初めての決算2021①10:00~12:00
2021年3月27日(土)、県庁昭和庁舎35会議室にて
NPO法人向けセミナー「初めての決算」を開催いたしました。
今年度初めて決算を迎える団体、会計担当者が変わった団体など
7団体7名が参加しました。
内容
①NPO法人の税務 説明者:群馬県税務課
②わかりやすい事業報告書の書き方
説明者:NPO・ボランティアサロンぐんまコーディネーター
報告書作成の注意点について
③NPO法人の信頼に向けてについて NPO・ボランティアサロンぐんまコーディネーター
監事の役割、監査の仕方と受け方、理事の職務と責任など
④NPO法一部改正について 説明者:県民生活課
①NPO法人の税務について、群馬県税務課 桑原幸祐さんによる説明がありました。
・税法上の収益事業について
事業の目的との関係ではなく、事業の形態により収益事業かどうか判断される
・法人の事業税、県民税について
収益事業を行う場合 | 収益事業を行わない場合 | |
事業税 | 法人税法上の収益事業にかかる所得に対して課税 | 課税なし |
県民税 | 法人税法上の収益事業にかかる法人税額を基礎とした法人税割及び均等割(年額21,400円) |
法人税割 課税なし 均等割 課税 |
納付期限 | 事業年度終了の日から2か月以内 | 4月30日(金) |
・法人の市町村税(均等割)
税法上の収益事業を行わない場合には申請により県民税均等割とともに減免される場合がある
申告先
県民税 行政県税事務所 https://www.pref.gunma.jp/04/a4300250.html#houjinn
市町村税 市町村役場
②事業報告書作成のポイント
・定款に定めた事業毎に内容を整理する(注記の事業別損益の状況を活用する)
・県への報告のためだけではなく、事業の振り返りと次年度への計画など、内部活用できるように
・日頃から事業内容をブログ等に整理しておく
③理事監事の役割
・NPO法人信頼性の向上のためには、HPや公告など適切な情報開示が必要
(2019年度NPO法人の、貸借対照表の公告状況について
https://nposalon.kazelog.jp/npo/2021/03/post-cdf2.html )
・NPO法人のための業務チェックリストを活用する
業務チェックリスト https://npoatpro.org/user/media/npoatpro/page/tool/NPOChecklist2018.pdf
・理事会、総会、監査が機能→正確な事業報告が可能→NPO法人の信頼度向上へ
④NPO法一部の改正について
・NPO法人設立のための縦覧期間が1か月から2週間へ短縮
・役員名簿・社員名簿について個人の住所・居所の記載の部分を除く(個人情報保護の強化)
・「資産の譲渡に係る事業の料金、条件その他の内容に関する事項」を記載した書類の、所轄庁への提出不要
詳細は内閣府NPO https://www.npo-homepage.go.jp/kaisei
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