ボランティア・NPO団体向けのIT支援について
2008年4月Microsoftのnpodayという社会貢献事業で、パワーポイントのプレゼン、エクセルのピボットテーブル活用などを学び、市民団体の事業力アップにつなげるセミナー(詳細)を高崎で行いました。
その後NPO・ボランティアサロンぐんまでは、パソコンお助けサロンをIT39さんのご協力のもとで続けてきています。参加者は全県から集まっていることから、「地元でこのような講座があれば、もっと気軽に相談できるのに」というお声がでておりました。
10月15日 10時から県内の中間支援センターとIT支援団体、Microsoft社会貢献担当者、日本NPOセンター職員が集まり、ボランティア団体やNPO団体向けのIT支援についての情報交換会を行いました。
最初にMicrosoftの社会貢献担当者から、NPOの可能性を最大限に拡げるための包括的なNPOのIT支援について説明がありました。
基盤強化としては中古パソコン寄贈支援プログラム、ソフトウエア寄贈プログラムがあります。パソコンお助けサロンでもパワーポイント講座のためのソフトを複数寄贈していただきました。
※寄贈仲介する非営利団体は
人材育成はNPODAYや地域活性化協働プログラム
協働事業としてはマイクロソフトNPO協働プログラムが展開されています。
次に日本NPOセンター職員の吉田さんから
NPOは事務の効率化、情報発信力の強化、多くの人の参加や支援のため、ITを使うこと。
IT支援がうまくいかない理由として、支援される側と支援する側に課題が整理され、
「使う達人」と「教える達人」が違うこと、
「個人への支援」と「組織への支援」は違うこと、
支援する側、される側双方にリソースが不足などが説明されました。
NPOへのIT支援はNPO支援センターを軸に展開すると、単なるスキル支援ではなく、組織経営支援という視点が付加される利点が強調されました。
休憩後、机の配置を変えIT支援の現状報告、全国的な動向、情報共有に便利なITツールの紹介を行い、その後サロンで昼食をとりながら、フリーディスカッションを行いました。
主な内容を以下に紹介します。
例えば、ブログなどスキル講座の前には、情報公開の重要性についてご理解頂かないと、継続的な更新につながらないように、IT活用の意義があってのITスキル講座にすることが大切
ネット環境があることで、講座メニューが広がる。
IT活用により、苦労していたことが簡単にできるようになることをわかりやすく伝える必要がある。
NPO関係者だからといって、パソコンスキルが一般より高いわけではないので、
パソコン基礎を公民館などの講座で身につけてもらった上で、IT団体支援がはじまるので、
IT団体との連携は大切になる。
今後、このように集まり、情報交換する機会を頻繁にとれないので、メーリングリスト上で情報交換できるようにすることが合意されました。
地域の支援センターで、どのような相談があり、ITで解決できる可能性があるかないか?
近々行われるIT講座情報などを共有していく予定です。
NPO法人・ボランティア団体にむけて、ITに関する二ーズアンケート結果
630団体送付 65団体回収(ご協力ありがとうございました)
地域開催の必要性、受講していない人が多いこと、ITの組織活用に課題があること、身につけたいスキル、受講しやすい曜日時間帯など graph.pdfをダウンロード
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