初めての決算(2022年度)セミナーを開催しました!
日頃からNPO・ボランティアサロンぐんまのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
2023年3月25日(土)10時~15時30分まで、「NPO法人向け 初めての決算」セミナーを行いました!
2022年度末に初めて決算を迎えるNPO法人を対象に、事業報告書の書き方から会計基準、助成金についてなどをNPO・ボランティアサロンぐんまのコーディネーターや講師の方にご登壇いただきました。
「NPO法人向け 初めての決算」は以下の内容で行いました。
~午前の部~
☆NPO法人の税務
☆分かりやすい事業報告書の書き方
①報告書について 公告について
②理事・監事の役割
参加者 NPO法人11団体 任意団体1団体 合計16名
~午後の部~
☆助成金について
☆会計基準について
参加者 NPO法人8団体 合計11名
☆実務
→会計ソフト機能及び導入の説明
→簡単エクセル会計実務
参加者 NPO法人4団体 合計7名
「NPO法人向け 初めての決算」の内容を各議題順にご紹介していきます。
☆NPO法人の税務
群馬県税務課 小河氏
NPO法人が税額の負担があるかないかの判断基準やどこで相談できるか、どこで手続きが必要なのかを知ることができました。
専門にしている方からお話しを聞くのは、とても勉強になりました。
☆分かりやすい事業報告書の書き方
事業報告書の書き方については、2つの項目に分けて行いました。
①報告書について 公告について
NPO・ボランティアサロンぐんま コーディネーター
年度末に提出する事業報告書は法人の支援者の方や市民の方たちに向けて作成するものなので、1年間の行ってきた事業を見える形で伝えられるよい機会です。
事業報告書をまとめるのは大変かと思いますが、1年間の事業や成果を見える形で外に発信できるので大切な書類と言えますね。
②理事・監事の役割
NPO・ボランティアサロンぐんま コーディネーター
理事と監事は、NPO法人を運営していく上で重要な役割を担っています。
理事は中長期的に運営の計画を立てたりする役割があり、監事は業務や会計の監査を担う役割があります。
理事と監事はそれぞれ団体を運営していく大切な役割があることがわかりました。
☆助成金について
赤い羽根共同募金会 星野氏
赤い羽根共同募金会の1年間の助成金の流れを聞き、申込みのタイミングが1年間の間に多くあることがわかりました。
また助成金担当の方が書類のどこを見ているのか、書類作成の際のポイントも知ることができました。
☆会計基準について
NPO・ボランティアサロンぐんま コーディネーター
NPO会計基準については通常の会計基準との相違点についての説明と、出来上がった活動計算書と貸借対照表のどこを見て行くべきなのかを知ることができました。
またNPO会計基準にある「注記」という項目は、NPO法人の会計を見やすくするために行えるものもあるようです。
☆実務演習では、2チームに分かれて行いました!
→会計ソフト機能及び導入の説明
会計ソフト 会計王についての説明は、税理士の先生から行われました。
3法人3名が参加しました。
NPO会計基準での会計ソフトは複数ありますが、会計王は大変使いやすいソフトです。
決算書類も自動で作成できます。
サロンでも相談を受け付けております。
→簡単エクセル会計実務
NPO・ボランティアサロン コーディネーター
Excelで無料で使える簡単エクセル会計の実務を行いました。
参加者の皆様には実際にExcelファイルで例題を元に入力をしてもらい、数値があっているかを確認するという実務演習を行いました。
事業内容や仕分項目、担当者などを簡単に登録でき、半自動的に決算時に必要な表を作成することが可能です。
初めて決算を迎えるNPO法人様向けにセミナーを開催し、スタッフも勉強になることが多くありました。
事業報告書一つとっても報告書と思うよりも、支援者の方への感謝を込めて作成する報告書と見方を変えてみると、大変な資料作りでも意味のある報告書になりそうです。
また助成金についても助成金担当者の方が見ているポイントを知ることで、NPO法人の皆様も助成金申請のチャレンジへ一歩が踏み出しやすくなったのではないかと思います。
2023年4月になり新年度になりました。
6月までに決算の書類を提出NPO法人様が多いと思います。
大変なことが多いと思いますが、日ごろご支援いただいている方々への感謝を込めて資料を作成するのだと、資料作りに意味ができていいかもしれません!
NPO・ボランティアサロンぐんまでは、決算書類の作成からNPO設立、運営のご相談を受け付けております。
是非お気軽にご相談ください!
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