群馬県税務課職員 上野訓只さん
収益事業の範囲について
・法人税法上収益事業として定められている34業種を、継続して事業場を設けて営む場合は法人税の課税対象となる
※ NPO法人の特定非営利活動事業であっても、課税対象になる場合があるので注意が必要。
・国や地方公共団体からの委託事業
公益的事業であっても法人税法上の収益事業の「請負業」に該当する
国や地方公共団体から受ける金額が実費弁償により行われる+そのことについて予め一定期間を限って所得税務署長の確認を受けている=確認を受けた期間のみ、委託を受けるNPO法人の法人税法上の収益事業とはしない
税務署への届出について
①収益事業開始届出
収益事業を開始した日から2ヶ月以内に収益事業開始の届出書を提出
②申告及び納付
収益事業の事業年度終了の日から2ヶ月以内に申告納付
法人の事業税について
①法人を設立した日から2ヶ月以内に「法人税設立設置申告書」を行政県税事務所に提出する
②法人税法上の収益事業にかかる所得に対して事業税が課税される
③法人の県民税は②を基礎とした法人税割+均等割(年額21,400円)が課税される
※申告及び納付は事業年度終了の日から2ヶ月以内
減免について
県民税及び市町村税の均等割は、法人税法上の収益事業を行わない場合で減免される場合がある。
①県民税 4/30までに行政県税事務所に減免申請書を提出
②市町村税 概ね4/23までに所轄の市役所及び市町村役場に提出
※市町村によって申請期限、税額が異なりますのでお問い合わせください
2.わかりやすい事業報告書の書き方
説明:NPO・ボランティアサロンぐんま コーディネーター
①報告書について
・県への提出義務だけではなく、事業のふりかえり、内部活用のための報告書を作成する
・写真やグラフを入れて分かりやすく工夫する
・事業の概要、目的、成果、反省を整理する
・HPで公開されると一般市民、企業、助成団体等多くの人に情報開示される→信頼と活動への理解を得るための機会
②NPOの役割分担
・前年度NPO法人会計基準導入調査の結果より
報告書未提出157団体
収益規模 収益なし、会費なし=0の法人13% 100万円未満 30%
→基盤が脆弱、決算書が不備=理事会、総会、監査の機能不全
運営資金が集まらない、協力が得られず信頼低下という悪循環に
・理事会を進化させる 経営管理、社会的影響力のあるメンバー、資金調達を可能にする
・業務チェックリストを使用して、業務、役員、会計など総合的に体制を監査する
業務チェックリストについて
http://www.npokaikei.com/npo_book/index.html#book1
③認定NPO法人について
・認定NPO法人に寄付した場合の税制優遇について
・認定になるために
パブリックサポートテスト(PST)をクリアする
相対値基準 経常収入金額のうち寄付金等収入の占める割合が20%以上
絶対値基準 3000円の寄付者が年平均100人上
・認定と仮認定について
認 定 有効期間は認定の日から5年間。設立後1年を超えたすべてのNPO法人が申請可能
仮認定 有効期間は仮認定の日から3年間、1回限りの適用。設立後5年以内のNPO法人が申請可能
※認定の申請をするには実績判定期間が2事業年度必要なので、計画的なスケジュールを立てる
午後の部 13:00~14:20
3、助成金について 説明:共同募金会 星野久子さん
・赤い羽根共同募金の現状について
・助成申請の目的 「なぜ、お金が必要なのか?」
・過去、現在の課題に対し助成金で解決できることを明確にし、将来への持続的な展望を示す
・申請事業の目標に対し、3年くらいの計画をたてる
・助成申審査にあたり、定款、事業計画、事業報告書、決算等の書類が重要になる→信頼度を高めるための報告書作成を
4、会計基準について 説明:NPO・ボランティアサロンぐんま コーディネーター
・活動計算書とは 問題解決のために、どのような手段で資金を調達したか?
・活動計算書の科目の説明
・会計書類の記載方法 活動計算書、貸借対照表、財産目録、注記
簡単エクセル会計実務 14:30~16:30
講師:山崎義樹さん 協力:市民ITサポーター
・NPOで会計担当者の心構え、基本について
・現金の出入りがあったら、その日のうちに現金出納帳に記帳する
・現金+預金で資産管理
・活動計算書の科目について 収益と費用 事業費と管理費
・エクセルでの入力は、基本的にTabキーで行う=セルへの書式が反映される
※他の入力方法Enterや→キーだと、書式が反映されず最終的に入力データが更新されなくなるので注意!
サロンではこれまで、皆様のご協力で集めて頂いたエコキャップのリサイクルを
推進してまいりました。
残念ながら、このたびエコキャップの回収先である「エコキャップ推進協会」(本部・横浜市)
がエコキャップ売却益の寄付収入の一部を認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを
日本委員会」(JCV、細川佳代子理事長)に寄付していない事実が判明いたしました。
(朝日新聞、平成27年4月10日付)
この事態を受けまして、サロンではエコキャップの回収を一時休止とさせて
いただきます。
今後エコキャップのお預かりはいたしますが、売却益の寄付先が明確になるまでの間、
エコキャップ推進協会への回収は保留とさせていただきます。
お手数ですがエコキャップを持参下さる方は事前にご連絡ください。
再開に関しては改めてサロンブログ等でお知らせいたします。
花植えと水やりボランティアの方たちが、育てている県庁ひろばのプランターに、やっとチューリップが咲きました。ビル風にプランターの土がえぐられ、球根が震えていました。何度も土を足してやっと咲きました。NHK大河ドラマ花燃ゆのドラマ館にお越のお客様が、バスを降りて真っ先に目に入るのがこのプランターのお花です。綺麗に咲かせたいです。
花植えと水やりのボランティア募集しています。
毎週月曜日10:30~11:30(雨天、都合の悪い時は欠席OK)
種、球根等はご持参下さい。(経費は出ません)
水やりのバケツ、ジョーロは貸し出します。
申し込みは昭和庁舎1階NPO・ボランティアサロンぐんま(TEL027-243-5118)
サロンから、日曜開館のお知らせです。
平成27年4月1日から平成28年1月31日間の日曜日、
午前11時~午後4時に開館しています。
大河ドラマ館開設に伴い、この1年間はパネル展等で
県内のNPO法人の活動紹介を随時行っていく予定です。
予約相談も受付ていますので、お気軽にお立ち寄りください。