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2010年10月 7日 (木)

NPO法人 観音山丘陵調査(高崎市)

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*写真は葛生淳一代表撮影

観音山丘陵の自然環境を保全していくため,生息する動植物の調査、荒廃農地の復元、

自然観察会の実施、清掃活動などの活動をしています。

葛生淳一代表は、「野鳥の会」の高崎分会長をしている関係で、観音山に頻繁に行く機会が

あり、昆虫など貴重な種を時折目にし、ここは重要な場所ではと思うようになりました。

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「生き物の証拠をとっている。」「今はまだ生息しているが、環境の変化で数年後は

見えなくなることもある。いづれ必ず貴重な生き物になる。」と代表は言います。

そして、田んぼを維持していくことで、今の自然がたもたれていく。

生物の生息環境保全のためにも、休耕田を元に戻すことが目標のひとつになっていきまし

た。

休耕田を復元するノウハウを得るため、現在安中市高別当の休耕田を手がけています。

(県指定レッドデータブック記載種のギンイチモンジセセリ/ジャコウアゲハ/シマドジョウ

他が生息)

最終的には、観音山の休耕田を元に戻したいとのことです。

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また、「地主の高齢化が進み、町の人間が土地を耕さなければ」との考えから、

自分で田んぼを耕してみたい人に貸し、地主は農業指導・技術指導をすることで「はりあい」

が生まれるということから、活動を計画しています。

イネは、田植え・稲刈りの時だけ人手が必要だが、それ以外は畑より手がかからず、

時間のない人に向いているとのことです。

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自然観察会は2カ月に1回ほど行っています。メンバーがそれぞれの得意分野を、参加した

子どもたちにわかりやすく説明してくれるとのことです。

メンバーは、昆虫の好きな人や田んぼをやりたい人など、22歳から70歳ぐらいまで18人

で構成されています。

                                   by齊藤

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