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NPO・ボランティアサロンぐんま

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2024年12月13日 (金)

NPO基盤強化セミナー「行政・企業・地域団体等の協力を得るコツ」

2024年11月30日(土)、10時半から15時半

昭和庁舎35会議室にてセミナー「協力者を拡げて、活動をパワーアップしよう!行政・企業・地域団体等の協力を得るコツ」を開催いたしました。

講師は前日に引き続きNPO法人協力アカデミー代表理事の松原 明 氏です。

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今回はNPO法人、市民活動団体を対象とし、参加者はNPO法人9名、市民活動団体5名、個人3名、行政職員1名、中間支援センタースタッフ5名 計23名が参加しました。

地域課題が多様化する今日、様々な主体の協力が不可欠となってきています。

NPO・市民活動団体が企業や一般市民と協力し活動していくために必要な考え方、ポイントについて学びました。


前半 講義

spade「相利」とはなにか

様々な主体と協力関係を築こうとする時に、価値観・利害・関心が異なることから生まれる壁につまずき、うまくいかないとことがあります。

そのような時に互いの価値観を押し付けず、「違う」ことを前提として理解し

目標を達成する際に、それぞれが得られる利益のことを、相利といいます。

spade協力のキモは相利開発

異なる目的を持っていても、同じ活動を行うことでそれぞれの目標を達成することができること、

相利を作り出すこと=相利開発が協力関係に大切なキーとなります。

地域猫活動を例とした相利開発

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講義の資料より

関係者それぞれの問題、目的は異なっていますが、それぞれの役割で地域猫活動を行うことで

相利を得ることができています。

spade相利開発の手順と協力者理解

大切なのは、ここで活動に対するお願いをするのではありません。

また、リーダーが1人で頑張ることでもありません。

相手が望んでいることを理解すること(何に困っているか、どうしたいのか)

自分のしたい事が、相手にとってどのような価値があるのか?

自分が動くことで、相手も動いて相利の協力ができる!

相利開発は、相手の困りごとを一緒に解決すること!


後半

spade相利評価表ワークショップ

相利評価表は、相利開発のためのフレームワークです。以下の手順で相利開発までのプロセスを考えていきます。

①自分のしたいことを明確にし

②協力してほしい相手を洗い出す

③相手の困りごとを理解する

④困りごとをどのようにサポートできるかを考える

前半で地域猫活動の説明に使われた相利評価表を、グループに分かれて体験しました。

グループは4,5人で、市民活動団体、個人、中間支援スタッフ等様々な立場の人々が、それぞれ抱えている悩みや問題、活動の目的を書き出していきます。

共通の活動を生み出すのは少し時間がかかりましたが、何人かでアイディアを出していくと

思いがけない発想が生まれることもありました。

(例)

問題:会員が増えない、団体のスペースがうまく活用されていない、活動が知られていないetc.

目的:会員獲得、スペースの有効活用、利用者増、情報発信

活動:うまく活用されていないスペースで、他の団体とコラボした講座、イベントを行う

相利:会員が増える、活動を知ってもらえるきっかけになる、通常とは異なる層に活動PRできる、スペースが有効活用される

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ワーク後、各グループの発表を聞きました。どのグループも楽しく取り組むことができたようです。

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重要なのはここで行ったフレームワークを、実際の活動として実施・展開していくことです。

協力についてもっと知りたい方は、以下を参照ください。

協力アカデミー 

https://kyouryoku.org/

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