福祉機器「短期車いす貸出事業」


NPO・ボランティアサロンぐんまでは、6月14日(金)群馬県庁昭和庁舎にて
第24回スタッフ情報交換会を開催しました。
県内の市民活動支援センター11団体20名、社会福祉法人1団体1名、行政1名が
参加しました。

各センターから今年度の主な取り組みを紹介した後、
事前に回答頂いた事業計画書、アンケートを基に意見交換を行いました。

また、世代交代・若手スタッフの育成方法が議題に上がり、
各支援センタースタッフの発言を聞く中に、工夫や苦労がうかがえました。

各センターの取り組みを聞き、情報共有する機会を持つことの大切さを実感しました。
2019年4月13日(土)、県庁昭和庁舎35会議室にて
NPO法人向けセミナー「初めての決算」午後の部としてNPO法人会計基準&助成金セミナーを開催いたしました。
今年度初めて決算を迎える団体、会計担当者が変わった団体など
6団体14名が参加しました。
午後の部は群馬県共同募金会の助成を受けて開催しています。
地域福祉に関わる活動をしているNPO法人の団体基盤強化を図るため、
会計基準を導入するセミナーとして開催しました。
解説:群馬県共同募金会 星野久子さん
1.助成金に関するポイント
①助成金の申請・応募の次期を逃さない
群馬県共同募金会…8月頃
市町村支会…支会ごとに設定
中央共同募金会「福祉基金」…12月頃
②助成団体の審査のポイント
解決したい社会的課題をどのように捉えているか?
提出された決算書の正確性、HP等の公開の有無
※決算書が同業他社や他法人と客観的に比較できる唯一の書類になる
③赤い羽根共同募金の助成について
地域福祉を推進する事業を行う団体が対象
助成プログラム
・群馬県共同募金会(県共募) 広域配分(令和元募集から)
・市町村支会 地域配分
「つかいみちを選べる赤い羽根募金」について
http://www.akaihane-gunma.or.jp/news/choice2019shinsei/
2.会計基準について
NPO会計基準とは、NPO活動を正しく分かりやすく支援者に伝えるために
市民ボランティアによってつくられた基準です。
これまでの収支計算書とは様式が異なり、活動計算書を用います。
活動計算書は、以下の項目から構成されます。
NPO活動にかかったコスト=費用
費用をどのように資金調達したか=収益
活動の結果の財産増減=当期正味財産増減額

解説:NPO・ボランティアサロンぐんまコーディネーター
①2017年12月改正のポイント
②NPO会計基準の様式例、記載例と注意点
③財務諸
表の注記について
NPO会計基準についての詳細は http://www.npokaikeikijun.jp/
3.簡単エクセル会計実務
後半は市民ITサポーターのメンバーの協力により、パソコンを用いた簡単エクセル会計の入力方法などの実習を行いました。
参加者は6名。

解説:市民ITサポーター 山崎義樹さん
内容
①入力の準備(法人基礎データの入力)
②入出金データの入力処理
③入力データの集計
④活動計算書、貸借対照表、注記、財産目録の作成
⑤科目のカスタマイズ等
簡単エクセル会計は期末に現預金以外の資産・負債を持たない小規模NPO法人向けのツールです。
簡単エクセル会計を用いて集計作業を行うことで、「NPO法人会計基準」に準拠した「活動計算書」「貸借対照表」「注記」「財産目録」の作成が容易になります。
簡単エクセル会計のダウンロード、説明動画へのリンク
http://www.npokaikeikijun.jp/software_for_small_npo/
2019年1月18日(金)13:00より
太田商工会議所にて協働セミナー2018 「SDGsでつながる協働」を開催いたしました。
当日は定員を超えた計48名の参加がありました。
(企業18団体20名、NPO、市民活動等17団体20名、教育機関、中間支援組織、行政等6団体8名)

今回は企業、行政、NPOなど様々なセクターの人々が一同に集まり、SDGs(持続可能な開発目標)を学びながら意見交換・交流することがテーマです。
講師にはSDGsを楽しみながら体験して学ぶことのできるカードゲーム「2030SDGs」を開発した一般社団法人イマココロボの稲村健夫氏をお招きしました。
稲村健夫氏
当日のプログラム
1.ワークショップ カードゲーム「2030SDGs」 稲村健夫氏
SDGsについて
カードゲームの概要とルールについて
ゲーム体験
ふりかえり
2.「協働による地域づくりに関する指針」について 群馬県県民生活課
3.交流会
カードゲーム「2030SDGs」はSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道程を体験するゲームです。
今回は1チーム3名、計16チームがゲーム上での世界の全体を構成することになります。
基本的なルールは、
①最初に一定のお金と時間のカードが与えられ、達成するゴールが提示される
②お金と時間を使って世界の経済、環境、社会の3つに関するプロジェクト活動を行う
③②により新たなお金、時間などの報酬と新たなプロジェクト、意思カードが与えられる
④経済、環境、社会の状況レベルに変化が起きる
⑤ゴールを達成する
達成するゴールのカードを引いているところ
ゴールの一つ「貧困撲滅の聖者」
社会プロジェクト
どのような手段でプロジェクトを行うか、お金や時間をどのようにして得るかは
参加者同士の交渉次第で自由に行うことができます。
また、世界の経済、環境、社会の3つは色分けされたマグネットでホワイトボードに張り付けられ、参加者全員で常に共有されています。(青=経済、緑=環境、黄=社会)
参加者の価値観と意識によって、この世界の状況はゲーム毎に異なるものになっていきます。

前半終了時の世界の状況。環境、社会のレベルが低いということを全員で共有。
後半は環境、社会に関するプロジェクトを行うため、団体同士の様々な交渉が活発に行われるように行動が変化。
ゴールを達成していないグループを助けるような動きもちらほら。
ゲーム終了後の世界の状況(ゲーム前半よりも環境と社会のレベルが上がっている)
ゲーム終了後チームごとに振り返りを行い、体験や気付きを共有しました。
限定された時間内ではありましたが、参加者同志が協力し合うことや
目標を定めて行動すること、世界の状況を把握することで変化が起きることを体験することができました。
カードゲームの最大の目的は世界の状況を可視化して目標を定め、共有すること、
そのことでSDGSの可能性を知ることにあります。
現実の世界の中で地域課題にどのように取り組んでいくか、異なる価値観を持つ人同士でどのように協力し合うか?
様々な形で世界との関わり方を探り、自分たちでプロジェクトやゴールを決め
今までにないものを新しく作り出すことができるところに
SDGsをベースにした協働の可能性があるのではないかと思います。
ゲーム終了後、企業参加者の紹介がありました。
群馬県県民生活課の担当職員からの「協働による地域づくりに関する指針」について説明後、
参加者同士で交流会を行いました。

今後の新たな発展が望まれます。
SDGsについて
http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
イマココラボ、カードゲームについて
団体を選んで寄付をする募金です。
つかいみちが明確で、みえます。
税制優遇があります。企業は全額損金算入できます。
団体の詳細情報が開示されていますので、団体を選ぶ上で参考になります。
集まった寄付額も随時更新されます。
2018年11月9日(金)NPO・ボランティアサロンぐんまにおいて
群馬県商政課主催のセミナー「SNSを活用した効果的な情報発信」
が開催されました。

商店街やNPOなど、まちなかの活性化に取り組む団体の情報発信力を向上させることがねらいです。
6月、8月に引き続き3回目となった今回が今年度最後の開催となりました。
前回と同様、NPO・ボランティアサロンぐんまでは講師、サポーターとして
市民ITサポーター4名の方にご協力いただきました。
前半 13:30~15:05
参加者 行政職員、一般など5団体


後半 15:15~16:50
参加者 NPO、任意団体など5団体


参加者はFacebook初心者やアカウントは持っているもののあまり活用していない方が中心です。
最初にFacebookの基本的な画面の構成について説明があり、
実際に友達申請の仕方を操作して学びました。
更に団体を運営する上で不可欠な団体用ページ、イベントの作成を実習しました。
ページやイベントの効果的な活用
・ページに友達からの「いいね!」をリクエストする
・イベントに友達を招待する
・友達をふやして、情報を拡散してもらう
・興味をもった記事にコメントを投稿してみる
・多くの人と共有したいような情報はシェアして、ページにリンクを掲載する
Facebookでは、詳細な設定や画面が頻繁に更新・変更されます。
常に閲覧・投稿を続けることが、地道な活用のポイントになりそうです。
2018年10月26日(金)18時半より、
県庁昭和庁舎21会議室にて地球環境基金 助成金説明会・セミナーが開催されました。
環境保全活動等に関わるNPO法人を中心に、19名の参加がありました。

今回から助成を希望する活動分野と関連するSDGsの目標とターゲットを選択することが、助成金の要望書に追加されました。
※SDGs(持続可能な開発目標)とは
2015年9月の国連総会で採択された、2030年までの持続可能な開発のための17の目標
このことを踏まえ、助成金説明会とあわせてSDGsの勉強会も開催されました。
初めに担当職員からSDGsの概要について説明があり、
その後群馬県内でSDGsに取り組んでいる事例として、2つのNPO法人から事例発表がありました。
1.NPO法人チャウス(代表:加藤正幸さん)


・2002年から自然体験学校を運営(チャウス自然体験学校)
・学校などでESD(持続可能な教育のための教育)に基づいたプログラムを展開
・ふるさとのきれいな川をつくろう
サケ・ヤマメの卵を育てて川に放流・ゴミ拾いウォーク(両毛漁業協同組合 連携協働)
・前橋里山体験プロジェクト チャウス田んぼの学校 里山体験ワークキャンプ
(前橋市田口町・NPO法人前橋環境保全基地(アリスの森) 連携協働)
2. NPO法人環境保全基地・アリスの森(代表 鈴木正知さん)


・田口町にあるアリスの森の活用(前橋里山体験プロジェクト)
・前橋スローシティの構想について(白樺牧場の羊の放牧の例)
・前橋地域づくり協議会・前橋への移住支援

加藤さん:「これまでの活動が既にSDGsに当てはまっていた」
鈴木さん:「地域の様々な分野に取り組む人々がつながりを持つことが大切」
SDGsは国連が掲げた遠い未来への果てしない展望というイメージがりますが、
実際県内で身近な活動を展開している法人の事例を聞いて、現実感を持つことができました。
SDGsは既に身近にある地域の課題に取組む上で必要不可欠な、
様々な団体とパートナーシップを結ぶ上でのキーワードになりそうです。
来年1月、群馬県内でもNPO・企業向けの協働をテーマにしたSDGsに関する勉強会を開催予定です。
地球環境基金 助成金について http://www.erca.go.jp/jfge/subsidy/index.html
SDGsについて http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/