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2019年12月18日 (水)

株式会社フレッセイと株式会社エムダブルエス日高の協働について

買い物弱者支援として始まった、株式会社フレッセイと株式会社エムダブルエス日高の協働事業「フレッシー便」について取材しました!

事業立ち上げのきっかけに、株式会社エムダブルエス日高の、デイサービス等の施設に移動販売車を呼び込むことが出来れば利用者自ら買い物をすることができ、また同時に社会とのつながりを感じてもらえるのでは...という思いがありました。

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協働事例の概要

移動販売車「フレッシー便」

2012年4月~買い物弱者支援の取り組みとして、運行を開始。

フレッセイの生鮮食品や食材、生活用品などを乗せ、高崎市や前橋市、太田市内にあるエムダブルエス日高の施設・高齢者住宅を巡回している。現在は3台の車両で運行しており、施設巡回に加え、買い物困難地域へも訪問している。

株式会社フレッセイの協働における役割

・生鮮食品や惣菜など、当日店舗に入荷した新鮮な商品を積載し、店舗価格と同一価格で利用者に提供

・移動販売車による、施設利用者や買い物弱者地域への訪問・巡回

・移動販売の現状の把握とともに、自治会からの要望に対応。また、区長や社会福祉協議会、地域住民の方々との連携

株式会社エムダブルエス日高の協働における役割

・介護事業者として、施設利用者が自ら買い物できるサービスを提供

・これまで買い物する機会が失われていた高齢者に、買い物できるサービスを提供することで、利用者の家庭の中に、本人の「買い物をする役割」を取り戻す

・施設に移動販売車を呼び込むことで、利用者に社会との接点を作る

・自ら買い物することを「リハビリ」と捉え、お釣りの計算など、脳トレの機会にもなっている。

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協働したことによる相乗効果

介護施設の利用者や移動手段を持たない高齢者を、移動販売車による訪問・巡回で支援することができた。利用者の中には、フレッシー便での買い物がその人にとって生活する上での社会参加として必要不可欠になっている。施設側の事情で福祉施設の多くが利用者の現金の持ち込みを禁止する一方で、MWS日高では利用者へ制限することはせず、実生活と同じように自己管理の上で、現金を使っていただいている。利用者の笑顔を見ると、本当に協働事業を始めて良かったなと思う。

「フレッシー便」は、フレッセイとMWS日高との協働だけにとどまらず、自治会や社会福祉協議会などからの要望にも対応し、1企業だけではなしえなかった支援が実現できた。

株式会社フレッセイ

HP https://www.fressay.co.jp/

代表取締役社長 植木威行

住所 群馬県前橋市力丸町491-1

主たる活動 

スーパーマーケット「フレッセイ」、100円SHOPダイソーのフランチャイズ等チェーンストアを経営

株式会社エムダブルエス日高

HP https://mws-hidaka.jp/

代表取締役社長 北嶋史誉

住所 群馬県高崎市日高町349

主たる事業 在宅介護支援事業、医療支援事業

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