前橋元総社エコクラブ「わんぱく探険隊」
10月20日前橋元総社エコクラブは新しくできた地元の公民館工作室でひまわり油を搾る実験を行いました。このひまわりの種は、エコ農園の一角で栽培されたもので、夏にはすばらしいひまわり畑になり、写真を撮りに来る人がいたほどです。その種獲り、油を搾ってみることになりました。菜種の搾油機を高崎のTさんより借りました。群馬県でも初の試みなのでうまくいくかどうかは誰にもわかりません。
ひまわりの種は菜種よりかなり大粒なので、家庭用のミキサーで細かく砕くことにしました。
搾油機にかけても、油が出てきませんでした。
フライパンで粉砕した種をから煎りし、温度と乾燥度を高めてから再挑戦しましたが、やはり油は出てきませんでした。搾油機の軸がひまわり用(螺旋をひまわりの大きさにあわせたもの)のものでないとダメなのかもしれません。
このあとさつまいも堀も行われました。
菜種をまく予定もあります。来年の春はきれいな菜の花畑になる予定です。菜の花プロジェクトから循環型社会づくりを身近に体験していきます。
「わんぱく探険隊」の活動は、今年で11年目に入りました。現在会員は小1から高2まで53名、その子どもたちの活動を支える大人のサポーターが20名、総勢70名以上のクラブです。3月には県の代表として「こどもエコクラブ全国フェスティバル」に招待されました。
エコクラブの活動は、「トレーニング」と「アクション」です。トレーニングでは、皆で話し合って学習プログラムを作ります。「アクション」で、それを具体的に実行します。「わんぱく探検隊」の主なアクションは、牛池川の水質調査や清掃、リサイクルバザー、エコ農園での耕作、昔の食事体験、雪山・スキー教室など。川の調査で小さな水生昆虫や魚の種類が毎年減っていることを知ると、子どもたちは心を痛めます。無農薬のエコ農園も3年目。サツマイモがどうしてできるかに驚嘆し、ジャガイモ、玉ネギの収穫に喜び、以前より食べ物に優しくなりました。からだを使って食育ということを理解し、汗が「身にしみた」知恵を得ます。
環境についての問題意識を単なる知識としてとどめておくのではなく、家庭でも学校でも地域でも、環境を守るための実践を行っています。山で川で畑で遊び愉しみ、調べて、気づいて、実践し、結果として環境にいいことになっている…という流れです。 「子どもの時から自然との繋がりを考え、21世紀を担う子どもたちが、人間もすべての生き物と共に生きている種のひとつであるという意識を持って、優しくたくましい子に育ってほしい。」と願い活動を行っています。
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