よっちゃん家 井野川訪問
2026年9月24日、「NPO法人虹色の会 よっちゃん家井川」が運営する、地域の居場所
『よっちゃん家井野川』を訪問しました。
『よっちゃん家井野川』は、スーパーやスターバックスなどがある大通りから一本脇に
入ってすぐの静かな住宅街にあります。
(写真:看板)
一見普通のお宅ですが、カラフルな看板と、きれいなお庭、引き戸を開けると、、
シルバニアファミリーや、、が出迎えてくれました。
~今日は、「体操の日」~
(写真:体操の様子)
訪れた日は、月に1度の「体操の日」。
畳の部屋に10人程が集まり、まずはフレイル予防の簡単な体操から。
座ったままできる脚の運動や、ゴムチューブを使って手軽にできる筋トレ、スクワットなど、簡単な動きですが、丁寧にやるとフレイル予防に効果がありそうなものばかりでした。
元看護師のスタッフの皆さんが、丁寧な説明を交えながら指導して下さり、効果を意識しながら運動を進めることができました。
「できる・できない」ではなく、「がんばってついて行こうという気持ち」「楽しく参加すること」が大事ということで、参加者の皆さんは真剣に、そして楽しみながら取り組んでいました。
体操の後半は、音楽に合わせて「脳トレリズム体操」。
音楽に合わせて指を動かしたり、口腔内を鍛える「パタカラ体操」など、
どれも気軽に「いつでもどこでも楽しく」できる内容になっていました。
脳や身体を使ったあとは、お茶の時間。
手作りのスウィーツなどを囲みながら、おしゃべりに花が咲きました。
(写真:お茶の様子)
参加者の中には、一人住まいなので外に出て人と話す機会を持つようにしているという方や、毎回ここに来るのを楽しみにしているという方も。
体操の説明の中でも、「フレイル予防の3つの柱」として、「栄養」と「身体活動」そして「社会参加」が大事というお話がありましたが、まさに今日この場でその3つの柱が満たされていると感じました。
はじまから終わりまで、元看護師のスタッフの皆さんが、参加者一人一人の様子を見て、
声かけしながら進めていくのが印象的でした。
~元看護士だからできること~
イベントの後、代表の池田さんと大澤さんにお話しを聞きました。
「NPO法人虹色の会 よっちゃん家井野川」は、退職した看護師さんが中心となって立ち上げた団体です。代表の池田さんは、以前かから空き家になっていた叔母さんの家を活用したいと思っていたところ、退職のタイミングで周りの看護師仲間に声をかけて、活動を始めました。
空き家となっていた叔母さんの家を片付け、リフォームして2021年に『よっちゃん家井野川』を開設。
ここを地域の居場所として活用し、様々なイベントを行うほかにも、ここを拠点に集めた食料品を「フードパントリー」で配布したり、「ナースカフェ」を開催したり、また県内各地で「つながりワーカー研修会」などの講座を行ったりと、元看護師ならではの幅広い活動を行っています。
群馬県内各所で様々な居場所ができていますが、ここは「元看護師がいる居場所」ということで看護師ならではの視点、ノウハウを活かしたプログラムが強みになっています。
今日の体操に参加してみて、専門職による充実したプログラムとあたたかいおもてなしが共存した、他にはない居場所となっていると感じました
また、池田さんたちが居場所を開設して活動を始めたところ、医療・福祉分野のネットワークの中から、
「フードパントリーをやってくれるところを探している」という声や
「つながりワーカー研修会をやってほしい」という声がかかり、
それに応えてだんだん活動の幅を広げて今に至っているというお話しが聞けました。
例えば「フードパントリー」についても、現在でも池田さんが講師を務める大学を通じて寄付があったり、様々なネットワークがあるよっちゃん家だからこそできる取り組みといえます。
~病院の中ではできなかったこと~
池田さんたちは、ここ『よっちゃん家井野川』で活動を始めて気がついたことがあると言います。病院にいたときは、病気になってから来る患者さんに対応することしかできなかったが、
今はその手前の「未病」の方をみることができるということです。
これから、さらなる高齢化社会を迎えるにあたって、フレイル予防や、「未病」の段階で
ひとりひとりが自分の身体をケアする重要性はますます高まってきます。
今日の「体操の日」もまさにこの課題に向き合う活動の一つですが、
今日参加したみなさんのように自ら積極的に動ける人ばかりでなく、
実際にはここには来られない家にこもりがちな人たちがたくさんいるのが現状です。
今後は、そのような人たちが孤独・孤立におちいらないよう、早い段階で働きかけ、
様々な活動につなげる「つながりワーカー」の活動を広げていきたいということでした。
このように池田さんたちは、様々なかたちで「病院で得た経験」を「病院の外(地域)で活かす」活動をしています。
今後も「病院の外だからこそ、地域の中で自由にできる活動」、「地域の健康を支える活動」を
広げていってほしいと思います。
~集合写真~


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