特定非営利活動法人 IFC On Higher Ground
特定非営利活動法人 IFC On Higher Groundは今年5月に設立されたばかりの、語学教育や発展途上国での救済活動などを行っている団体です。今回は副理事長の比嘉 めぐみさんにお話を伺いました。
IFC On Higher Groundは国内では語学教育として英会話教室を開き、海外では発展途上国で貧しい子供たちへの支援活動などを行っています。また、団体の法人申請を行っているさなかに東日本大震災が起きたため、直後より支援活動を開始しました。
復興支援では直後からインターネットで支援を呼びかけ、食料品や衣類、生活用品などを複数回にわたりトラックで被災地の各家庭へ輸送しました。物資提供が一段落したのちは泥かきや片づけなどの支援活動を行いました。
また、発展途上国への支援としてフィリピンの貧しい地域や孤児院を訪問し、食べ物やお菓子を届けたり、カンボジアの貧しい子供たちに文房具を送るための募集を行っていたりしています。
国内での主な活動としては英会話教室「Epiphany」を高崎市と前橋市の2か所に開いています。未就学児から大人まで幅広い年齢層を対象にしており、料金も低価格に設定し現在は主に中学生と20代から30代の生徒15名が学んでいます。
活動を始めたきっかけは、日本に住んでいた外国人グループが日本語が話せず、なじめないなど様々な理由で帰されてしまった出来事があり、こうした外国人をサポートしたいとの思いから始まりました。こうした外国人のために比嘉さん自身も講師となり日本語教室を開いています。
スタッフについては理事長と比嘉さんの2人が主に動き、人手が必要な時はその都度ボランティアに参加してもらっています。このようにボランティアベースで活動しています。
課題としては安定した活動資金の確保があるそうです。現状では英会話教室の収入と、その都度募金などを行っておりますが今後収入面をしっかりしていきたいそうです。
将来的には英会話教室をさらに増やすことで地域に貢献したい、また海外でもカンボジアやインドなどの子どもたちのために孤児院を建てたいと考えています。
比嘉さんはNPOとして地域に根ざし、助けを必要としている人や弱い立場の人たちに手をさしのべたい、一人ひとりをきちんと助けるグループになりたいと語っていました。
(佐藤)
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