クラウドファンディングによる市民活動支援事業 提案募集!
前橋市市民協働課からのお知らせです
NPO法人をはじめとした市民活動団体から、ふるさと納税を原資に取り組む公益的な事業提案を募集します。
■募集期間:4月7日(月)~5月30日(金)
※詳細は前橋市のHPをご覧ください。
前橋市市民協働課からのお知らせです
NPO法人をはじめとした市民活動団体から、ふるさと納税を原資に取り組む公益的な事業提案を募集します。
■募集期間:4月7日(月)~5月30日(金)
※詳細は前橋市のHPをご覧ください。
NPO法人マチイロの代表理事、荒井良明さんが営む株式会社森の香の店舗を訪れ、2024年3月31日に開催された「シキシマエキマエピクニック2024」のイベントについてお話を伺いました。
2024年3月31日、群馬県渋川市にあるJR敷島駅が開業100周年を迎え、この節目として「シキシマエキマエピクニック2024」が開催されました。
NPO法人マチイロが関係団体と協働しながら進めた、まちづくりの取り組みの一つです。当日は、敷島駅前が歩行者天国となり、子ども向けの縁日、キッチンカーや屋台が並ぶなか、ダンスなどの各種ステージパフォーマンスが行わるなど、盛大なイベントとなり来場者は3000人を越えました。
同じ日にJR沼田駅でも同様に100周年記念関連イベントが行われ、鉄道を軸に地域間がつながるイベントとなったのではないかと思います。
「シキシマエキマエピクニック」は、2022年に敷島駅開業98周年を記念して初めて開催されました。その際、地域の人々が自発的に動き、敷島駅周辺の活性化を目指す実行委員会を立ち上げました。
この形式は、さまざまな立場の人が得意分野を活かしながら役割を担えるため、スムーズな運営につながっているそうです。
例えばイベント開催時には、電気技師や建設業に携わる人が設備面を担当し、地域事業者が飲食ブースを運営するなど、それぞれのスキルを活かすことで、一人ひとりが存分に力を発揮し、地域に役立てることを実感を持てるそうです。
「シキシマエキマエピクニック2024」では、多くの団体が連携し準備から当日の運営まで行いました。無人駅である敷島駅での大規模なイベント開催には、地域住民だけでなく、多方面の協力が不可欠です。
渋川市や渋川市社会福祉協議会も、地域コミュニティの活性化という観点からも積極的に関わったほか、JR東日本も上越線敷島駅、岩本駅、沼田駅の開業100周年記念イベントを開催するにあたり、「シキシマエキマエピクニック」の取り組みに興味を持ち、同時開催を決定。
「SL敷島・沼田百周年」を運行するなど、鉄道を活用した地域活性化の一環として協力。無人駅である敷島駅にはふだん蒸気機関車の停車しませんが、停車の実現に至ったとのことです。
イベント当日、この記事を書いている私も汽笛を鳴らす蒸気機関車を敷島駅近くで見て歓声を上げていた一人ですが、「シキシマエキマエピクニック」という魅力的なイベントこそが、「蒸気機関車の停車」までも引き寄せたのだと感じました。マチイロの荒井さんが、とても嬉しそうに「敷島駅に蒸気機関車が止まったんですよ!」と話していたのも納得でした。
マチイロ設立のきっかけは、地域おこし協力隊の課題から生まれました。コロナ禍により協力隊の活躍の場が限られてしまい、地域とつながる機会があまりないまま任期を終えてしまうケースが増えていたそうです。
そんな中、過疎化が進む敷島駅前の商店街の歴史を紐解きながら、地域とのつながりを深めるワークショップを開催。かつての商店街の地図を復刻し、完成した地図を披露する場として、敷島駅98周年を記念した「シキシマエキマエピクニック」が初めて開催。地域の歴史や文化を共有する場となりました。
翌2023年には、敷島駅99周年記念イベント「シキシマエキマエピクニック2023」として、駅前の道路を歩行者天国に。
敷島駅開業100周年記念イベントと同時開催となった「シキシマエキマエピクニック2024」では、地域住民だけではなく、市外からも多くの人や鉄道ファンが訪れる一大イベントとなりました。
「シキシマエキマエピクニック」は、敷島駅100周年記念イベントを一つの区切りとするそうです。地域の多様な人々が持つ力を発揮することで地域活性化につながることを、3年にわたるイベントを通じて実感できたといいます。
今後は、マチイロの活動目的である「まちづくり活動を通して、市民がより暮らしやすくなる街をつくり、市外の人が移住・定住したくなる魅力を創り、発信すること」を軸に、2040年に5,000世帯の定住を目指すという重要なミッションに向け、以下の活動をさらに推進していくそうです。
これからも地域に根ざした活動を通して、地域の多様な人々や企業、行政などとつながりながら、誰もが暮らしやすくて、住み続けたくなる、いろどり鮮やかな街となっていくのではと思います。
駅のえんがわについては、ブログ記事でも紹介しています。
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◆NPO法人マチイロ 法人概要
所在地 渋川市赤城町敷島701
代表理事 荒井良明
https://www.machiiro.or.jp
ぐんま未来基金より、
第1回「地域別支援プログラム LOCAL FUND」助成団体募集のお知らせです。
<目的・趣旨>
一般財団法人ぐんま未来基金は、地域課題解決のために、主体的に活動する多様な担い手を対象に、その社会貢献活動を自立して行えるための支援を目的として、本事業による補助金の交付を希望する団体を募集します。
<応募締切>2025年4月30日(水)24時必着
助成や寄付に関する詳細は、ホームページをご確認ください。
https://www.gunma-mirai-kikin.org/2078/
群馬県教育文化事業団より
地域の伝統文化を継承していくための活動に対する補助金のお知らせです。
応募締切:令和7年5月16日(金)消印有効
提出先:団体所在地の市町村役場(文化振興担当課)
募集の詳細は以下を参照してください
2025年1月24日(金)13時半より、県庁32階NETSUGENにて協働セミナー「地域の未来に貢献する方法~企業の取り組みとそのヒント」を開催いたしました。
参加は会場38名 (NPO 8団体,企業9,行政6,中間支援3,大学1,その他個人など8)
オンライン26名(NPO9団体、企業4,行政5,中間支援3,大学2,その他個人など3)
合計64名です。
NPO・ボランティアサロンぐんまでは例年協働セミナーとしてNPO・企業との協働事例の発表や
カードゲーム等を通じた交流の機会を企画して参りました。
今年度は企業の社会貢献に着目し、企業はもとよりNPOや市民活動団、行政の方に広く知って頂こうという目的で企画開催いたしました。
前半
開会挨拶
群馬NPO協議会会長 太田琢雄によるビデオメッセージ
企業の地域貢献活動の事例発表
①株式会社CATENAS 地域創生部門 船戸花音 氏
〜ITを活用した地方創生と持続可能な社会の実現〜
収益事業であるITコンサルタントとは別に、非営利事業部門として学生登録無料のコミュニティサロンGITYを運営。
GITYAは学生の自由な発想による事業企画を公開し、企業等協力者とのマッチングの場となっています。様々な人が出会い、学びと実践を促進しています。
若者が県外へと流出してしまう、また地方でデジタルスキルを持った人材を育成することで地域課題解決を目指しています。
②クミ化成株式会社関東工場 総務課 係長 生方 彰子 氏
自動車部品を製造しているクミ化成株式会社は、交通安全地に関わる分野で地域貢献活動を開始しました。地元教育施設への物品寄付から始まり、小学校、保育園での交通安全教室開催、宮田ホタルを守る会の環境整備活動への参加、渋川市社会福祉協議会のフードバンクへの協力など、幅広く活動を展開しています。
③有限会社ココア 前橋活性事業部 新井菜穂子 氏
前橋市内の中学校、PTAと連携した制服ばんくの運営
使用済でもまだ着用可能な制服のリサイクルを思い立ち、活動を開始した有限会社ココア。
最初は学校に直接出向いて制服の提供を呼びかけましたが、なかなか協力を得らなかったそうです。次第に取り組みが新聞などメディアに取り上げられるようになりました。現在、前橋市内22の中学校と11の高校が協力し、主に学校を会場として無償譲渡会を開催しています。
制服バンクの活用で高額な制服の購入予算を抑えることができ、またリサイクルすることでゴミの削減にもつながり持続可能な地域づくりに貢献しています。
④株式会社ジンズ 地域共生事業部 事業部長 白石 将 氏
企業がつくる新しい公共~JINSPARKの運営
前橋市川原町にある店舗改装の際に、地域貢献を目指す場JINSPARKへと思い切ったリニューアルを図ったジンズ株式会社。カフェも併設することで買い物に来た人がゆっくり過ごすことができるようになりました。また、階段状になったベンチや広い空間はアーティストを招いたワークショップ等のイベントの他、地域団体による映画の上映会などに活用されています。
JINSPARKでは一般市民を対象にイベント等での利用を募集しており、日程は人気のためすぐに埋まってしまうそうです。
様々な人々が出会い、新たな交流が生まれる場をつくることで地域に活気が生まれています。
⑤株式会社大和屋 代表取締役 平湯聡 氏
NPO法人工房あかねの障害者アート活動への支援、大和屋カフェでのアーツ&カフェ開催
NPO法人工房あかねの代表とは旧知の間柄であったという平湯氏。大和屋高崎店では工房あかねのサーと作品展示の会場として、長年支援を行ってきました。
工房あかねは県の障害者芸術文化活動支援センタ― こ・ふぁんの委託を受けたことをきっかけに、障がい者アートをより多くの人に広め活動を広げたいという思いが生まれました。
そこで新たにオープンした県庁32階の大和屋カフェで障害者アートの展示、作品をコーヒーカップに使用するアイディアが生まれました。作品にインスパイアされたオリジナルコーヒーブレンドこ・ふぁんも誕生しました。
後半 パネルディスカッション
ファシリテーター櫻井 弥生 氏の進行により、登壇者の皆様それぞれに話題を提供して頂きました。
櫻井 氏はNPO法人Mam’s Styleの理事長であり、これまでにアフリカンプリントの布地を用いた布マスク作成事業等の企業との協働実績があります。
左:ファシリテーター NPO法人Mam’s Style理事長 櫻井 弥生 氏
企業の社会貢献のきっかけについて
社内で地域貢献活動を開始する理由はそれぞれです。
・上層部から地域貢献することが社命として降りてくるケース
・地域で会社の知名度が低いという社内の課題
・会社のある地域を活性化したい
・ゴミの削減、資源の再利用といった地域課題
・若者の都市部流出、将来的な人口減少という社会課題
・特に地域貢献を意識した訳ではなく、普段から交流のある人と連携して何かできないかと考えた
地域貢献活動の形
・学校の行事計画の一環になっている
交通安全教室、制服ばんくなど学校と連携した事業は、学校区に通学する子ども達の将来的な支援にもつながります。また、行事で毎年協力していることが、地域における企業の知名度向上につながります。
・自社サービスの一部、あるいはそれに共通する分野で提供する
・有限会社ココアのように本業のクリーニングを提供するケース
・株式会社クミ化成関東工場 自動車部品を製造しているので、自動車に関わる交通有全の分野
・株式会社大和屋 カフェという場所、コーヒーとのコラボレーション
・地域貢献につながる非営利的部門がある
株式会社CATENAS、株式会社ジンズのように営利事業とは別に非営利部門的事業として場を提供するケースもあります。
非営利事業的な部門にはあまり経費はかけられず、売り上げ増などといった結果に直ちに結びつくものでもありません。
しかしながら、こうした活動を続けることで生まれてくるもの、場に集まる人々のネットワーク、地域の人々にとって充足した時間や機会の提供、新たなイベントの企画など、こうしたものが地域の活性化につながっていきます。
交流会
株式会社大和屋様より、コーヒーの提供を頂きました。
障害者アートとのコラボレーションで生まれた「こ・ふぁんブレンド」を飲みながら、
参加者同士で有意義な交流が行われました。
コーヒーがあると、場の雰囲気が和らぎます。
大和屋カフェのスタッフの方にお手伝い頂きました
群馬県地域づくり協議会より
「ぐんま地域づくりAWARD 2025レポート募集」 のご案内です。
群馬県地域づくり協議会では、
県内で活発に地域づくり・ひとづくり活動に取り組んでいる団体・企業・商店街・学校等を顕彰しています。
ぜひ皆さんの活動に対する想いや内容をレポートにして、応募してください!!
詳しくはホームページをご確認ください
https://www.pref.gunma.jp/site/chidukyo/689140.html
ニッセイ財団より、2025年度
研究・地域活動助成 高齢・地域共生社会助成のご案内です。
高齢者福祉、地域づくり等のチャレンジ活動や研究についての助成金案内が届いています!
【活動助成】地域福祉チャレンジ活動助成(2年助成)
<募集期間>2025年3月1日(土)~5月29日(木)
【研究助成】実践的研究助成「実践的課題研究助成」(2年助成)
<募集期間>2025年3月1日(土)~6月12日(木)
【研究助成】実践的研究助成「若手実践的課題研究助成」(1年助成)
<募集期間>2025年3月1日(土)~6月12日(木)
詳しくは、ニッセイ財団ホームページをご確認ください。
https://nihonseimei-zaidan.or.jp/kourei/02.html