【YOUTH VOICE#2】 (後編)自分の経験を活かして、だれかの力になりたい
こんにちは!
NPO・ボランティアサロンぐんま(以下サロン)では高校生や大学生など若い世代のコミュニティスペース【Freeco】がこの6月からオープンします!
サロンの相談窓口で出会ってきた若い世代の人たちが、お互いに繋がり合えること。そしてまだ出会っていない県内の多くの若い世代の人たちに、繋がり合えるコミュニティの場を提供できたらいいな!と思っています。
また、群馬県内に暮らす多様な高校生や、大学生の「今」をこのブログと、Instagramで掲載します。若い世代の人たちのリアルな思いや熱中している活動をどうぞご覧ください!
【YOUTH VOICE#2】
今回は、昨年高校生だけでNPO法人をつくり、不登校の子どもたちの支援を行っている、
現役高校生の橋本さんに話を聞きました。
インタビューは前編後編に分けてお届けします。ぜひ最後までお楽しみください!
(前編)高校生だけでNPO法人をつくる
(後編)自分の経験を活かして、だれかの力になりたい
(後編)自分の経験を活かして、だれかの力になりたい
5/25前橋総合運動公園で開催されたイベント「スマイルキャンパス」のフリースクールコーナーに、「NPO法人あすしるべ」が出展していると聞いて、取材にうかがいました。
Q:今日初めてのイベント参加ということですが・・
橋本さん:今回の目的としては、まず「あすしるべ」を知ってもらうことと、実際に不登校の子ども(親子)の相談に応じるということ、その2つの目的は達成できました。
イベントに出展することで、実際に「どんなメンバー」がやっているのか、直接対面で話ができるので安心して話せるというメリットがあります。イベントの中で行われた不登校に関連する講演の前後で、実際に何組かの相談があり、手ごたえを感じました。
Q:今不登校で苦しい思いをしている子どもたちへ伝えたいこと、あすしるべとしてできることは?
橋本さん:この1年で自分では想像もしていなかった変化が自分にはありました。自分自身が苦しい時期を経験してきたからこそ、今不登校になって苦しい思いをしている子たちに「なんとかなる」「周りは敵じゃない」と伝えたいです。
私自身、いわゆる「普通」のレールから外れ、この1-2年で転学、留学、そしてNPO法人設立という、自分でも予測していなかった方向へ進んでいます。
今は先が見えなくて苦しくても、数年後にはありえない方向に行く、いろいろな道があるということを自分自身がロールモデルとなって伝えられると考えています。
一方、不登校などで一度立ち止まった状態から、また歩き出すには大変なエネルギーが必要で、サポートが必要とも考えています。不登校になって生活リズムがくずれ、昼夜逆転のような生活から、実際にどのように生活リズムを立て直すかなどの具体的な方法も、自身の体験からアドバイスできると思います。
Q:最後に、今後の活動について教えてください。
橋本さん:群馬県内のフリースクールをまとめたポータルサイト(※)をつくろうと思っています。不登校の親子は、個別にフリースクールにアクセスするしかないのが現状で、またフリースクール側も、発信まで手が回らないという課題があります。そこで、フリースクールと不登校の家庭をつなぐ橋渡し役を担いたい、また相談支援をしたいと考えています。
まず「ぐんま里山学校」を訪問、取材し、その内容ポータルサイトに掲載する準備をしています。今後も、県内のフリースクール等を訪問、取材し、ポータルサイトの内容を充実させていき、フリースクールの情報を必要としている親子たちに届けていきたいです。
今日のイベントで、他のフリースクールとのつながりもできました。また、最近前橋市市民活動支援センター(Mサポ)にも登録したことで、市の教育関係者に会って話をする機会ができたり、ラジオ出演が決まったり、活動が前に進んでいる実感があります。インスタなども活用し、今後もどんどん発信していきたいです。
※ポータルサイトとは
インターネット上の様々な情報やサービスへの入り口となるWebサイトのこと
今回は、大規模なイベントの一角に「フリースクールコーナー」が設けられ、県内のフリースクールなど(ぐんま里山学校、フリースクールあんしゃ、学園てぃーだ、フリースクールぱれっと、Small School MIRAIなど)がブースを設けて出展していました。その様子を見て、県内でも不登校やフリースクールへの理解が進み、見方が変化してきていると感じました。そんな中で、あすしるべさんにできることはいろいろあります。不登校の子の支援をする「NPO法人あすしるべ」さんをサロンとしても見守り、支えていきたいと思います。
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