2019年4月13日(土)、県庁昭和庁舎35会議室にて
NPO法人向けセミナー「初めての決算」午後の部として税理士個別相談会およびNPO法人向け会計ソフト「会計王」の初期設定と入力実務を開催しました。
3団体7名が参加しました。
税理士個別相談会は、関東信越税理士会高崎支部の社会貢献活動の一環として開催しています。
今回は磯部 聡 税理士、田中 直人 税理士の2名のご支援を頂きました。
「会計王」の設定等は、ソリマチ株式会社スタッフのご協力を頂きました。
会計王は収益規模1千万円以上の比較的大規模法人向けの会計ソフトで、
NPO法人会計基準に対応しており、決算書の作成をサポートします。
参加者はパソコンを持参してインストールや初期設定をソリマチスタッフにサポートしてもらいました。入力や科目設定について、税理士に相談しながら操作を進めました。
参加者からの質問
・事業費の按分について
・未収補助金の会計処理
・データUSBへのバックアップ方法
次回の税理士個別相談会は12月に開催を予定しています。
会計王について https://www.sorimachi.co.jp/products_gyou/acn/
2019年4月13日(土)、県庁昭和庁舎35会議室にて
NPO法人向けセミナー「初めての決算」午後の部としてNPO法人会計基準&助成金セミナーを開催いたしました。
今年度初めて決算を迎える団体、会計担当者が変わった団体など
6団体14名が参加しました。
午後の部は群馬県共同募金会の助成を受けて開催しています。
地域福祉に関わる活動をしているNPO法人の団体基盤強化を図るため、
会計基準を導入するセミナーとして開催しました。
解説:群馬県共同募金会 星野久子さん
1.助成金に関するポイント
①助成金の申請・応募の次期を逃さない
群馬県共同募金会…8月頃
市町村支会…支会ごとに設定
中央共同募金会「福祉基金」…12月頃
②助成団体の審査のポイント
解決したい社会的課題をどのように捉えているか?
提出された決算書の正確性、HP等の公開の有無
※決算書が同業他社や他法人と客観的に比較できる唯一の書類になる
③赤い羽根共同募金の助成について
地域福祉を推進する事業を行う団体が対象
助成プログラム
・群馬県共同募金会(県共募) 広域配分(令和元募集から)
・市町村支会 地域配分
「つかいみちを選べる赤い羽根募金」について
http://www.akaihane-gunma.or.jp/news/choice2019shinsei/
2.会計基準について
NPO会計基準とは、NPO活動を正しく分かりやすく支援者に伝えるために
市民ボランティアによってつくられた基準です。
これまでの収支計算書とは様式が異なり、活動計算書を用います。
活動計算書は、以下の項目から構成されます。
NPO活動にかかったコスト=費用
費用をどのように資金調達したか=収益
活動の結果の財産増減=当期正味財産増減額
解説:NPO・ボランティアサロンぐんまコーディネーター
①2017年12月改正のポイント
②NPO会計基準の様式例、記載例と注意点
③財務諸
表の注記について
NPO会計基準についての詳細は http://www.npokaikeikijun.jp/
3.簡単エクセル会計実務
後半は市民ITサポーターのメンバーの協力により、パソコンを用いた簡単エクセル会計の入力方法などの実習を行いました。
参加者は6名。
解説:市民ITサポーター 山崎義樹さん
内容
①入力の準備(法人基礎データの入力)
②入出金データの入力処理
③入力データの集計
④活動計算書、貸借対照表、注記、財産目録の作成
⑤科目のカスタマイズ等
簡単エクセル会計は期末に現預金以外の資産・負債を持たない小規模NPO法人向けのツールです。
簡単エクセル会計を用いて集計作業を行うことで、「NPO法人会計基準」に準拠した「活動計算書」「貸借対照表」「注記」「財産目録」の作成が容易になります。
簡単エクセル会計のダウンロード、説明動画へのリンク
http://www.npokaikeikijun.jp/software_for_small_npo/
2019年4月13日(土)、県庁昭和庁舎35会議室にて
NPO法人向けセミナー「初めての決算」を開催いたしました。
今年度初めて決算を迎える団体、会計担当者が変わった団体など
11団体14名が参加しました。
内容
①NPO法人の税務 説明者:群馬県税務課
②わかりやすい事業報告書の書き方
・報告書について
・業務チェックリストの活用方法
監事の役割、監査の仕方と受け方、理事の職務と責任など
③「協働による地域づくりに関する指針」について 説明者:県民生活課
④情報提供
・法改正による貸借対照表の公告について
参考:内閣府ポータルサイト
https://www.npo-homepage.go.jp/news/1806news-npo-info
・休眠預金活用について
NPO法人の税務について、群馬県税務課 松本智子さんによる分かりやすい説明がありました。
・税法上の収益事業について
事業の目的との関係ではなく、事業の形態により収益事業かどうか判断される
・法人の事業税、県民税について
収益事業を行う場合 | 収益事業を行わない場合 | |
事業税 | 法人税法上の収益事業にかかる所得に対して課税 | 課税なし |
県民税 | 法人税法上の収益事業にかかる法人税額を基礎とした法人税割及び均等割(年額21,400円) |
法人税割 課税なし 均等割 課税 |
納付期限 | 事業年度終了の日から2か月以内 | 5月7日(火) |
・法人の市町村税(均等割)
税法上の収益事業を行わない場合には申請により県民税均等割とともに減免される場合がある
今年の減免申請書の提出期限は5月7日(火)です
申告先
県民税 行政県税事務所 https://www.pref.gunma.jp/04/a4300250.html#houjinn
市町村税 市町村役場
事業報告書は県への報告のためだけではなく、次年度へ活用できる事業の振り返りとして
作成することが望まれます。
そのためには、日頃から事業内容を整理しておくことが必要です。
ブログやHP上で公開することを前提とすれば、正確でわかりやすい報告書が求められます。
そのことが団体の信用や今後の活動の展開、更なる会員獲得につながります。
寄付先エントリー団体登録の受付
詳細は下記HPの一番下にスクロールしたところにあります。
http://www.akaihane-gunma.or.jp/choice-2/
平成31(2019)年度のエントリー団体登録の申請を受け付けしています。
エントリーを希望する場合は所定の「申請書」に必要書類を添えて、弊会までご提出下さい。
提出〆切は6月20日(木)、弊会事務局必着です。詳しくは「募集要項」をご覧下さい。
【対象となる分野・活動】
配分対象とする活動分野は地域福祉及び他分野との境界とし、公的制度では解決できない様々な課題の解決に取り組む活動とします。
【エントリー団体の要件】
・福祉に係る社会課題、地域課題を的確に捉えた活動であること。
・課題解決の必要性を広く住民に伝え、共同募金の一環として募金呼びかけができること。
・主に群馬県内で活動する民間の非営利団体で、3人以上の会員で組織し、団体としての活動実績が1年以上であること。(法人格の有無は問わない。)
・政治活動、宗教活動を目的とした団体でないこと。
・寄付者からの信頼に十分に応えうる組織体制をもち、事業内容及び会計情報を公開できること。