NPO法人竹取物語(渋川市八木原)
NPO法人竹取物語と、その関連でハスクバーナ・ゼノア株式会社(埼玉県川越市)
の企業の社会貢献を紹介します。
NPO法人竹取物語は、放置された竹林や里山を整備し、伐採竹の新たな有効活用を行って
います。
「竹林は利用されないとダメになる。」と代表の高橋理事長と本多さんが話してくださいまし
た。
「昔との違いは、生活に竹が利用されなくなり、竹林を整備することがなくなってしまった。」
竹は住宅用建材にならないので、整備するのに非常に費用がかかるため、竹林整備は置き
去りにされてきたそうです。
そのため、伐採した竹に価値をあたえなければならないという思いで、「整備と利用」の観点
から考えられました。
竹(イネ科)は肥料としてとてもすぐれているので、それを畑にまいたり、プランター用土にした
り、米作にも利用できるようにしたそうです。
放置竹林に機械を持ち込み、伐採竹を細かく粉砕した状態にし、その場で袋につめ(袋中で
発酵できる)、トラックで運びます。
地球規模とまではいかないが、身近な自然環境、生活環境、社会環境を何とかしたいと話し
てくれました。
ハスクバーナ・ゼノア株式会社は、ここで利用している、竹を伐採したり粉砕する機械を製作
している会社です。
猛暑の中、製作したエンジニアの人たちが、実際に放置竹林にきて整備活動をしていまし
た。
活動をしながら、機械を現場で実際に使うというのも目的のひとつですが、
開発、生産している機械を使った竹林整備の活動を通じて、環境整備に役立てるものである
ということを、広めていくよう努力していきたいそうです。
暑い中、本当に大変な作業でした。
by齊藤
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