2月6日(土)、2月7日(日)ファンドレイジング・日本2010に参加してきました。
ファンドレイジングの成功事例が多数紹介されました。
その中で、特に印象的だったものを紹介させていただきます。
基調講演では
ヨーロッパのファンドレイジングの現状紹介で、ファンドレイザーという資金調達専門の人材がいることが紹介されました。
お金のことばかり気にしているとよい活動はできないから、資金調達の係を組織内に置いたり、会計士のように外部支援で依頼したりするようです。
ファンドレイザーは成功事例を求めて、地域、国、世界とあっという間にグローバルな活動に発展していきます。
分科会では
楽しみながらファンドレイジング
チャリティーコンサート、スポーツ大会、パーティー、落語会など楽しみながら寄付してもらう仕掛けを色々紹介
寄付付き商品(コーズ・リレイテッド・マーケティング)
アメックスの自由の女神修繕キャンペーンやボルビックなどの飲料水で有名な寄付付き商品は、今後地域性を活かした展開が予想されます。
差別化出来ない商品や、ブランドが確立していない商品は、代金の一部が地域の子育て支援や環境活動に寄付されることで、購入動機へつなげていくというものです。
例えば地域ブランドの牛乳の売り上げの一部が地域の子育て支援に回るとか、フードマイレージが少ない地産地消の農作物の売り上げが地域の環境活動を支援するそんな仕掛けが今後期待されています。
かぶりケーションという頭にかぶり物をつけ肩書をはずすと、柔軟なコミュニケーションができ、思わぬ効果がうまれることのワークショップ
資金調達の体質を改善する戦略設計として7つの原則、7つのステップ
子どもの労働禁止を支援するACEが4年間で成長した経営方針
チョコレート生産国ガーナ支援のために行った、しあわせへのチョコレートキャンペーン(てんとう虫チョコ)
手作りCMネット配信 自分たちでCMつくってしまうことにびっくりしました。
私たちも真似してみたいです。ミニコンサート動画をアップしているので、技術的には可能です。
寄付者とのコミュニケーションを効率化するため、ブラックバードというデータベースが紹介されました。これはアメリカの企業が20000の非営利組織向けにサポートしています。EXCEL、Accessではないデータベースソフトを利用した場合の機能比較がされました。
クロージングでは
寄付者の権利宣言2010と、
第1回日本ファンドレイジング大賞が発表されました。
集めた金額ではなく、人々に感動と笑顔を与えたファンドレイジングを行った団体を顕彰します。今年は世界の子どもにワクチンを日本委員会の人間はどうして寄付するのだろうをエッセイにする「僕のルール私の理由」が選考されました。
イベント中ツイッターで参加者が感想や意見をどんどん投稿していました。共通の合言葉(#ハッシュタグ)を投稿につけておくと、検索で関連投稿を全部みることもできます。私も帰って早速登録しやってみました。なんだかまだよくわかりませんが、とにかく試してみます。
来年は2月5日(土)2月6日(日)に開催されます。